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コーヒーのナンダ?

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コーヒーは飲むけれど、詳しくない。知らなくてもコーヒーは美味しいけれど、知ればもっと美味しくなる。そんなコーヒーの話を集めました。
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珈琲という言葉はどのように生まれた?

レトロな喫茶店などでよく見かける「珈琲」。コーヒーを漢字で表した言葉ですが、そもそもいつから使われているのでしょうか。また、誰が考えたのでしょうか。コーヒーにまつわる言葉のルーツを紐解いてみます。 そもそも:誕生したのは江戸時代末期コーヒーが、日本に入ってきたのは江戸時代です。言葉としては、オランダ語の「koffie(カッフィー)」に由来すると言われています。その頃、日本は鎖国政策を実施していましたが、オランダとは特別な貿易関係を維持し、オランダ人居住区であった長崎の出島を

ブレンドとアメリカンの違いは?

喫茶店のメニューの定番といえばブレンドとアメリカン。それぞれどんな違いがあるのでしょう。なんとなく、ブレンド=味に個性がある、アメリカン=味が薄い、というイメージがありますが、本当にそうなのでしょうか。また、そもそもアメリカンというからには、アメリカにもあるのでしょうか。身近なコーヒーのナンダ? を調べてみました。 そもそも:ブレンドって?ブレンドコーヒーとは、複数の種類や産地のコーヒー豆を混ぜ合わせて作られるコーヒーのことです。一方、単品種のコーヒーは「シングル」や「シン

コーヒーを飲むのにベストなタイミングは?

私たちの生活に身近なコーヒー。いつ飲んでも美味しいですが、飲むのにベストなタイミングはあるのでしょうか。逆に飲まない方がいい時間帯は? 夜寝る前に飲むとカフェインの作用で眠れなくなるとよく言われていますが、実際のところどうなんでしょう。 そもそも:目覚めのコーヒーってアリなの?「モーニング」 モーニングコーヒーは、目覚めの儀式として多くの人に親しまれています。コーヒーに含まれるカフェインの覚醒作用が朝の眠気を吹き飛ばし、頭をすっきりさせる効果が期待できます。 しかし、起床

「カフェラテ」と「カフェオレ」の違いってナンダ?

「カフェラテ」と「カフェオレ」。名前も似ているし、飲んでみても同じように牛乳が入っているコーヒーだけど、何がどう違うのか。分からないからどっちでもいいやと適当にオーダーしていませんか? 日常生活で困ることはないけれど、何がどう違うのか分からないとモヤモヤしますよね。そこでカフェラテとカフェオレの違いを調べてみました。 そもそも:発祥の国と使うコーヒーが違うそもそもカフェラテとカフェオレは、発祥の国が違います。 カフェラテ=イタリア カフェオレ=フランス 使うコー

「デカフェ」と「カフェインレス」の違いってナンダ?

「デカフェ」や「カフェインレス」は、カフェインの含有量が少ない飲み物を指します。夜眠る前や妊娠・授乳中でも、気軽に飲めるのは嬉しいですよね。その「デカフェ」と「カフェインレス」、どのように違うのでしょうか? デカフェやカフェインレスの違いを知って、カフェイン摂取量をコントロールするヒントを手探りしてみませんか。 そもそも:カフェインの一番の特徴は覚醒作用カフェインの一番の特徴は、覚醒作用があることです。 朝起きた時や、午後の眠気を吹き飛ばしたい時に、コーヒーのカフェインは

コーヒーの2050年問題ってなんだ?

「まずは自分の好きなものから環境問題を考えればいい」という環境活動家・露木しいなさんの言葉に後押しされ、「コーヒーの2050年問題」をライター古澤が調べてみた。 <環境問題に関心を持ったきっかけの話> 好きなコーヒーは「アラビカ種」だった「コーヒーの2050年問題」とは、地球温暖化による気温の上昇や、降雨量の減少により、世界のコーヒー流通量の6割を占める「アラビカ種」の農地が半分になってしまうこと。 簡単に言えば、収穫が激減するということだ。 では「アラビカ種」って何だ

コーヒー豆ってどうやってできるの? 「精選」ってナンダ?

「コーヒーを楽しんでみたいけれど、豆の選び方が難しい」「なかなか好みの豆が見つからない」ということ、ありませんか? コーヒーと一口にいっても、産地や焙煎方法によって、味わいは大きく異なります。だから、豆選びに迷うのは当然のこと。自分好みのコーヒーを見つけるヒントを、手探りしてみましょう! コーヒーチェリーがビーンズになるまでコーヒー豆は、実は豆じゃなかった?! 「豆選び」と言ってみましたが、そもそも私たちがよく知る「コーヒー豆」は、じつは豆ではありません。コーヒーの実の中

くるくるカンカンの焙煎缶6種類、何が違うの?

誰でも手軽にコーヒー豆の焙煎ができる手回し式焙煎器「くるくるカンカン」。商品名に“カンカン”と付いているのは、スタンドと焙煎缶詰のセットの商品だから。缶詰の中にはこだわりの生豆がぎっしり! 今回はその豆にクローズアップ。開発担当者である富士珈機の福島達男社長に聞いた。 保存容器を兼ねた焙煎器これまでコーヒー専門店向けの機器を作っていた富士珈機だが「誰でも焙煎を楽しむきっかけにしてほしい」という福島社長の思いから、一般向け商品の開発にいたった。コーヒー豆を扱う会社ではないのに

浅煎りと深煎りに挑戦! 成功のポイントは香りと音!?

“慣れ”とは退屈なものだ。最初は手さぐりだったことも、やり続けると警戒心がなくなり、あたかも自分が玄人になったような錯覚に陥り、いろいろなサインを見逃してしまう。そんな時に訪れる不測の事態! 得てしてトラブルはこんなときに起きる。 ライターFM中西が挑戦するコーヒー自家焙煎。前回はコーヒー焙煎器「くるくるカンカン」を組み立て、焙煎前の重要な儀式である空焼きまでを終えた。 そして、焙煎器と9種類の豆のこだわりを学び、ついに初焙煎に挑戦! ということで、自分にとって記念す

初めての焙煎! ちょっとした挑戦を手さぐりで楽しもう

難しそうだったけど、やってみたらめっちゃ楽しかった! ──最後にそんな経験をしたのは、いつ頃だっただろう。 何が起こるか分からない。時間がかかる。効率性とはほど遠い。でも、分からないからワクワクする! 旅も、料理も、勉強も、人生だって、きっとそう。 「知りたい・食べてみたい・やってみたい」──そんな知的好奇心だけを武器に、ちょっと難しいことに果敢に取り組み、手さぐりで挑戦した先にある楽しさを見つけようというメディア、それが「 #てさぐり部 」。 今回はライター・F