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【全52本】2024年3月ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンだったアレコレ

3月1日(金)アフター6ジャンクション2「しまおアワー的モノマネ王座決定戦」

素人リスナーが電話で登場し、生でモノマネを披露するという野心的な企画。ずいぶん個性的なリスナーだなと思ったら、障害のある方だった。全力でお母さんの細かすぎて伝わらないモノマネしてて。すげー面白かったし。しまおさんが「緊張されてますか?」とリスナーにきいて、「障害があるんです」とリスナーが答えた瞬間。流れた空気が、とてもよかった。聞いた方も言った方も、出身県を言ったくらいの自然さ。さすがアトロク。あ、アトロク2か。

3月1日(金)NHKハートネット「強度行動障害 (2) 暮らしを支える支援や施設、グループホーム」

強度行動障害の人たちと、支援する人々、その取り組みを紹介した記事。自分で選んだ生き方ではないのに、他人を傷つけてしまう、自分の何かを犠牲にしてしまう強度行動障害の人もいる。もちろんそれは社会的に支援されるべき。責任能力なんていう簡単な言葉で横着に整理できない何かがあるような気がして。


3月2日(土)アフター6ジャンクション2「クィア視点でみるアメリカ・アカデミー賞by鈴木みのり」

映画のテーマ、裏テーマはもちろん、キャストのバックストーリーや歴史まで、あらゆる角度でのクィアネス的な見立てがとても面白かった。今年も観なきゃいけない作品多いな。

3月2日(土)アフター6ジャンクション2「ムービーウォッチメン『夜明けの全て』」

パニック障害とPMS(月経前症候群)を抱え、生きづらさを感じる男女の物語。「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱が監督した作品の映画評。この映画は見るしかないやつ。不覚にもノーマークだったわ。


3月3日(日)映画「怪物」

是枝監督の「怪物」をU-NEXTで観た。妻と娘と3人で観たけど、小1の見立てがめちゃくちゃ鋭かった。子どもならではの深さ。この映画は目線が低いほうが見えてくるものが多いのかもしれない。見終わった時「二人ともこのまま自然なほうがいいよね」という娘の感想が印象的だった。うん。ママとパパもそう思う。


3月4日(月)BUSINESS INSIDER「ゼクシィと渋谷区“LGBTフレンドリー式場マップ”作成。「情報不足を改善したい」」

うーん。。。取り組みは素敵。情報不足もあるんだろうから、それを解決するのも大切。でもさ、そこ本質じゃないでしょ。ゼクシィはなんで同性婚賛成って言わないんだろう。記事でも制度には触れてない。なんか、結婚式さえ挙げてくれれば、そこから先は知らないよって言われてる感じ。意地悪な見方かな。

3月4日(月)IDEAS FOR GOOD 「若者とシニアをつなぐ。LGBTQ+当事者が支え合う、LAの多世代ハウス」

LGBTQ+当事者には高齢者の方も。セクシュアルマイノリティのコミュニティにおける、多世代間の可能性についての記事。海外では若者と先輩世代を繋ぐ取り組みも。この記事読んでハッとした。先輩の若者に対する理解や知恵と、若者からの支援。これ、スゲー大事じゃん。


3月5日(日)パラサポ+「「このまま死んだら面白くない」。ラオスでパラスポーツ普及に人生をかける日本人 パラ陸上で得た経験を還元したい」

ヤバい人がいたもんだ。もちろん良い意味で。このまま死んだら面白くない。俺もそうやって生きてるだろうか。とても刺激になる記事だった。

3月5日(火)見えない私の、聞けば見えてくるラジオ「ゲスト:宇多丸」

アレだろうなとは思ってた。でもアレのアレだとは思わなかった。視覚を使わずにこれが何かを伝え合う、歯がゆい時間を愛でるひととき。デカめの提案のために移動中にきいてる。クライアントにもこのくらい素敵に伝わるといいんだけれど。

3月5日(火)Yahoo!ニュースオリジナル「元女性の夫と元男性の妻 本来の「性」取り戻した性別逆転夫婦 最高裁「違憲」判断への思い」

トランス女性とトランス男性の御夫婦のインタビュー。お二人の生い立ちについて。性別変更と最高裁判決について。性のあり方が多様であること、ひいては愛し合い方も多様であること。素晴らしい記事だった。とても可愛らしいカップル。きっと他にもたくさんいるんだろう。そういうカップルが幸せに暮らすのを邪魔する法律って、なんなんだろうね。二人には幸せなじいさんばあさんになってほしいな。


3月6日(水)ePARA「自分の世界を広げる旅〜全盲真しろのイングランド留学体験記①」

すごい!ePARAって、海外広報部あるんだね。しかもエセックス大学の学生さん!すげー!

