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厳島神社大鳥居を眺めに行くだけの旅 / 広島県~宮島

2023.4.15~16

約3年半かけて大規模な修理工事をしていた厳島神社大鳥居。70年ぶりの修理だったそうでシロアリの被害がすごかったのだそう。
そんな大鳥居が修理を終え、また私たちに立派な姿を見せてくれています。

修理中の姿も綺麗になった勇姿も眺めることができてとても貴重。

修理工事中だった頃の大鳥居
修理中であってもライトアップされていた

この時の旅のnoteはコチラ
↓↓↓


この大鳥居は平安時代に平清盛が建てたと言われていて、そこから今のは9代目なんだそう。

そんな歴史のある厳島神社大鳥居を2日間眺めに行ってきました。

宿泊先はいつもお世話になっている宮島別荘※です。いつも良くしてくださる方が今回もお出迎えをして下さり厳島神社で行事が行われることを教えてくれました。

※宮島別荘もHappybirthday!71歳!noteで紹介しています。

知らずに年に2回しかない
この日に宿泊予約を入れていた。
ありがたいことです。
次は菊花祭の10月15日
厳島神社ホームページより


16日の初日を観覧しました
厳島神社ホームページより


桃花祭 『とうかさい』
このお祭りは全国の神社でも同じ名称で行われているところがいくつもあります。桃の節句を祝い厄払いなどの意味を込めたお祭りです。

宮島では桃の花のお祭りとして厳島神社の高舞台に桃が備えられ、その横で舞楽ぶがくが披露されるそうです。

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今回の宮島は晴れては曇り~雨が降ったと思えば晴れてきて、そしてまた厚い雲が立ちこめ雷が鳴り大粒の雨。そしてまた晴れ間が広がる。晴れれば汗ばむ陽気で曇って雨が降れば風が強くて寒い。
2日間で春夏秋冬を感じさせる空模様でした。

宮島に渡る船から撮影
立ち込める雲が大鳥居の赤をさらに幻想的にさせる。


宮島別荘

厳島神社のみの予定なのでチェックインをすませたら教えていただいた夜の桃花祭まで宮島別荘でのんびりすることに。

ここのロビーは最高にくつろげます。


宮島別荘のお風呂や食事も前回のnoteで紹介しているので良かったら覗きに行ってみて下さいね。ちなみに春のディナーブュッフェは牡蠣を使った料理がたくさんありましたよ。こちらはお料理も評判がいいのでおすすめです。

厳島神社へ行ってきます。
雨もあがってる。
参道からの大鳥居

私は夜の宮島が好き。
ライトアップされていてとってもきれい。そしてなにより宮島は島なので夜になると人が減り、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

昇殿料300円のみで桃花祭の観覧は無料

厳島神社は参拝料とは言わないんですって。
昇殿しょうでん料や初穂はつほ料と言うのだそうです。

通常参拝は夕方5時まで(季節により若干前後します)夜に厳島神社の拝殿に入れるなんて、今日という日に宮島に行こうと決めたのは神様に呼んでいただけたのかなぁ。
そう思うことにする!ほんとうに有難い。

たいこや笛の音が聞こえてきます。

10曲の舞楽ぶがくを夕方5時から3時間ぐらいかけて披露されるそうです。夕方から始まっていたのなら3時間超えてるかも。だって私が行ったのは20時頃だもん。

楽器の方も演者も大変だと思います。

すごく静寂な中を舞楽の音楽が優しく包みます。
夜に拝殿から大鳥居を眺められるのも
このようなお祭りの時だけ
ナイトクルーズの船が大鳥居に近づいています。
コロナで中止されていたけど
再開されているのですね。よかった。
やはり、夜。
たくさんの方が見に来てたけど
そんなに多くありません。
遠目からでも充分観覧できました。


あとで知ったのですがクライマックスが一番すごいのだとか。予備知識なく行ったので次見れる機会があれば最後まで見てみたいですね。

日中は人で賑わう表参道商店街

こんな感じで時間を贅沢に使い1日目は終了。

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2日目。
おはよう。
ゆっくり朝食。

このパンはこちらで作っているもの。
島旨PANと言うパン屋さんがロビーにあります。
おいしい。
おしゃれ
広島名物なんだって。
味は想像した通りです(笑)
ロビーにある島旨PAN


