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阪急ブックファースト渋谷店【その2】酒と本と、ときどき映画な日々

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の続きです。


 僕が紀伊國屋書店渋谷店で働きはじめたのは、1984年(昭和59年)9月でした。と言うことは、僕にとって2004年(令和6年)は、業界歴が、ちょうど40周年と言うことになります。㊗️🎊🥂🍾👏

『「本を売る」ことに魅せられて』で書いたとおり、紀伊國屋書店渋谷店は、リニューアル後の1985年(昭和60年)に飛躍的な成長を遂げ、東京旭屋書店渋谷店や大盛堂書店など渋谷の競合店を大きく引き離し確固たる地位を築きます。
その証左となる資料が出てきました。
紀伊國屋書店渋谷店は、渋谷地区ではNo.1
全国でも9位でした。

1987.10〜1988.9 PHP研究所

しかし、2005年の同出版社のランキングでは、渋谷地区の1位(全国ランキングは25位)は、阪急ブックファースト渋谷店、2位が紀伊國屋書店渋谷店(全国ランキングは50位)となっています。
※あくまで渋谷駅周辺という意味です。
渋谷区で言えば全国ランキング44位に有隣堂アトレ恵比寿店がランクインしています。

 さて日記のつづきは、 2007年(平成19年)1月1日からです。

競合店が閉店する中、渋谷を席巻した阪急ブックファースト渋谷店にも暗雲が立ち込める気配が.....

電車は貸切でした

2007年01月01日02:08

大晦日、23:16渋谷発の中央林間行きの電車はガラガラ。

1輌完全に貸切。

年が明ける瞬間を電車の中で爆睡してました・・・

紅白観たかった。

コブクロみたかった。

どっちが勝ったの?

初夢は

2007年01月02日00:09

人間の睡眠は、レム (REM) 睡眠 とノンレム睡眠を90分ごとに何度も反復するらしい。

REM睡眠の時に体験する幻覚を「夢」という。

だからREM睡眠中に覚醒しないと夢の記憶は残らない。

睡眠中に夢を見ないという人は、見ていないのではなく、ノンレム睡眠で目覚めたから記憶がないだけ・・・

『パプリカ』(筒井康隆原作・今敏監督のアニメ)では
はじめのREM睡眠の時にみる夢は短い夢だけど情報が凝縮されていている芸術的な短編映画。朝方みる夢は一時間ほどもある娯楽的な長編映画・・・と夢探偵のパプリカが説明していました。



これからみる初夢は、どんな夢?短編かそれとも長編大活劇か?
うまく目覚めないと覚えていないが・・・

アヒルは中国のほうで改良された鴨

2007年01月04日23:03

『アヒルと鴨のコインロッカー』が文庫版になったので再読。

伊坂幸太郎の作品の中で一番好きな作品。

単行本から文庫本になった時にどのような加筆・修正があるのかも興味深い。

作家自ら自分の作品をどう修正するのか、どのような文章に赤をいれるのか、検証したくなった。

…と言っても一字一句、読み比べたわけじゃないけど単行本を脇に置いて、文庫本を読み始める。



気になった箇所だけ単行本を開いて確認。

けっこうありますね。

例えば、公園で若者三人と出会うシーン。
(単行本)三人は、後ろ姿から想像した印象通りだった。
(文庫本)向かい合った三人は、後ろ姿から想像した印象通りの外見をしていた。

小さな修正ですが・・・
(単行本)彼女はそうしなかった。河崎が「大丈夫ですか」と素早く歩み寄り、彼女の顎を撫でたりしたからだ。
(文庫本)彼女はそうしなかった。河崎が「大丈夫ですか」と素早く歩み寄り、彼女の顎を撫でたからだ。


台詞をかえているところもあります。
そのため後の台詞も大幅に修正しています。

琴美の言動が単行本よりも文庫本は自制されているようにも思えます。

そして180度違う箇所もあったり・・・面白く読めました。

まさに単行本が「鴨」なら文庫本は「アヒル」かも!

