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舌痛症とダンス

私は粘膜が荒れるタイプの口内炎にかかっており、それを舌痛症と呼んでいる。舌が口内炎を起こしていることを意識して、硬い物や熱い物を食べないなど、気を付けて生活している。

1日の中で食事をするたびに舌の違和感は増していくので、ダラダラ食いをしないと決めている。舌痛症はダイエットを始めるのにいい機会かもしれないということで、以下のようなことをやっている。

  • 工夫して少しだけ糖質を減らす

  • 高たんぱく・低脂肪な食事を心がける

  • 食後のウォーキング

  • パワーヨガ

まあでも、私は食いしん坊で、普通においしい物をたくさん食べているので、ダイエットを意識し始めてから体重に変化はなし。フィジークという肉体美を競うスポーツをやっている友人に体重を減らしたいと相談したところ、有酸素運動が良いとのこと。

有酸素運動といえばウォーキングだけど、毎日暑いし、たくさん歩くのは厳しいなぁーと思い、始めたのがダンスエクササイズ。こちらのYouTubeチャンネルを気に入っている。

このチャンネル、イケメンでオネエなインストラクターが、必ず乳首が出ている服を着て踊っている(笑)。YouTubeって乳首に厳しいポリシーがあるはずだけど、この人はOKらしい。ダンスは素人でもできるシンプルな動きが多いのに、インストラクターのダンススキルは一流で、動きや表情がいつでも華やかで美しい。

話は戻って、有酸素運動のベストなタイミングは食後で、食事で取り込んだ糖質が脂肪に変わる前に燃焼されることで、太りにくくなるのだそう。だから私も食後に短くて5分、長くて30分くらい踊っている。

ここ最近気づいたのは、ダンスは食後の舌の違和感にすごく効くということ。1日の中で食事をするたびに舌の違和感は増していくはずなのに、ダンスを踊っている最中は舌のことを考える余裕がないから、ほぼほぼ忘れられる。踊った後しばらくは、舌が調子よく感じる。寝起きの調子いい状態みたいな感じ。

これまでウォーキング、ヨガは舌痛症や健康のために継続してきたけど、私個人の感想ではダンスがいちばん舌痛症の違和感にてきめんに効くと思う。なぜだろう?

ダンスが舌痛症に良い理由として、運動は美肌に良いということが挙げられる。私は約一年半の闘病生活の中で、美肌に良いこと=口内炎に良いこと=舌痛症に良いことと考えるようになった。

運動で血流が良くなると、傷んだ組織により多くの栄養が届けられる。また、運動をすると美肌に良い成長ホルモンの分泌が増え、新陳代謝に関わる甲状腺の働きも活発化すると書かれた論文もある。

運動習慣がある人とない人で皮膚の状態に差異があるのだろうか?我々の行った30歳代の健常女性を対象にした検討では、日常活動量の多い人の方が活動量の少ない人と比較して、経皮水分量が多く、肌のきめ が整っている傾向にある事が分かっている

運動が及ぼす皮膚への影響

また、普通のダンスとは少しやり方が異なる可能性があるが、世の中にはダンスセラピーという治療法が存在する。

ダンスセラピーは、動きを使って個人の感情的、認知的、身体的、社会的統合を達成するのを助けるセラピーの一種である。身体的、精神的健康の両方に有益なダンスセラピーは、ストレスの軽減、病気の予防、気分の管理などに利用できる。

Good Therapy / Dance / Movement Therapy (DMT)

ダンスセラピーは、下記のような症状に効果を発揮する。

身体的問題
慢性疼痛
小児肥満
がん
関節炎
高血圧
心血管疾患
精神衛生上の問題
不安
うつ病
摂食障害
自尊心の低下
心的外傷後ストレス

Good Therapy / Dance / Movement Therapy (DMT)

舌痛症は慢性疼痛の一種と言われていることに、私は多少の異論はある。でも、ダンスは慢性疼痛とうつ病に効果があることと、ダンスで舌痛症の違和感が軽くなることは、関連しているようにも思える。舌痛症に抗うつ薬が効くっていうのも、あながち嘘ではなさそうだ。

コストも副作用の心配も少なく、簡単に続けられるような口内炎対策をいつも探してきたので、ダンスは今後も継続していくつもりだ。

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