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8. 本で冒険する! 『談話言語学 ―日本語のディスコースにおける構成・レトリック・ストラテジーの研究』 くろしお出版 2004
文法から談話法へ 日本語研究では、まず、文法が重視される。しかし、筆者は、談話法とも呼べる談話現象に見られる規則のようなものを発見するのも、不可欠だと思っている。もっとも、談話法と言ってもその範囲は広く、該当する研究項目を網羅することは簡単ではない。しかし、本書の執筆にとりかかっていた頃、談話現象の全体像がイメージできる本をまとめることができるのでは、と感じていた。『談話言語学 ー日本語のディスコースにおける構成・レトリック・ストラテジーの研究』は、そのような(少々無鉄砲な