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4/5~4/19 沖永良部島での農業体験

以下は音声配信、「農家を旅するくるみの日記」の原稿メモになっています。
全貌は音声にありますので、是非音声をお聞きください!

noteには写真やリンクも貼っていますので、音声を聴きながら、note記事を見ていただけるとイメージが湧きやすいかと思います!!

まず初めに

なぜ私が沖永良部島に行ったか。
フリーランス農家の小葉松さんに会いに行きたかったから!

小葉松さんとの出会いはオンラインイベント。
私が農家さんを旅する生活を始めるなら、1番に会いに行きたいなと思い、個人的に連絡して、今回行くことを決めました。

小葉松さんが宣伝していた農業バイトの募集記事。
私は小葉松さん経由で行きましたが、待遇などは以下とほとんど同じでした。宿はシェアハウス、車は農家さんが貸してくださり、とっても充実した島生活が送れました。

(こちらの募集は終了していますが、他の募集もありますので、是非見てみてください。)

私のインスタ、まりさんとの出会いを綴った投稿。

バイト先の農家さん

バイト先の農家さんは、じゃがいもと切り花(グラジオラス、ソリダゴ)を栽培している農家さん。畑何枚あるんだよ!ってぐらいの大規模の農家さんでした。

たくさんのじゃがいも
グラジオラス
ソリダゴ

土日は休みで、計8日間勤務。
作業した内容は、じゃがいも拾い・選別、お花の収穫・芽を取る作業。
天気や花の成長作度、相場をみてその日の作業が決定します。

芽をとる作業の畑の様子

沖永良部の土は、赤土。
赤土は赤い色で、水を含むと粘土になってしまうほど粒子が細かい。
確かに東京で援農していたときにはみない土でした。

出荷方法は船。
コンテナは中身がどれだけでも輸送量は一緒。できるだけコンテナを満帆にして出荷したい。
じゃがいもは腐っているのもがあると本土に着くまでに段ボールの中みんなが腐ってしまうことも。
花は本土に着く頃に満開になるよう、計算して収穫します。

外国人(インドネシア)の研修生の人たちの一緒に作業。
みんないい人ばかりで楽しかったです。

肉牛の繁殖農家さん

島でのイベントで出会った農家さんに紹介してもらった肉牛農家さんに2件、インスタで見つけた農家さんに1件、滞在中に見学へ。

九州は肉牛の飼育頭数が多い。島では、屠畜場がないこと、出荷が大変になることから繁殖農家が多い。繁殖農家は小規模でも可能なこともあり、兼業で牛を飼っている人も多いそうです。

子牛ちゃん

神里ファーム

タイヤ屋さんと兼業で牛を飼っている農家さん。
お父様の跡を継いで牛を飼っている。

話の中で、
サイレージのラップのゴミに困っている。
消費者の顔見えないのはやっぱり少し悲しい。
というような声も聞けた。

島外の人の職業体験も受け入れているらしく、みんなのメッセージを書いているスペースに私もメッセージを書かせてもらいました。

壁にメッセージ書かせてもらいました

要ファーム

島で新規就農して牛飼いを始めた要さん。
クラウドファンディングを行ったり、発情を見るのに機械を使っていたりと色々なことに挑戦している。
島ではつなぎでの飼育をよく目にしていたが、ここではフリーバーンで飼育していた。

https://camp-fire.jp/projects/view/660139

クラウドファンディングは、
母牛のお肉をそぼろにして、みんなに美味しく食べてもらいたい
未利用資源を活用(キクラゲエサ)
の内容を盛り込んだものでした。

キクラゲエサは経産牛肥育の時だけ使ってるそうで、目標は肥育のエサを100%えらぶ産にしたいということ。
観光牧場のようにもできたらいいなとやりたいことも教えてくださりました。

農業を盛り上げたいという思いが強そうで、何か一緒にできたらいいなと思いました。

仲良しな鶏と牛

大栄畜産

大栄畜産さんは、100頭規模の農家さんでした。
まず牛を見て思ったことは、大きい!一瞬、肥育牛かと思うくらいでした。

大きいってことわかるかな…?

つなぎの牛とフリーバーンの牛、放牧場も少しあった。これからも増築して牛を増やす予定と言っていた。

放牧場

大栄さんは、他の農家さんに足を運び、視野を広げることを常に心がけているそう。
その結果、数年先まで考えた農業や肥育農家さんの声を反映した牛作りが出来るのだろうと思った。(周りの人には理解されないことも多い。)

血統の話もたくさんしてくれて、そうそう肉牛はこうだよねって大学時代を思い出しました。

栽培光景の見学

イベントで出会った農家さんは他にもいらっしゃり、、
見たことない品目を育てている農家さんのところへお邪魔して少し見学させてもらいました。

マンゴー

ハウスからはとってもいい香り。枝は横に誘引して、横に大きなマンゴーの木が並んでいる。
今は花が咲いて、小さい実ができ始めているところ。葉から生えてる赤の枝に対して一個のマンゴーしかできないそう。そりゃ高級になりますね。

マンゴーの木

タバコ

どう見てもこれからタバコができるとは想像し難い栽培光景。ふわふわで美味しそうな葉っぱから、タバコはできるそうです。

タバコの畑

養蜂

ハチさんが一生懸命働いていました。密が溜まっている蜂の巣を一つ開けてくださり、直接食べさせてもらうという貴重な体験。

蜂の巣
採れたてはちみつ

有機栽培の高山さん

一緒にシェアハウスに住んでいた、友人に連れて行ってもらいました。
島では珍しい有機栽培で、じゃがいも、島らっきょう、インゲン豆、里芋などを栽培しているそうです。

魚のアラを発酵させて作る自家製の培養溶液を肥料にしている。また除草や病害虫防止もミネラルが豊富な沖永良部の海水を希釈して散布することで、無農薬で行っている。

正直、有機栽培は手間もかかるし大変だそう。だけどやっぱり本来のお野菜の味がして美味しい、求めている人もいるから栽培を続けているとおっしゃっていました。

島らっきょう畑

体験農園なども行っており、良く子供たちも遊びに来るそうです。
収穫し終わったけど、残っていたビーツやにんじん、芽キャベツなどのお野菜をたくさんいただき、その日の晩はとっても豪華になりました。

おすそ分けいただいたお野菜

最後に

島では、バイト先だけではなく、お休みの日に島内の色々な農家さんを巡ることができて楽しかった。

沖永良部島は農業が盛んでかつ、外部の人もウェルカムな体制が整っていたので色々学ぶことができてとても勉強になりました。







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