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転職に潜む罠とは?

やぁ、お疲れさま。今日もよく来てくれた、待っていたんだよ。

コンビニには魔物が棲む。
車とかで移動していたら、ちょっと寄るじゃないか。

私はおにぎりとか弁当とかあまり食べないんだけど、コーヒー買っちゃうんだよね。シュークリームも。これやってると振り返ったら結構お金使ってることに気付く。

うーん、これは無駄金じゃないよね。

転職希望者。


働き方改革よろしく、世の中の労働シーンは随分様変わりしている。

もちろん、全然変わっていないブラック企業も数多く存在する中で、割とクリーンな環境で働いていても転職を心に秘めて働いている人も沢山いる。

労働力人口というものがある。

要は適正な年齢で、およそ働けるであろう能力や体力を有している人たち。
これは失業者やニートも含まれているので、実数時は異なる。概ね6900万人と言われる。

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この中には転職希望者も含まれており、年々増加傾向。
現在では約1000万人にも登るようで、転職者「1000万人時代」とも呼ばれている。

私のような事業者はいいとして、正社員や非正規雇用。日々給与をもらいながら働いている人たちには特徴的なループが存在する。

今回はそんな転職希望者のお話だよ。

キャリアコンサルタント。


T氏は人材紹介業として企業に中途採用者の斡旋を行う仕事をしているキャリアコンサルタントの一人だ。

キャリアコンサルタントとは、平成28年4月より国家資格として登録された新しい資格の一つ。
T氏はそこから技能士1級として技能・知識を持ち長らく転職支援を行っている。

とは言え、基本的には構造はシンプル。
採用したい企業と、採用されたい転職者。このマッチングだ。

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とは言え、双方事情と感情が伴うため、条件が一致しないことにはなかなか成立しないものだ。

基本的にT氏の報酬は採用された人の年収の20%。
月収25万、年収300万なら、報酬は60万円。
基本的には転職希望者からは取らないスタンスだ。

たけー!
と言いたくなるのも理解できるよ。ただ、日本の採用コストはそれだけ高い。大手なら1人の採用コストで数百万なんて当たり前に出して厳選する。

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採用から3ヶ月、退職やトビがなければ支払いを履行される。

T氏サイドとしては採用されたからといって、すぐすぐ安心はしていられない。

だからこそ、この有象無象の転職希望者の質を高める必要がある。
キャリアコンサルタントを一言で言えばそういう仕事も含まれる。

販路拡大。


大体のキャリアコンサルタントに言える、基本的に企業の知り合いは元々のつてや新たに出会っていけばいい。

問題は転職希望者だ。1000万人も潜在的に存在しているとはいえ、彼らからすれば見知らぬオッサンのT氏に教えを請う展開にはなかなかならない。

キャリアコンサルタントとは立派な肩書だが、まだまだマイナー。権威には頼れない。

T氏とは軽くウェブサイト周りをさわる付き合いだったが、この辺りの新規獲得についてはよく談議を交わした。

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企業を「的」。転職者を「弾」。
言い方は悪いが、そう表現しながらいかに弾を集めていくのかを検証した。

基本的にもともと採用に至った転職希望者の知り合いの紹介がベスト。
経緯も結果も、初期の立ち位置から経験している人であればそりゃ信ぴょう性も高い。同じ古巣の学生つながりなど似たような環境の方も多いだろう。

そこからの数珠つなぎでずっと継続出来るなら楽だが、もちろんそんな簡単なもんじゃない。
基本的に紹介なんて、10人送り出して1~2人出てくれば上等な方。

やはり、企業として応募が来るくらいの知名度は持つ必要がある。

SNSや動画など活動を定期配信していけば、徐々に効果も出るジャンルだとは思うが、如何せんアナログ。この参入障壁の高さがいつも邪魔をする。

転職業界。


もちろん、転職を独自で取り組んでいい会社に内定を掴む方も沢山いる。
私だって過去にそういう事もあった。

転職サイトや求人誌などに掲載されている企業に電話をして、面接を設定。
そこで良ければ採用。そんな画一的な転職が多い。

企業視点でいくと、求人媒体を利用せず人材紹介を行う場合、大手を利用することが多いそう。

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大手では登録者は沢山くるが、希望カテゴリがアバウトで面談を紹介されても全然予想と違う企業・転職希望者が充てがわれる。

そんな右から左の粗いマッチングが多く、結果的に転職してもすぐ辞めるケースが続出する。結果的に求人希望者が増加傾向にあるのも働きたい所にいきつけてないことが大きな原因だ。

手数料だけ抜くような自動収益装置化している転職市場をT氏は嘆く。
少し羨ましい気もするが・・・。

というより、大手も沢山の転職希望者を厳選して個別で強みを光らせるような工程まで行っていると採算が合わない。流動性重視の場を設定することで十分な社会性を持っているという言い分もよく分かる。

対面指導。


T氏は初めて話す転職希望者の現状レベルを把握し、対面を長時間行っていくことで自己理解を深めるよう時間をかけていく。

詰まる所、面接で自分について言語化出来ていない転職希望者は厳しい。
ちょっと良いところに行こうと考えているなら厳しい足切りが待っている。

一次面接などはそういったノイズを大幅に払ってしまうため、付け焼き刃の知識や自分を持たないテンプレ人間はお帰り願われることになるそうな。

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対話によって、目標を設定し何度も言葉で話せるよう繰り返す。

キャリアトレーニングとT氏は言っているが2~3か月もすれば、職務経歴書やエントリーシートなども随分と違ったものが準備できるようになる。

しっかりと実力をつけ、求める就職先に面接で突破出来た人材はまずまず長く務めることも出来るし数年で要職に就くこともある。こうなれば成功だ。

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転職したい理由は人によるが、待遇面や業務内容だけでなく、人間関係や個人の性格による居場所のなさなど複合的に理由を分析する理由がある。

それらを解決せずに転職したとしても、結局問題が残ったままなので、いつまで経っても同じループにはまる。

自分を助けたいなら、自分が望む環境を要求する姿勢に向き合うべき時がきっとくるものなのだろう。

これから。


最近はスカウトアプリやヘッドハンティング事業なども多くなっている。

転職を考えていなくとも、淡々と仕事している人が対象になることもある。
年収500万で仕事をこなしている人に、同様の業務内容で年収600万、700万と多く積める企業程、優秀な人材を集めることがやりやすくなる。

採用したい企業からすれば、年間100万や200万高くとも他社で安定したパフォーマンスを発揮していることが約束されているなら、別に高いと思わない。

というより、高額な採用コストをかけて危ない橋を渡りたい企業も減りつつある。優秀な人材には転職する気がなくてもステージが巡ってくる時代だ。

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T氏のようなお仕事は、もっと下の層。自己理解がおぼつかず、先の見えない将来と日々格闘。

税制度の変更によって人を雇う事自体、徐々に敬遠する企業も多くなる。
副業、フリーランスで別収入を稼ぐことも推奨される。

しかし、そうしてもその思考になれない人もいる。
それが中高年となってくれば、いよいよ笑えない時代がくるのだろう。

気になるところがある人は自分や、大事な人を守るためにも今一度、労働環境を鑑みてもいい時期なのかもしれないな。

長くなったしちょっと難しかったね、ごめんよ。

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ここまで見てくれてありがとう。

楽しんでもらえたら最高です。
いつも来てくれることの感謝を禁じえない今日この頃。

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それでは、また。

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