もう少し夜更かし・・・

2007年01月07日02:28

遅番の学生さんが急遽お休みなので、中番から遅番(14:00出社)に代わって出勤。

だから、もう少し夜更かししようと思い借りてきたDVDを観ました。

『千年女優』

またまた今敏の作品。

音楽は「パプリカ」と同じく平沢進・・・この時からのコンビだったのね。

23:41本屋大賞一次投票完了

2007年01月12日23:48

草なぎ主税さんの一次投票は受付け済みです。
プロフィールの修正とパスワードの変更が可能です。


【今後のスケジュール】
一次投票の集計結果は1月22日にノミネート本として発表します。
また二次投票は1月22日~2月28日に受付けます。

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かなりギリギリでしたが無事投票できました。

マウリッツ・コルネリス・エッシャー

2007年01月14日08:18

昨日は出勤の約2時間前に渋谷に到着。
Bunkamuraで開催中の「スーパー・エッシャー展」をみました。

僕にとって、エッシャーと言えば、騙し絵であり、その絵を表紙デザインとした伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』を思い出します。

本日がこの展覧会の最終日ということで長蛇の列。

入口でニンテンドーDSを借り、ヘッドフォンを装着。
DSの画面をペンでタッチすると音声ガイドがきこえるしくみ。

数多くのリトグラフとその横に丹念に描かれたスケッチも展示。

「物見の塔」「滝」「上昇と下降」等、やっぱり騙し絵は、よかった。

もっとゆっくりみたかったけど、これから仕事です。


Tokyo Godfathers

2007年01月15日23:09

「東京ゴッドファーザーズ」を観ました。

クリスマスの夜。ゴミ捨て場で拾った赤ちゃんの名付け親『ゴッドファーザー』に勝手になった3人のホームレス。
急転する「運命」の中で彼らが出遭う奇跡とは・・・

ハナちゃんの内股走りがよかった。

笑う福沢諭吉も・・・  


該当作なし・・・も困ったもんだ

2007年01月16日22:22

「売れなくなった。とは言え受賞すれば、最低10万部だからね」と文春の営業さん。

この話を某文芸版元の営業さんに話したところ「そんな密の味は、すっかり忘れましたね」

6回連続、3年間で7作品。文藝春秋が直木賞を独占した時代がやっと終わりました。

だけど本屋としては、売る本がなくて困った。

昨年同時期の『容疑者Xの献身』は50万部売れたし、おまけに東野圭吾の既刊本もたくさん売れていたので・・・

穴埋めは難しいぞ。

こわいくらいよく当たる・・・らしい

2007年01月17日23:39


全米大ベストセラーの『誕生日大全』が売れてます。

366日の誕生日ごとに性格・素質、隠された自己、適性のある仕事・職場、恋愛運、友人・家族関係etc.を診断。

相性占いも網羅し、恋人、友人、力になってくれる人、運命の人、ライバルの誕生日がわかります。

ソウルメイト(魂の伴侶)の誕生日も・・・


・・・ということで正月に親戚が集まるので、1冊購入。

皆でまわし読みしたところ、みんな真剣に自分の誕生日の頁を読み口々に「当たっている」と言っていた。




ちなみに僕のソウルメイトの誕生日は・・・
1月2日/3月29日/4月27日/5月25日/6月23日/7月21日/8月19日/9月17日/10月15日/11月13日/12月11日

どうして2月はいないのかな?

予想は外れるから面白い

2007年01月21日02:03

きのうの日記に書こうとしたこと。

本屋大賞の「二次投票ノミネート作品」が1月22日に発表されるので、その前に自分の予想を日記に書こうと思ったら、途中でパソコンのデータが消えました。

よし今日は書こうと思ったら、すでにマイミクさんで予想を日記に書いている人がいました。
しかも、その予想が自分の予想と80%一致してました。

ということで、自分の予想は以下の10作品です。


(書名50音順)
『一瞬の風になれ』佐藤多佳子
『陰日向に咲く』劇団ひとり
『鴨川ホルモー』万城目学
『砂漠』伊坂幸太郎
『終末のフール』伊坂幸太郎
『東京バンドワゴン』小路幸也
『図書館戦争』有川浩
『名もなき毒』宮部みゆき
『配達あかずきん』大崎 梢
『夜は短し歩けよ乙女』森見 登美彦


『一瞬の風になれ』は3分冊なので、12作と一緒ですね。
もしかしたら、昨年同様10位タイがあるかも?
そうなると13冊になる。ひぇ~
(でも『一瞬の風になれ』は既読なので僕は困らない)

伊坂幸太郎2作品は願望です。

果たして、いくつビンゴか月曜日が楽しみです。

予想は7割的中

2007年01月22日12:24

【本屋大賞】ノミネート作決定!

