暴れる時

お子様が急に暴れて、困ったなぁ…サポートがひとりだと大変だなぁ…と思った事はありませんか?

みなさんはそんな時、どうされていますか?

うちの子の場合、まだ小さかった時期は、私ひとりでも何とか対応できていたのですが、年々体も大きくなり、力も強くなってきた娘が、何かの拍子に暴れたり、座り込んだり、寝転んだりすると、どうにも大変な時があります。

パッと見た感じ、小学2〜3年生には見える女の子が暴れているものですから、周りの人にチラチラと見られ、かなり恥ずかしいなと思う事もありますし、周りの子どもを叩いてしまわないかと心配になります。

【考えられる理由】

・思う通りに『要求』が満たされなかった時。(欲しい物、したいこと、して欲しいことがある。)

・今からすることや、行く場所を『拒否』したい時。

・『注目』を引きたい時、構って欲しい時。

・思うように自分の言いたい事が表現できなかった時。

・パニック状態になっている時。

《対処法》

・周りに危険なものがないかを確認する。

周りにお子さんがいれば、叩いてしまうかもしれないので、少しでも落ち着けそうな場所に移動する。


場所転換をすることで気分を転換できることも多い。(トイレに連れて行くとか、仕切りがある所や隅っこの方に移動するなど。)

・暴れている最中のお子さんに、「やめなさい」などの声かけをするのは逆効果になることが多い。

「そうなんだね。何か言いたい事があるんだね。」のような共感の声かけをして、あとは気持ちが落ち着くのを待つ。

・キュッと抱きしめて、身体に優しい圧迫を与えてあげる。 

状況的にそれが無理な時は、手を握ってあげたり、背中をさすったり、押さえてあげたり、スキンシップを試す。              

・お子様が暴れる!という事がよくある場合は、何かの弾みでお子様に怪我をさせてしまったり、お子様が暴れているのを止める際、騒音を聴いた近所の人が不審に思って通報されることもあるかもしれません。(最近テレビやネットのニュースなどでよく目にします。)

そういった時のために、子どもが暴れることがあるということを、児童相談所に前もって伝えておくと、いざそういう事がが起こった時に、虐待の疑いを持たれたりするような事を防げると思います。

こちらから前もって、ご近所さんや児童相談所に話していた場合と、他人が通報して初めて児童相談所が知った場合とでは、印象がかなり違ってくるようです。

というのも、うちの娘が一晩中ウロウロしたり、大声を出しながら寝ている私たちの顔をを叩いてくる。というのを繰り返す日がありました。

さすがにもうやめてくれ!と振り払った主人の手が、娘の目の周りに当たり、アザが出来てしまいました。

その時主人は、娘に怪我をさせてしまったことに愕然としていました。

どうしよう…。と 混乱しましたが、まずはそのことを主人が児童相談所に電話して、正直に話しました。

児相の方は、「よく電話して下さいましたね。大丈夫ですから安心して下さい。」とおっしゃって下さったようです。

児相の方がおっしゃるには、子どもに怪我をさせてしまった時は、病院や学校、保育園や幼稚園の先生に対して隠したり嘘をつくのが一番アウトで、信頼を損なってしまうことになるということでした。

娘の場合は、児童相談所に相談した後、眼科に診察に行き(異常もなく、全く問題ないと言われましたが、「一応写真を撮りますね」と言われ、アザが出来た部分の写真は撮られました。)、学校の先生に電話した。という流れで報告をしました。

私達も10年育ててきて初めての出来事で、最初はどうしよう…。と思いましたが、中途半端に嘘をつこうとしなくて本当に良かったと思いました。

大なり小なり、この様な事はあると思います。

お一人で悩まず、まずは相談してみて下さいね。

そして、かかりつけの病院の先生にも早く相談して、そういう夜がやって来た時のための対策を立てようと思いました。

・専門家の方のご提言もそれぞれで、お一人お一人アドバイスの内容は異なる事がよくあります。  

こちらに書いた【考えられる理由】《対処法》が、お子様のケースに全て当てはまるとは限りませんが、これから一つでも多くご紹介出来たらと思います。                

現在ご紹介している内容は、短期的に見た対処法になるので、長期的にみた対処法もまたこちらに書いていきます。          

そして、何か少しでもお役に立てましたら嬉しいです。


・参考になりそうな記事 【子どもの癇癪(かんしゃく)とは?原因、発達障害との関連、癇癪を起こす前の対策と対処法、相談先まとめ】
https://h-navi.jp/column/article/35026430

💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ    10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。

オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。

私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。

そこから拾い上げてきた対処法です。

全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。

全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。

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