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映画「劇場版 にゃん旅鉄道」を観て #10

こんばんは。昨日午前中、映画「劇場版 にゃん旅鉄道」(2022年7月22日郡山シアトル先行公開)を地元の映画館で観てきました。

この映画は、福島県の会津鉄道・芦ノ牧温泉駅で働く二代目名誉駅長のらぶ、施設長のぴーち、アテンダントのさくらの猫3兄弟を主人公として、芦ノ牧温泉近くの春夏秋冬の美しい自然を織り交ぜながら描いています。

初代名誉駅長ばすの下に、らぶが駅長見習いとしてやってくるところから映画は始まり、この部分はアニメーションで展開されます。

実写版に移ると、雪がひとしきり降る芦ノ牧温泉駅に1両の気動車がゆっくりと入線してきます。一面真っ白な銀世界に入ってきた気動車のガラガラとしたエンジン音がしみじみと私の心に刺さりました。私は鉄道ファンです。

気動車とは電車ではなく、ディーゼルエンジンで軽油を燃料として走る列車のことです。会津鉄道は車体のバリエーションがかなりあるのかなとも思いました。単に塗装を変えているだけかそこらへんは不明ですが。

豪雪の中、らぶちゃんが駅構内をとことこと軽快に走っている姿は可愛かったですね。

ところで、猫の性格にもいろいろありますね。
長男駅長らぶちゃんは割と積極的で人懐こい性格ですね。らぶちゃんは「お手」や「お代わり」や「伏せ」ができるんですね。うちの猫の陳さんは芸事は何もできませんでした。列車のお見送りとか、芦ノ牧温泉駅に来るお客様のおもてなしも器用にこなします。また写真の撮影に対しても、物怖じしません。なので、駅長として適任だったのかもしれません。

それに対し次男の施設長ぴーちはとても人見知りで引っ込み思案な性格です。だから施設長というポジションにいるのかもしれません。私はらぶ駅長のツイッターをフォローしてきて、ぴーちがなぜヘルメットをしているのかが分かりませんでしたが、この映画を観て分かりました。施設長として現場施設のパトロールをしなければならないので、駅帽ではなくヘルメットをかぶっているんですね。

末っ子の妹アテンダントさくらはまだ2歳ぐらいでやんちゃで好奇心旺盛な性格なように思えます。らぶ駅長の指導の下で最後は何とか無事列車のお見送りができるようになりました。

皆様に悲しいお知らせをしなければなりません。
2代目名誉駅長らぶちゃんは、この映画の公開中の10月5日に天国へ旅立ってしまったのです。享年8歳でした。8月の定期健康診断で慢性腎臓病と診断され、4日に容態が急変して5日の午後0時56分に、虹の橋を渡ったとのことです。それでも、この映画を通して、らぶちゃんは皆様の心に残り続けることでしょう。

鉄道ファンと猫好きの方にはぜひオススメしたい映画です。スクリーンを観ていてあなたが考えることは何もありません。猫3兄弟の可愛い姿と、会津の美しい風景に引き付けられているだけで映画は終わってしまいます。

鉄道ファンと猫好きを結び付けるもの、それが「猫駅長」

最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。

にゃん旅鉄道公式HP 劇場版「にゃん旅鉄道」|福島中央テレビ (fct.co.jp)


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