■ノミネート作品【作品名五十音順】

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  『一瞬の風になれ』   佐藤多佳子/講談社
  『失われた町』     三崎亜記/集英社
  『陰日向に咲く』    劇団ひとり/幻冬舎
  『風が強く吹いている』 三浦しをん/新潮社
  『鴨川ホルモー』    万城目学/産業編集センター
  『終末のフール』    伊坂幸太郎/集英社
  『図書館戦争』     有川浩/メディアワークス
  『名もなき毒』     宮部みゆき/幻冬舎
  『ミーナの行進』    小川洋子/中央公論新社
  『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦/角川書店

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よし!未読作を読まねば・・・

ひとり日和

2007年01月23日23:57

芥川賞を受賞した青山七恵さんの『ひとり日和』を読みました。

主人公の三田知寿は、二十歳のフリーター。
母と二人暮らしだったが、教師である母が中国に留学するため東京で下宿暮らしを開始。
その下宿の主は、吟子さんというお婆さん。
知寿は、子供の頃から手癖が悪く、深夜に吟子さんが寝ている部屋に忍び込み・・・

人のものをこっそりと盗む、しかも盗んでも気がつかない他愛のないものを盗む。という設定は面白い。

ただ石原慎太郎の「都会のソリチュード(孤独)が一種のニヒリズムに裏打ちされ、今日的なものを感じさせる」という意味不明なことは感じなかった。

この主人公は、若者の代表ではない。
この作品を読んで、主人公に同調する人は少ないと思う。同世代でも、同姓でも・・・
とは言え「こんな子たしかにいる」と正確に描いている点がいいのかな?

デビュー作の『窓の灯』も、向かいの部屋の窓の中を覗くことが日課という女の子が主人公らしいが、機会があれば読みたい!

でも、その前に本屋大賞が・・・

陰日向に咲く

2007年01月25日22:31

本屋大賞にもノミネートされた作品。
すでに50万部以上売れている。
立派なベストセラー商品です。
だけど内容は薄いと思う。
コントの台本を膨らませたような感じ・・・
終わり方もコントの「オチ」みたいだし。
劇団ひとりは、嫌いじゃないけど、本業で頑張ってほしい。

名もなき毒

2007年01月27日05:51

昨夜は『名もなき毒』が面白くて一気に読んだ。
気がついたら朝だった。
昼まで寝て、14時から23時まで仕事。
今日は何を読もうかな…

今月はもう本は買いません

2007年02月04日22:40

積読・・・13冊

年末に積み上げた本を一度きれいにしたのに、またいつのまにか読んでない本が積まれている。

自分で買った本以上に人から借りた本が多い。

「この本よかったよ」と言われると、すぐ「貸して」と言ってしまう自分が悪いのだ。

だから今月は、もう本を買わないことにしようと思うのだが、レジに立っていると時々、お客様がもってくる本が気になってしまう。

否、ダメ。もう買わない。

ここにある本を読もう・・・と今日も誓う。

失われた町

2月09日22:56

今日は、神奈川から埼玉へ電車にゆられて2時間。

おかげで本がたくさん読めた。

三崎亜記の『失われた町』読了。

単行本化する時に「プロローグ」と「エピローグ」を加筆したようだけど「プロローグ」が「エピローグ」であり、「エピローグ」が「プロローグ」になっている。

だから最初に「プロローグ」を読んでも理解できないが、エピソードを全て読んで最後に「プロローグ」を読むとよくわかる。

設定などもなかなか凝っているね。

どうしよう。
本屋大賞ベスト3に入れるか?

図書館で払いたい

2007年02月10日23:29

と言って図書券を差し出してきた。

はい!かしこまりました。と受けとった。


電気ブランは何処に

2007年02月12日22:24

昨日は渋谷で、今日は近所のスーパーや酒屋を探したけど見つからない。

浅草の神谷バーに登場して120年。

「電気ブラン」と呼ばれるブランデーベースのカクテル。


『夜は短し歩けよ乙女』を読んで飲みたくなった。
本に登場するのは「ニセ電気ブラン」ですが、その前にホンモノを飲んでおきたい。

どこに売ってるのかな?


ひさしぶりに

2007年02月17日23:28

豆腐部活動中。

忘れないうちに今日の出来事を・・・

■ひとりで理工書を20万円買ったお客様が・・・
医学書を5万円とかステッドマンの電子辞書をカードで買うお客様は何人も受けたことはある
けど、キャッシュで20万円買った人を接客したのは初めてでした。凄いぜ。

■◯◯さんが大変なことに・・・
いずれ本人の日記にも書かれるとは思うが、あれはテロリストと一緒ですな。
「捨て身のテロだな」「テロはいつでも捨て身ですよ」

■ひさしぶりに豆腐を・・・
美味じゃった。でも時間が少なかったのが残念。

■終電に乗り遅れまいと夜の渋谷を爆走。
一瞬の風にはなれなかったが、間に合った。
わき腹が痛くなったよ。とほほ・・・

綿矢りさサイン会

2007年02月18日23:25

今日は、綿矢りささんのサイン会。
新刊『夢を与える』の実売を調べたら195冊だった。

今回、綿矢さんは精力的にいろんな書店でサイン会を予定している。
昨日は紀伊國屋書店の新宿本店とリブロ池袋本店
今日の午前中は、横浜の有隣堂
3月3日は三省堂書店本店と八重洲BC本店
3月4日はオリオン書房ダイヤモンドシティ・ミュー店と
府中の啓文堂書店でも開催を予定している。

