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読書感想文♪

こんばんは、水瀬綾乃です。
まずは、昨日読了した米澤穂信さんの『いまさら翼といわれても』の感想です。

ちょっと暗いテイストの短編集でしたが、古典部のメンバーの過去話とのこと。
このシリーズは、ほぼ読んだことがないのですが、短編集ならイケると思って購入していました。

表題作が良かったと言われる方が多いのも頷けますが、私は『鏡には映らない』が一番好きでした。

人というのは、その時々の時代において環境だったり、人間関係だったりと色んなしがらみがあり、所属するコミュニティの中で日々生きていかねばなりません。

人生経験を多く積めばそれだけ耐性もできてきて、そのコミュニティが人生の全てではないと理解できても、若い時は置かれた場所が全てだと感じてしまうのも無理はないですよね。
でも彼らなりに対峙する問題に立ち向かっていく姿は物語の暗い雰囲気を明るくしてくれる一筋の光のように見えました。

信頼できる友達がいるって心強いな…。青春だなあ。

そして今日読んだ本は、コチラ。

内田彩仍さんの『重ねる、暮らし』

これもだいぶ積んでいた本です。
フォトエッセイと記されているように、著者の暮らしぶりを彩る写真も多く掲載されています。

丁寧な暮らしを実践したいと常々思っているから、こういう本を手にすることも多いのです。

でもいくら読んでみても、なかなか自分の暮らしに活かせていない。

誰かの暮らしを、うわべだけ真似てみても、それは私が理想とする暮らしではないのだから、結局また別の「丁寧な暮らし探し」をしてしまう。

私が追い求める「丁寧な暮らし」って何だろう?

四季折々で衣食住を楽しむために、必要なモノを縫い、身体にやさしく美味しいモノを手作りして、家事の合間に読みたい本を読むこと。

それらを時間に追い立てられてするのではなく、自分のペースでゆとりを持ってやること。

いつもドタバタしていて、まるで理想に程遠い毎日だけど…。

日々の暮らしに効率を求めてはいけないのだろうが毎日一冊は本を読むとか、今日はこれだけは絶対にやる…とか、ある程度の目標も必要だけど…。

バーチカルの手帳にあらかじめやりたいことを書いてみても、なかなかその通りには進まなくて、思い通りにいかないことに苛立ったり、落胆したり…。

だから他の人がうまく回している暮らしの工夫なんかが気になって、そういう系統の本をアレコレと買い求め、どこかに私の暮らしに活かせるヒントがあるかもしれないと期待してしまう。

そんなもの、自分で見つけ出すしかないのにね。

いつになったら胸を張って「これが私の丁寧な暮らしです!」って言えるのだろうか?
丁寧な暮らし探しを辞める日は、いつか来るのだろうか?

でも、いつか来ると思いたい。
いや、その日は来る!と思うのだ。

突き詰めて見ても答えは出ませんが、こうして積んでいる本を一冊ずつ減らしているだけで心は軽くなっていくのです。

処分する3箱のうち既に2箱と少しは埋まりました。

それほどの本を出そうとしても、氷山の一角。
まだまだ本で溢れています。


読んだら処分すると
決めた本たちパート1


読んだら処分すると
決めた本たちパート2

月曜の午後までに、あと何冊読めるのだろうか?





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