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3行日記 #183(燕の巣、破壊、太い)

五月九日(木)、くもりのち晴れ

肌寒い。上下ともヒートテックに逆戻り。

夜、チャックの散歩、実家にむかう途中にあるものを見つけた。少し前に、ある場所に燕の巣ができて気になっていた。その場所とは、半年ほど前にコンビニが撤退して空いたままになっているビルの入口で、引き戸のちょうど境目の軒下に巣を作ってしまった。扉を開ける人がいないので、そこに作ってしまったのだろう。大丈夫かなと思っていたのだが、きょう前を通ると、巣が何者かに破壊されていた。そこに巣があることに気づかずにドアを開けて壊してしまったのか、意図的に壊したのか、わからないが、ここに棲んでいた雛たちは大丈夫だろうか、どこにいってしまったのだろうか。気をもみながら歩いていると、三軒ほど隣のビルの自動ドアの上にあるセンサーの出っ張りのところに、身体を縮こませて休んでいる燕が二羽、身を寄せ合っていた。妻は最初、つくりものじゃない、と疑っていたが、近づくと顔を上げてこちらを見た。ふっくらしているので親だろうか。雛の姿は見えなかった。チャックは神社を通って東へ、ファミマの角を折れたところで、太いうんこをした。

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