かつてストーカーにあったこともあり、対人恐怖症と言われていたが・・・・

17:00からはじまったサイン会は18:40頃終了した。

裏階段でサイン会後、綿矢さんと偶然すれ違った。

「お疲れ様でした」と声をかけると「ありがとうございました」とニッコリ。


それにしても、うちの店はひどいね。
防犯上とは言え地下1階の特設会場から事務所のある4階まで階段をのぼってもらうんだから・・・

新宿にて

2007年02月19日23:35

ワシントンホテルの地下の店で児玉憲宗さんご夫妻、杉江さん、
いけるじゃんさんと祥伝社Iさんと食事。


楽しい時間って、あっという間ですね。

できれば僕もセンチュリーハイアットに泊まりたかった。

あっというまに10万部突破

2007年02月24日11:28

芥川賞の『ひとり日和』が10万部を突破する。

初版4万部で、すぐに2万部増刷。そして4万部の増刷が26日に出来る。

『ひとり日和』の1週間前に発売された綿矢りささんの『夢を与える』を上回る勢いがある。

青山七恵さんの露出も増えている。

今週は「めざましTV」に出演し、週刊文春で阿川佐和子との対談記事が掲載され、昨日が東京會舘での受賞式。

来週は「ぴあ」「日経エンタテインメント」「週刊ポスト」にも登場予定。

そろそろ「文藝春秋」も品切れするので、ますます単行本が売れますな。
(しっかり仕入をしなければ・・・)

ケータイ小説絶好調、文芸書不振の中、2月は河出さんの『ひとり日和』と『夢を与える』が1位、2位になるかな?

それにしても・・・
雑誌の対談などは、プロのメイクさんがお化粧するから当然かもしれないけれど、青山七恵さんどんどん綺麗になるなぁ。

男は黙って、さくら水産!と言ってた青山七恵さんが懐かしい。

この頃の青山七恵さんは兼業作家で、職場の飲み会が、「さくら水産」だった。なぜか女子なのに「男は黙って...」と言っていたとのこと。

今年最初に観た映画

2007年02月26日23:57

「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」というドキュメンタリー映画を観ました。

渋谷のブックファーストでも「内部統制はひとごとですか?」というテーマでフェアを開催中ですが、このフェアの中でも「エンロン」や「アーサー・アンダーセン」に関する本が売れています。

ライブドア・ショックから1年たちますが、ライブドアとエンロンには共通点も多い。
ライブドアが50億円の粉飾に対し、エンロンのそれは数兆円と桁違いではあるが、本業よりも証券市場で自社株の価格をつりあげることに奔走し、不正取引や粉飾決算を繰返した点は一緒。

平成20年4月以降の会計年度から日本版SOX法が導入されるが、上場企業だけでなく売上規模に応じた制度にしてもらいたいものだ。

この業界では上場していないことをいい事に、二大取次が腐っているので是非内部告発を!

ぎりぎりセーフ

2007年03月01日00:22

本屋大賞の二次投票を無事済ませました。

23:51 締めきり9分前でした。

参加した皆様、お疲れさまでした。

4月5日に明治記念館でお会いしましょう。



論座4月号

2007年03月03日11:24

特集が「それでも本屋が好き」なので購入。

永江朗さんと青田恵一さんの対談や
恭文堂、楽天ブックスの店長や洋販の社長など知ってる人がいっぱいでてる。

全国「イチオシ」店150のリストを確認。

訪問したことがある店が68店しかなかった(汗)

勉強不足を痛感。

立ち読みで済ます時もありますが

2007年03月06日19:30

今月は買いました。

何を・・・『ダ・ヴィンチ』ですよ。

特集が伊坂幸太郎だったので!

