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3回デートしたけど何にもなかった話

マッチングアプリで出会った Kくん(仮名)のお話。
1回目のデートは、私のおすすめのレストラン
の韓国料理を食べに行った。
お店前で待つとそこで初めて会った。
ヒョローと細い男の子。学生さんだろうな、と思った。
年下の子とは初めて会った。
選んだ料理は、冷麺。夏といえば冷麺だった。
Kくんは、こんなに食べられないと、冷麺を残すので
私も合わせて量多いねー、と冷麺を残した。
ご飯を食べてきっちり2時間で解散した。


2回目のデートは、イタリアンレストラン。
事前に予約してくれて、お店前で待ち合わせだった。イタリアン美味しかった。
話していると、某有名大学の医学生と判明。
「あれ、言ってなかったけ?」と言うけど
「えー初めて聞いたよ!格好良い〜✨」
と見る目が変わる私。きもかったと思われる。

その後、近くの公園を散策した。Kくんは、全身白コーデで、白いTシャツに薄いベージュのズボンと白いスニーカーを履いていた。
前をズンズン歩くので全身の洋服を観察した。
太陽光に反射されて白がキラキラと光ってお医者さんの白衣に見えた。
Kくんは、歩きながら日傘を差す
いわゆる日傘男子だった。

帰りの電車で「また会える?」と聞いた。すると「いいよ、会おう」と言ってくれた。


3回目のデートは、またもやイタリアンレストラン。会うのが1ヶ月ぶりで
何を話せば良いのか分からなかった。
向こうも同じで、少し気まずい時間を過ごした。

事前にお店を予約してくれて
道を案内してくれた。会計もご馳走してくれた。
家から自転車二台を持ってきてくれて
自分は普通の自転車に、私に電動自転車を貸してくれた。
「これ、絶対いい自転車でしょ?」
「うん、高いよ」
「誰がいつも使ってるの?」
「...父の。」
父(笑)
前を走るKくんは、白い服を着ていたからか
お医者さんの白衣に見えた。不思議。
自転車にはあまり慣れていないが、電動自転車のお陰でスイスイと漕ぐことができた。
Kくんの道筋を辿って走るのがWii Sportみたいで楽しかった。途中、雨が降って
時計を見て「帰ろうか」と言い、別れた。
LINEで「また遊ぼうね」って言ったけど
また会えるのか分からない。
3回目のデートって、もっと男女の何かが
あると期待してしまっていた。でも何にもなかった。

THE END???

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