3月6日(水)ePARA「ePARA海外広報担当としての活動報告〜全盲真しろのイングランド留学体験記②」

面白くて続けて読んでしまった。やっぱりゲームは国境を超えるね。それにしても真しろさんスゴイ!インテリジェンスと行動力を足してアカデミズムをかけると、きっとこの方になる。ものすごい広報マン。海外ではやっぱりアクセシビリティに関する研究って進んでるんだね。英語の勉強をサボってきたことを激しく後悔。


3月7日(木)アフター6ジャンクション2「特集:〈読書〉についてアレコレ語らう雑談企画『ブック・ライフ・トーク』feat.森達也」

映画「A」「A2」「福田村事件」の森達也監督をゲストに迎えた読書よもやま話。ヘイト本を書店におくかどうか。そして「置く」と決断した書店員の方の本から話がスタート。ヘイトは否定しつつも、本という文化物の価値については慎重に考える。ヘイトはなくなるべきだけど、ヘイト本が一掃された世界もまた不気味。文化というものについて考えさせられた。


3月8日(金)こここ「認知症を“体験”する「VR認知症」。イシヅカユウさんと体験して気づいたこと」

「認知症の症状を一人称で体験し、理解を深める体験学習型プログラム」の体験記事。VRで認知症やレビー小体症の幻視などを疑似体験できる。他社の立場を想像するんじゃなくて、いったん他者になって世界を見てみる。これ、体験してみたい。どこかで自分もできないものか。話をサボらない。印象に残った言葉だ。長くてもどんどん読める、示唆の詰まった良記事だった。

3月8日(金)産経新聞「「好きな男性・女性のタイプは?」東大が性自認ガイドライン 大学で直面する障害事例に」

さすが東大。知識と、それを使うための知恵。その総和が知性だと思う。こういうアウトプットは大事だし、アップデートを重ねていくのも大事だよね。

3月8日(金)バリバラタイムズ「クイズ#ふつうアップデート 大学SP(2)」

すごく面白い記事だった。「おしゃべりなサラダ」欲しい。立命館大学の「生存学研究所」行ってみたい。なにより、世界は少しマシな方に進んでるんじゃないかと、好奇心が明るく刺激された。

3月8日(金)DIVERSITY IN THE ARTS「アーティスト長濱哲哉」

障害と創作がテーマ。コミュニケーションとしてのアート。自分らしく生きるためのアート。切実であるがゆえに、とても豊かな営みに感じる。俺だってそうだ。書くことで生きのびている。そんな気がすることが、たくさんあるよ。


3月10日(日)トークイベント「時を超えたバックラッシュ」

「トランスジェンダー入門」と「Q&A多様な性・トランスジェンダー・包括的性教育」の刊行を記念したトークイベント。高井ゆと里氏、田代美江子氏、松岡宗嗣氏が登壇。アーカイブを大変興味深くきいた。人権は、誰もが自分の人生を乗りこなすための公道みたいなものなのかも。もちろん互いを尊重し、危ぶまないようにしながら。だとしたら、その公道を走れない人がいるのはおかしいし、そもそも道が誰か特定の人の思惑で作られたり、曲げられたりするのはおかしい。このバックラッシュ。背景にはいろんな歴史がこんがらがってるってことが、とてもよく理解できた。「なんであの人たちはトランスを攻撃するのか。それをもうちょい一緒に考えてほしい」という高井先生のコメントが印象的だった。男女二元論の社会システムじゃないと困る人たちがいる。でも、この登壇者はそんな人たちに対抗しながらも、嘲ったりディスったりしてなかった。見下してもいなかった。だから信頼できると思った。そして質疑応答の質問まで良問で。しっぽまであんこの詰まったおいしい鯛焼きかよ。とにかく、このトークイベントの書籍化を激しく希望します。全文書き起こししたくなるくらい、金言だらけ。やらしてもらえるなら俺がやりたいわ、書き起こし。


