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思いを馳せること

「思いを馳せること」とは、感性豊かに生きるということの一側面ではあると思う。例えば博物館に行って、剥製や化石を見る。化石だけを見ても何百万年前のその当時の事実ははっきりとはわからない。創造力を発揮して、その化石が生きていた頃の、恐竜やその当時の動物植物を頭の中で想像し、どんな時代だったかを思いを馳せる。

全ての生物が一つの単細胞のを共通の祖先としているということが本当にロマンチックだと感じる。DNAのコピーミスが何十億年もかけ、その連続の中で奇跡と奇跡が重なって今の生物が誕生している。

その奇跡のレベルは、25メートルプールに腕時計の部品をばらまいて、そのプールをぐるぐるかき混ぜた時に偶然にその腕時計が元通りに戻る確率と同じと言われる。

そんなことはあり得ないと思うが、何十億年という時間がその奇跡を実現している。その現象は人知を超えており、昔の人はそれを神の意志という概念で整理したんだと思う。

現時点ではそれが何だったのか、科学的に証明することはできない。科学的に証明出来ないと存在したと言いきれないが、フィクションというレベルで頭の中にその現象や事象を想像することにについては罰は当たらない。

目の前の事実に、妄想によるオプションを加え、自分の楽しみにすることができれば、その世界観の規模は無限大である。思いを馳せることが思考を豊かにする。

若々しくいるひとつのコツのような気がする。

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