流石である
🗿💬
今日も今日とて褒められたい!
今日も今日とて《スキ》されたい!
はい どうもこんばんは 草餅牡丹です。
それでは今日も書いていきましょう!
【流石である】
同じビルで働く、
別会社のおっさんに声をかけられた。
説明しておこう。
この場合の「おっさん」は
純度100%の侮蔑を込めた「おっさん」である。
普段、こちらからの挨拶に、
ムスッとした顔だけを投げ返してくるような男性である。
そんな奴は「男性」から「おっさん」へ格下げである。
そのおっさんに初めて声をかけられた。
「おいっ!」
不機嫌さ丸出しの声だ。
流石である。
男性から格下げされるようなおっさんは、
ファーストコンタクトも100点満点で間違えるのである。
そんな奴は「おっさん」から「不愉快なおっさん」に格下げである。
え?
最終人生経験中2ですか?
もしくは、いつぞやの暴君の生まれ変わりなんですか?
いや待てよ?
不機嫌さを俺にぶつけてくるということは、
俺がこの不愉快なおっさんになにかしたのか?
まったく身に覚えがないが。
腹立たしさや不愉快さを抑え、
平静を装い話を聞く。
「おいっ!
この5分くらいに共同トイレ使ったか?」
使っていない。
なんせ2分ほど前に仮眠から起きた俺だ。
夢遊病でもないかぎり、
この5分くらいでトイレを使ったなんてことは有り得ない。
完全な濡れ衣だ。
完全な濡れ衣と不愉快な不機嫌さを投げつけてきやがった。
そんな奴は
「不愉快なおっさん」から「不愉快極まりないアホ」に格下げである。
冷静に答える。
「いや、使ってないですが、、、」
「そうか。それやったらええねん。」
流石である。
「不愉快極まりないアホ」は、
会話の終わり方も見事100点満点で間違うのである。
そんな奴は
「不愉快極まりないアホ」からさらに格下げである。
「ギリギリ、人の形を保っているアホ」に格下げである。
「それやったらええねん」やあるかい、ぼけぇっ!
詫びろ詫びろ詫びろ!
濡れ衣を着せたこと、
ならびに、
ファーストコンタクトでの非礼。
詫びろ詫びろ詫びろ!
ギリギリ、人の形を保っているアホの不機嫌の理由を、
今から当分の時間、
俺が嫌でも推察してしまうことにも、
詫びろ!
どうせ、
トイレの個室に入ってることに気づかれず、
誰かに電気消されて、
びくーって、
どきーって、
そんなんなったんやろ。
ほら、推察してもうてるやんけ!
詫びろ詫びろ詫びろ!
それか、
スマホで名探偵コナン観てて、
小五郎のおっちゃん眠らせたところで充電切れて、
犯人わからんまま数分ヤキモキしろ!
ぼけぇっ!!
久々の不愉快な出来事である。
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