3月11日(月)パラスポーツマガジン「ハンドサッカーに大興奮!「IncluFES(インクルフェス) 2024」」

特別支援学校に在籍する重度障がいの子どもたちのなかで、パラスポーツに取り組める生徒は1割に満たないのが実情。こうした重度障がいの子どもたちに、スポーツを通じたふれあいや自己実現の機会を提供しようと始まったのが「IncluFES(インクルフェス)」。サイバーボッチャも出展さるてたじゃん。うわー。このイベント、見学してみたかったな。

3月11日(月)Spotlight「“見ても見なくても見えなくても楽しめる”。大学生が作ったユニバーサルボードゲーム「グラマ」の体験会を開催しました」

このグラマというゲーム、とてもおもしろそうだった。参加者でお題をきめて重さを合わせるゲームなんだけど、物体を想像してもできるし「ありがとうの重さ」「悲しみの重さ」とか、抽象的なお題可。目が見える見えないに関係なくできるし、年齢も、お題によっては国籍も関係ないかも。このゲーム、まだ売ってるのかな。子どもや子どもの友だちとやりたい。


3月12日(火)こここ「認知症のある方100人以上にインタビューをして気づいたこと。認知症未来共創ハブ代表・堀田聰子さん」

認知症は、他人事じゃないと日々感じてる。いよいよ自分がそうなったとき、一番怖いのは症状じゃなくて、周囲の無理解や非協力かもしれない。この記事で認知症のイメージがかなり変わった。やっぱり01じゃなくてグラデーションなんだよね。「認知症世界の歩き方」これは絶対チェックする。

3月12日(火)THEATER for ALL「手話弁士つき舞台映像の上映会 その新たな可能性—EPAD × THEATRE for ALLユニバーサル上映会開催レポート(前編)」

ユニバーサル上映会でのマムジプのcocoon観たかった。。。失敗した。。。今日マチ子の名作を手話弁士つきで観劇、観るの一択だったのに。。。と言いつつ、配信してるかも?終わっちゃったかな?ちょっと調べてみよう。


3月13日(水)ePARA「両腕のないドライバー・jukeとの旅は驚きの連続だった-「諦めの悪い男」と過ごした11時間-」

やっば。この記事、面白すぎる。生まれつき両腕がなく何でも足でこなすドライバーの日常と挑戦。自称、諦めの悪い男。「パスタ、巻いてる?」⇒「はい、足で」。Hi-Hiの満載ネタのようにいとも簡単に言うけれど。挑戦のある人生はエンターテインメントな人生なのかも。そんな前向きな気持ちにしてくれる記事だった。jukeさんすげーぞ。

3月13日(水)Spotlight「「おかしさを認め合って、ひとつに」全盲の落語家、桂福点さんが目指す社会」

バリバラのあの噺家さん、と思ってたら、福祉事業所の所長さんでもあった。障害者落語、聴いてみたい。これまでフォローしきてれなかったのを猛反省。読んでて楽しい気持ちになる記事だった。なんかほっこりするのよ。


3月14日(木)コトナル「レースファンが障がい×eモータースポーツの「旅」で見つけた新たな目標 -憧れの世界が自らの舞台に-」

50名を超える障がい当事者が関わり、eモータースポーツをきっかけとした「旅」づくりを行うプロジェクトについてのレポート。モビリティリゾートもてぎ、去年いったわ。観客席に座るだけでテンションあがるのよね。モータースポーツには興味ないけど、それがeモータースポーツだとがぜん興味出てくるから不思議。このプロジェクト、すごいぞ。

3月14日(木)Tokyo Borderless TV「ホマレノマ - 40話 - 松本准平」

映画監督である松本准平さんのインタビュー。なんとなく目にした記事だったけど、「パーフェクト・レボリューション」の監督だったのね!しまったー「車軸」、劇場で見逃した。。。ちょっと機会を伺い続けようと思う。


3月15日(金)朝日新聞デジタル「【同性婚を認めない規定は「違憲」 札幌高裁判決 初めての高裁判断」

よろこぶべき結果だと思う。私がコラムを寄せているナナイロさんもたしか北海道の会社だったはず。なんか他人のようには思えない。うれいしいよね。

3月15日(金)TBSドキュメンタリー映画祭2024「ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~」