おいしい朝食をいただいたあとは9時から始まる桃花祭を見に再び厳島神社へ向かいます。

言わずと知れたここは日本三景のひとつです。
微動だにしない鹿さん達(笑)
曇っていても赤い大鳥居は鮮やか。

この厳島神社大鳥居はクスノキで建てられています。一般的に鳥居に使われるのはヒノキ。海の上に立つ鳥居なので水に強いクスノキで建てられたのではないかと言われています。写真で見ても鳥居の中心の柱は大木そのものですよね。


しかもこの大鳥居は海の上に立っているだけ。杭を打ち込んで固定しているわけではなく自身の重みだけでここに立ち続けているのです。なのに流されないんなんて神が宿っているとしか思えない。

そんな大鳥居がこの後、春らしい空模様を連れてきてくれます。

今日も拝殿料を納めて厳島神社の中へ
今度は能舞台でのお祭りです。
昨日の夜は黄色のマーカーの場所で舞楽。
今日はピンクのマーカーの場所で
能を披露してくれます。
※こちらの見取り図は宮島別荘より


お弁当やコーヒーの販売がされていたので、こちらの能も何時間も披露されるのではないでしょうか。

一時間ほど鑑賞してチェックアウトを済ませるため宮島別荘に戻ります。(ここのチェックアウトは11時です)

その時、さっきまでの曇天が嘘のように空には青空と白い雲が広がってきました。

厳島神社を出るとすぐ右手にある大願寺
厳島神社を出て桟橋に向かう道から見える鳥居。
ここからの眺めもおすすめです。
外国の方もたくさん来られていましたよ。

春らしい空に真っ赤な大鳥居。
やっぱり、きれいですね。

チェックアウトを済ませたら荷物は預かってもらい、また厳島神社の方へ歩いて行きますよ(笑)

旅にグルメはつきもの。

宮島と言えばあなご飯です!

宮島周辺のお店で唯一こちらだけが天然の地あなごを使用しています。ミシュラン星ひとつを獲得しているのも宮島ではここだけだとか。

そんなあなご飯をいただけるとあって待ち時間は半端ないです(笑)

こちらのお店は予約不可。
足を運んで店先にある紙に名前を書いて待つしかありません。11時開店で私が到着したのは11時20分頃。すでに30番目でした(苦笑)

開店前から記入帳が出されているのかもしれませんね。朝早くに書きに来て11時にお店に向かうほうがかしこいかも?


店のとなりには待合所みたいなものが設けられていて椅子もあるのでそちらで待つことに。

一時間半ほど待ったでしょうか。やっと名前を呼んでいただけ、あなご飯をいただくことができました。席に着いてからもお料理が出てくるまて30~40分ほど待ちます。

こちらで食事をする時は、時間に充分な余裕を持って行ったほうがいいですね。

メニューはシンプル
フワフワというより、
しっかりした噛みごたえがある。
タレもあなごにべったりではなく、
ご飯に染み込んでいる感じ。
天然のあなごの風味を壊さないためなのかな


一度は食べてみて損はないです。
日帰りでは待ち時間などもったいないので宮島で宿泊した時にぜひ、天然の地あなごを食べてみて下さい。


あなご飯をいただいて外に出るとまた曇天に戻っていました。だけど、よく見てみると潮が引いて鳥居の下まで歩いていけるようです。
いいタイミング。これは行っておかないと。

西の松原のほうから降りて行こう
この先に、スロープがあり海に降りれる


あまりにもの大きさにどのような角度でカメラに収めればいいのか分からず(汗)

とにかく、すごいの一言です。

初めて大鳥居に触れることができました。
有難いことの連続に感謝です。



2日間、いろんな縁やめぐり合わせがあった旅でした。


今回で宮島は3回目。だからこそ、厳島神社だけをゆっくり感じる旅ができたのだと思います。


行ったことのない地へ行くワクワク感はもちろん好きですが、何度も足を運ぶことにより到着と同時に感じる安堵感も格別です。


-同じ場所へ再び訪れる-
あなたにしか感じることのできない旅が待っていると思います。


くろしお



帰りの新幹線のお供

『むすび むさし』は広島のソウルフード。
広島では知らない人がいないほど人気のあるおむすび屋さんです。

広島のお好み焼きもいいですが、私的にむさしはめちゃおすすめ!店舗もあるので温かいおむすびも食べることできますよ。

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