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『旅人まんが 鉄道篇』の読書感想文

ちくま文庫 山田英生 編の『旅人まんが鉄道篇』

松本零士さんの『銀河鉄道の夜』を目当てに買ってみた本です。
原作は宮沢賢治ですが、999を思わせるようなロマン溢れる作品でした。

『銀河鉄道999』と言えば、ゴダイゴの歌を思い浮かべて下さる方も多いと思いますが、松本零士さんもゴダイゴも好きな私にとって大好きな作品です。

『旅人まんが』は、3部形式で色んな旅が描かれていました。
表紙のイラストも哀愁が感じられていて好きです。

最近読んだばかりの池辺葵さんの『stand up』も収録されていて、再読してもいい作品でした。

旅は、非日常を味わうものですが、ハラハラドキドキするものや、のんびり風景を楽しむものなど、さまざまな場面に遭遇するうちに一気読みしました。

内田百閒原作の一條裕子さんの『阿房列車 鹿児島阿房列車後章』は、九州が舞台なので親しみ深く読めたし、劇画タッチのものなどは、こんなアンソロジーでなければ出合うことがない作品なので、初読みの作家さんとかもいらして、楽しめましたよ。

ちくま文庫のこのシリーズは、これで読破したし、手元には『ビブリア漫画文庫』と『書痴まんが』を残して後は処分しましたが、これも残しておこうと思います。(あ〜、また本が減らない。)

お気に入りの本をこうして残すことにしても、私の後にバトンを受け取って読む人はいるのかな?なんて、ふと思ったりもするけど、再読したいなと思う本は、やはり処分するのは難しい。

本好きな皆さんは、どうなさっているのでしょう?自分の好きなモノくらい、自分で片をつけていかないといけないのでしょうけれど…。
こういうことはどうしても先送りになってしまう。

残りの人生で、あとどれくらい本が読めるのか?と考えてみれば、再読など楽しむ時間はないだろうに…と頭のどこかで思ってもいるのにね。




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