最高過ぎた。友人と二人、合わせて90歳のおじさん二人がグスングスンと鼻をすする。しかものっけから。メッチャクチャ素晴らしい映画。ヒップホップと家族愛と侠気と茶目っ気の、奇跡の融合。はー。Blu-rayにならないものか。紅桜さんの曲と一緒に、一生手元においておきたい。


3月18日(月)ハフポスト「【違憲状態】法律上同性カップルの結婚を認めないのは違憲状態(結婚の平等訴訟・東京地裁2次訴訟)」

今回の特徴は同性愛者に加えて、トランスジェンダーやパンセクシュアルの当事者が原告になっている点。その上でこの判決を勝ち取ったのは、いっそう素晴らしいと思う。それにしても、国の主張相変わらずひどいな。本気で言ってるとは思えない。これたぶんね。国側の担当者も「国の主張、言ってて無理あるなー」と思ってるはずだよ。あとどうでもいいけど「カップル」って、しっくりくる日本語訳って何になるんだろ。

3月18日(月)こここ「自分らしい老いって?」を考える。誰にでも訪れる「老い」をテーマにした体験型の常設展示「老いパーク」が〈日本科学未来館〉にオープン!」

ここ行きたいんだよ。子どもと、子どもの友だちに興味のありそうな子がいるから一緒にいきたい。常設展というのもありがたい。少し気長にチャンスをうかがえるから。ぜったい行こう。


3月19日(火)ハフポスト「LGBTQ当事者を「便利使い」しないために。杉咲花さんと若林佑真さんらが映画『52ヘルツのクジラたち』で挑んだ課題と希望」

この記事はほんとに素晴らしかった。朝から勉強になりまくりというか、感心しまくりというか。トランスジェンダーをトリックに使わない。ネタバレに利用しない。これ、すごく大切。なんかシックリきたわー。

3月19日(火)おおいた障がい者芸術文化支援センター 公式YouTubeチャンネル

作品とか作家さんとか取り組みとか素敵なんだから、それを紹介する動画もう少し工夫できないものかなー。惜しいというか、成長の余地がありまくるというか。今後の進化に期待しまくり。素材が素晴らしいから。展覧会行きたくなったし。


3月21日(木)高井ゆと里氏ブログ「「心の性」と「身体の性」をやめるべき理由」

セクシュアリティやジェンダーを語る時の男女二元論。トランスジェンダーを理解する時の心身二元論。この2つの雑さには何か通底するものを感じる。なお高井先生は以前「トランスジェンダーとは、生まれたときに法的に登録された性別とは異なる性別を生きている人のこと」と解説していた。今は少しアップデートされているかもしれないけど、いずれにせよ心身二元論と異なるニュアンスには注意したいと思った。

3月21日(木)荻上チキSession「【解説】「結婚の自由をすべての人に」訴訟、高裁で違憲判断(寺原真希子)」

札幌と東京での裁判、この回の解説でとってもよくわかった!なるほど!


3月22日(金)荻上チキSession「鈴木みのりさん〜久保田智子さんのドキュメント映画「私の家族」について語りたい〜」

この映画、俺も観たいんだよな。放送きいて、さらに観たくなった。特別養子縁組で新生児を家族に迎えた久保田さんは、子どもに出自を伝える真実告知の時期に入った。家族の過去と向き合い、産んでも育てられなかった女性との交流を重ね、たどり着いた真実と伝え方とは。という映画。

3月22日(金)「爆笑問題・太田 ラッパー紅桜を語る」

面白かった。とにかく、紅桜を追ったドキュメンタリー「ダメな奴」は面白すぎるってハナシ!ただ、ドラッグ使用を過去にもつ人に対して、際どいドラッギーな話は、デリケートであってほしいなとも。常習者が家族にいた者の押し付け、おせっかいなのかもしれないけど。あの衝動がいつ眠りから覚める分からない、という人もいるから。

