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私の「書く」という原点

私は「書く」という行為を主にパソコン上で行っていますが、書くことを始めたのは5年くらい前からだと思います。その書き始めたタイミングは、私が製薬企業から情報産業へ大幅なキャリアチェンジを断行し、ズタボロになり、再び立ち上がろうとするときと一致しています。

でも、その遥か昔に私には自分の中の原体験と言えることがあります。この原体験をはっきりと認識したのは、書き始めてからしばらくたってからのことでした。

私が約2年前に「私の中の原体験」という以下のnoteを書いています。

このnoteでは黒坂図書館の原点を掘り下げた経験を書いていますが、書くことという視点で考えてみても、私の中で文字に本格的に触れた経験と「書く」ことの源流は計らずも一致しています。

原点は科学雑誌のNewton

私の「書く」原点は、やはり実家にあったNewtonだと思っています。
Newtonは創刊号からありました。何故に家にあったのかは全く分かりませんが、これをペラペラとめくるとそこにはきれいな写真やビジュアルとともに宇宙とか生物とかが語られていました。

小学生の私はNewtonを読んで、世界が広がったのだと思います。
以下の写真は、以前Hills Breakfastで話た時の一番最後のスライドです。

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奇麗な写真は文字に触れて、知的興奮なんて言葉も知らなかった小学生の可愛い私は、単にNewtonを読み、ワクワクし、宇宙飛行士や科学者になることを夢見るようになりました。

その後は、色々な本や漫画を読み、外で遊ぶというベビーブーム世代にとっては当然ではありますが、ある意味とても恵まれた環境で育ったなぁと今になって思います。

小学生の時の好きな女の子との交換日記

そんな昔のこと(35年も前か。。。)のことあまり覚えてはいないのですが、このnoteを書いていて「書く」に関して思い出したことが一つあります。それは小学生の高学年の頃に好きな女の子と交換日記をしていたことです。

この記憶、何十年ぶりだろう、思い出したの。。。

自分のことを書くのも楽しく、また自分にだけ向けて書かれている文書を読むのがとても嬉しかったのを思い出しました。誰かを喜ばせて、そして自分も喜んでいるという本当に楽しい時間だったなぁと思います。

この日記が手元に無いのがとても残念です、、、
その当時の自分がどんなことを書いて、どんなことに喜んでいたのかを知ることができたら楽しいだろうに。

妻へのラブレター

その後数十年の時間が経過してから、私はまだ結婚する前の妻に200通を超えるラブレターを週に1回か2回、郵送だったり手渡しだったりで送っていて、それはそれは楽しい時間だったんです。

誰かを喜ばせるというのがキーワード

このラブレターは一風変わっていて、文章と一緒に名刺大のカードも一緒に同封するというものでした。これをやっていたのは既に西暦2000年にはなっていたけど、昭和スターの写真と吹き出しみたいな変なものをつくったり、区議会議員に立候補している特徴のあるオジサマの写真を貼ったりととにかく癖のあるカードを作るというのが滅茶苦茶楽しかった。

今思うと、彼女を喜ばせたいって思って書いては居たけれど、一番楽しんでいたのは自分だったのかもしれないと思います。

私が毎日癖のある写真を探すのも楽しいし、変なキャッチコピーも探してました、「振りかけるだけで、髪が生える!」みたいなのとか。

自分が楽しんでやっていることって、相手にダイレクトに届くんです。特にこれ一応ラブレターなので物凄くダイレクトに届いていて、文章の感想もカードの感想も同じくらい教えて貰えると嬉しかった。変な話、次のラブレターとカードの創作意欲が湧くんです。

結婚してから、私が送った手紙を全部見せて貰ったことがあるのですが、かなりイカれ野郎だったなぁと思いましたが、彼女が大切に持っていてくれるのを見ると、私はそんなにイカれていたわけでもないのかもしれません。

自分を喜ばせることが誰かを喜ばせるのかも

翻って今を思うと、今は今で書くことはとても楽しい。仕事関連の内容もそうだし、ちょっとしたつぶやきもそうだし、自分の話を書くのも少しづつ楽しくなってきている。

それに「知っておきたいあの話」というオンラインイベントの企画意図も私自身が知りたい話を取り上げて、みんなと聞くというスタンスなので、2回開催して2回とも本当に勉強になったし、すごく楽しい時間となりました。

自分を喜ばせるというスキルは、今後大切になってくるのではないかなぁと朧気ながらに感じているところです。

自分を喜ばせるためには、それをある程度言葉にする必要がある思っていて、その言語化する過程はとても大変なこともあるのですが、それをやる価値があると確信しています。

このnoteは書きながら、自分の中の「書く」ということに迫る旅をしているのと同じで言葉を紡ぎながらここまで来ました。

「書く」=「自分が楽しい」

これが本当私の中の答えかもしれません。
そして自分が楽しんで書いたものを読んだ誰かが、何かを得てくれて、あわよくば一緒に楽しんでくれたらそれ以上の喜びってないかも。

自分のために書く、自分を喜ばせるために書く

その先に誰かが居たら本当に嬉しい。

だから、今日も書こうと思ってるよ!


#黒坂図書館 #書く原点 #原体験 #自分を喜ばせる #交換日記 #妻へのラブレター

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