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部下へのアドバイス

50人以上の部下と一緒に仕事をしている。その中にはこれから1人前の銀行員になる担当者もいれば、20代後半という若さで、組織の中でその才能を遺憾なく発揮する若者もいる。

仕事に真摯に向き合い、努力を惜しまず、周りに気を配り、明るく元気にチームを盛り上げる担当者。一緒に仕事をしていて楽しい部下。

さらにここ10年で1人、明らかに自分より優れた能力を持つ20代の部下がいた。その部下は私と食事をしたり、飲みに行ったりすることを積極的に行い、自分が思っていることを私にぶつけてきた。(コロナ前の時期)

その都度、私なりにその若者に話をしてきたが、自分より優れている部下にどうアドバイスをすればいいかははっきり言ってよくわからない。

年齢を重ねているので、人生経験という意味では私の方が先輩であるが、人間性という意味でも私より優れていた。優秀な部下に対する適切なアドバイス。これは出来の悪い部下を育てるよりも難しいのかもしれない。

5年後の自分の姿について想像し、それに向かってまっすぐ最短距離を走っていってほしい。その真っ直ぐな道は、今いる銀行から外れていても構わない。自身の才能が最大に評価されるフィールドで存分に仕事をしてほしい。心の底からそう思う。

でも、そういう人材が我社にいて、彼らに僕の年金を支えてもらわないと困るな・・・。そんな思いも少しある今日この頃です。

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