3月22日(金)ナナイロ「もし母がS君と夫婦になれてたら〜トランスジェンダーと家族と結婚と〜」掲載

LGBTQ+総合ポータル&マッチングサイトのナナイロさんに私のコラムが掲載されました。むかし一緒に住んでいたS君との話。彼は母の彼氏でトランス男性でした。期せずして、結婚の自由をすべての人に訴訟のタイミンクと重なりました。早く婚姻制度として、結婚の自由をすべての人に。


3月23日(土)バリバラ「バリバカップル 愛は永遠に!?」

10年以上にわたり18組のマイノリティーを取材。カップルたちの「その後」。いかん。わかってる。わかってはいるけど、涙が。休日出勤の私には効きすぎた。電車の中でやばい。早く家に帰って、妻と娘とおしゃべりしたくなった。妻は、バッキバキに二日酔い中だろうけど。

3月23日(土)Yahooニュース「多様性は、恐れではなく希望。国際同性結婚をした西村宏堂カップルが語る「なれそめ」」

当たり前に人を好きになって、当たり前に一緒に生きていく。それを奇跡と呼ばずして何が奇跡だっていうんだよ。同時にやっぱり制度って大事だよなー。卒業式姿の若者たちがたくさんいる電車の中で、彼らが自分の好きな人となんの障害もなく添い遂げられる社会がいいなと思ったよ。


3月25日(月)ニッポン複雑紀行「生野で誇りを持って生きる。「生野に行くの?」とラップする区長。「共に生きる」を模索する人たち」

筋原生野区長がオリジナル曲のをラップ!最高かよ。リリックは町会長さん。御年77歳。ヒップホップに年齢は関係ない。でも、言いたい。最高のさらに上いってるな!それにしても本当に中身の詰まった、濃い、時間を割いて読むに値する記事だった。異和共生。とても印象に残った。長いのにまったく無駄のない、でも頭から読まないといけない、つまり物語になっていた。もちろん、綺麗事ばかりじゃないことも含めてね。それにしてもいいもの読んだな。

3月25日(月)カンパラプレス「義足のウクライナ負傷兵、沿道からの多くの声援を受けながら完走!【東京マラソン2024】」

素晴らしい記事だった。オリンピックとパラリンピックの大きな違い。その一つには「戦争の影」というものがある気がする。パラリンピックの始まりは戦争によって身体の自由を一部失った人たちの催しだから。銃口を向けられ、向けてきたという背景。その系譜は今も続いてるんだよな。パラリンピックのほうが、よっぽど平和の祭典だと思ってる。


3月26日(火)ePARA「慶應義塾大学理工学部・牛場潤一研究室主催「BMIブレインピック2024」に出場しました」

BMIとはブレイン・マシン・インターフェースの略。脳活動を読み取り、コンピュータや義手などを操作する技術のこと。この回では進歩したBMIの技術を使って、 慶應義塾大学の留学生と3人プレイ。フォートナイトのアバター1人を全員で協力して動かし、そのタイムを競ったとのこと。うわー!未来だわー!

3月26日(火)こここ「デザインの力で、“知る”から“変わる”を生み出せたら。聴覚障害のある人の就労をサポートする「グラツナ」」

聴覚障害のある方に特化した求人サービス「グラツナ」の話。障害のある人の就職サポート会社を運営している人が知人にいるんだけど、やっぱり「(決まると)自分のことより嬉しい」「仕事の定着が大事」と言っていた。すてきなサービス。


3月27日(水)荻上チキSession「【特集】障がいのある人への〈合理的配慮〉とは(佐野聡x野口晃菜)」

そうなんだよ。4月から事業者の合理的配慮が義務になるんだよ。とはいえ、法律は法律。それを運用するのは私たち。そして運用の基礎は、対話やコミュニケーションなんだよな。で。コミュニケーションはコストがかかることがある。負担とか負荷とか。わかりあえないなーとか。でもね。コミュニケーションって筋肉に似てるから、重ねるほど力がついていくと思うんだよね。コミュニケーション筋がつく副産物として、障害者バッシングも減るといいな。減ってくれ。

3月27日(木)カンパラプレス「義足のウクライナ負傷兵が東京マラソンを走る理由/レース後のインタビュー掲載【東京マラソン2024】」

カシュプルさん怪我をした兵士のために走ってたんだね。そりゃ元軍人だし、戦地に行ってるから、ウクライナ側の視点で語られる。彼のプロジェクトは本当に素晴らしいけど、ロシア側にも戦場で負傷した人、亡くなった人がいるんだよなやっぱり、となんだかやるせない気持ちになった記事だったよ。やっぱ、戦争に勝者はいなんだよな。


3月28日(木)高井ゆと里編・岩波ブックレット「トランスジェンダーと性別変更 これまでとこれから」

たった85ページ余りに、今こそ知るべきことが凝縮されている気がする。ニュースでは分かりづらかったことも、本に記載されている裁判官のコメントを読むとすごく分かりやすかったり。この本はあくまで「特例法」とか「戸籍」とかの法的・行政的なこと、それにまつわる医療的なことを多く含む。でも、自分の無理解とか知識不足は、そこまで踏み込まないと解消されないということもわかった。耳学問の限界というか。あとがきに「トランスジェンダーの人たちを生きづらくしてるのは、なにも特例法だけではない」「制度や常識、意識なども含めて、誰もが生きやすいものにしていく必要がある」と書いてあって。ほんとにそのとおりだと思ったし、やっぱこの本を読むと、生きやすさを阻む何かってのが具体的によくわかるよ。これ、どんな問題にも共通してるんじゃないかな。俺達も他人事じゃないぜ。必読の一冊です。

高井ゆと里編・岩波ブックレット「トランスジェンダーと性別変更 これまでとこれから」表紙

3月28日(木)第2回刑務所アート展

仕事を抜けてなんとか行けた。罪と償いと表現と。刑務所について改めて知ろうとしたこともなかったのに。なんか行かなきゃと思ったんだよな。行ってみて、その理由が分かったよ。まだ言葉にできないけど。ずっとできないかもしれないけど。無理矢理にでも行って良かった。作品集も買った。記憶と手元に残しておきたい作品展だった。

刑務所アート展フライヤー

3月28日(木)荻上チキSession「【人権TODAY特別編】井手上漠さん(ジェンダーレスモデル)」

いやーめちゃくちゃ深い話だった。ダイバーシティトーク。マイノリティーというカテゴリーへの違和感。その雑さ。それが有益なこともあるってことを理解しつつも。このシリーズとても興味深いというか、うなづくところが多いなー。


3月29日(金)荻上チキSession「【人権TODAY特別編】日本のLGBTQ運動の変遷(風間孝・中京大教授)」

今でこそパレードは各地で開催されて、企業はセクシュアルマイノリティへの理解と支援が必須になってる。でも、ここまで来るまでには裁判など先人たちの経験や積み重ね、つまり悔しい思いとか執念とか知恵があったんだよね。当事者としてサラリと紳士的に歴史を語れる風間先生に凄みを感じる。

3月29日(金)Spotlight「【視覚障害者と野外音楽フェス】横浜で開催された視覚障害者向けスペシャルツアーに参加してきました!」

そもそも、このホッチポッチ マーケット&ミュージックフェスティバルに行きたかったわ。ホッチポッチとは英語でごちゃまぜという意味で、アーティストもお客さんも多様な人たちに集まってもらいたいという想いで、この名前に。様々な音楽ジャンルが楽しめ、バリアフリーの取り組みも積極的に行っている音楽フェスティバルだって。まじかー。そして学生ボランティアを主体とした「視覚障害者向けスペシャルツアー」。正直な本音も含めて、いい取り組みだと思った。対話が止まってなさそうだったから。コミュケーションをキープするっていかに難しいか。それが第一歩で、半分以上なんじゃないかな。


3月30日(土)刑務所アート展作品集

読んだり、鑑賞したりした。ある意味で、刑務所っぽくないところが好きだった。もちろん罪や償いをテーマにしてるものもあるんだけど。ものすごい技術の作品あり、読んでらんない凡作あり、笑えるポップ作あり。私はとある俳句に、思わず電車で泣きそうになった。やっぱ子どもネタで、共感なんかしちゃった日には、もう。。。通販でも買えるとのことです。

刑務所アート展作品集表紙
刑務所アート展作品集表紙

3月31日(日)東京トランスマーチ

国際トランスジェンダー認知の日に、娘と東京トランスマーチへ。団体にいろいろあるのは知ってるけどさ。子どもときちんと、現場で、目を合わせて、知識と、人として感じるものを共有したかったんだよ。


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