本人のインタビュー記事もあるし、伊坂ワールド作品リンク最新版もあるので、これは伊坂部としても永久保存ですな。

今月だけで10000坪増床

2007年03月08日18:15

こんなにたくさん本屋ができる。

3月2日 紀伊國屋書店新潟店  645坪※移転増床
3月2日 ジュンク堂書店新宿店 1750坪※増床
3月3日 ジュンク堂書店新潟店 1300坪
3月9日 丸善日本橋店 1000坪
3月10日 紀伊國屋書店前橋店 968坪
3月10日 ジュンク堂書店三宮店 1450坪※増床
3月12日 紀伊國屋書店流山店 932坪
3月13日 紀伊國屋書店横浜ららぽーと店 570坪
3月15日 コーチャンフォー新川通り店 1250坪
3月16日 ブックファースト八王子店 205坪
3月22日 紀伊國屋書店名鉄ビル店 240坪

とりあえず明日の丸善は見てこようと思ってます。

明治2年創業の本屋が生まれ変わったよ

2007年03月09日16:49

丸善の日本橋店が本日リニューアルオープンだったので見学に行ってきました。

もの凄い人…レジも長蛇の列。

こちらが最後尾です。のプラカードが…

地域読者にとって待ちに待った新装開店。

歴史のある本屋は違いますね。



丸の内本店と日本橋店に囲まれて、ますます八重洲ブックセンターはピンチかも…と思っていたら店内に八重洲ブックセンターの人を発見!

やはり見に来るよね。

杉江さん
すごい人でしたねー。びっくりしました。
しかも結構きっちり棚も仕上がっていたし。
底力を感じました。
>杉江さん
どこの本屋とは言いませんが、棚詰めも終わっていないのにオープンした店とは違いましたね。
杉江さん
オープンの1週間前には棚詰めは終わり、マスコミや業者や出版社を招待して内覧会もやってました。
さすがです。
>杉江さん
1日の売上目標は、丸の内本店の7掛けの900万円と聞いていますが、初日はどのくらいでしょうか?
楽しみですね。


AneCan(小学館)marisol(集英社)GRACE(世界文化社)が同時に創刊したけど結果は? 

2007年03月11日23:41


銀座の福家書店をはじめ主要な書店の店頭は全部集英社に押さえられちゃったよ・・・
数ヶ月前に小学館で打ち合わせをした時に担当さんが嘆いていました。

集英社と言えば元々は小学館の子会社。
同じ一ツ橋グループなのに創刊誌でガチンコ勝負とは、おまけに世界文化社も交えた三つ巴の戦い。

しかし結果は、AneCanの圧勝。2位はGRACE、marisolは惨敗かも・・・

GRACEは、実売率では1位かも?
AneCanは、郊外や地方店の完売率が高いが、都心部では店頭在庫がかなり余ってます。
あんなにぶ厚くて重たい雑誌は持って帰りたくないからかな?
ハリーポッターと同じ現象か?

読者対象が違うので、部数に差がでてあたりまえだけど来月以降の女性ファッション誌の売上ランキングは、どうなるかな?

※ 現在『AneCan 』『GRACE』は休刊。『Marisol』は、無料のカタログ誌として不定期に発行となっている。

恥ずかしくないのかな?

2007年03月12日23:55

10年以上前の話ですが・・・と言うと何だか黴臭い話と思う人もいるかもしれませんが、大阪のある書店さんが改装し、新装オープンの初日に訪問して店長に挨拶したところ、店長は余り嬉しそうではなかった。

「どうしたんですか?」と尋ねると「まだ棚が創りこめていない。こんなかたちで店をひらくのは恥ずかしい」と言うので、店内をしばらく見回してみたが、僕には改装前よりもいい店に見えた。

しかし、店長は謙遜ではなく、本当に納得していなかった。


なんで、こんなことを思い出したのかと言うと今日、新宿で打ち合わせをした帰りに最近増床オープンしたJ書店を見たからだ。

増床オープンは、3月2日だったので、すでに1週間が過ぎているが写真のとおり本が詰まってない棚が目立つ。

同時期に新潟への出店もあり、新宿店のほうは人員が不足していたのかもしれないが、こんな状態で営業しているとは・・・

これは現場スタッフの問題ではなく、経営の問題だ。

そのJ書店の社長のインタビューが土曜日の朝日新聞の「be on Saturday」に掲載されていた。

この増床に「勝負をかけている」そうだが・・・・・

現実をよく見つめてもらいたい。

遥かなる東京タワー

2007年03月14日11:26

今夜、映画「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」の試写会が銀座であります。

本屋大賞エントリーの書店員を扶桑社さんがご招待してくれるイベントです。

ところが、この日は以前から約束があったので行けないと扶桑社の営業に話したところ、マスコミ試写の招待状をもらいました。

ところが、よし観に行くぞ。と思ったその日に知人の通夜があり行けなくなりました。

しかし、マスコミ試写は他にも上映日があるので、最終日の3月9日に再度トライしたところ今度は「満席です」と言われて入場できませんでした(泣)

そんなぁ・・・せっかく楽しみにしてたのに。

・・・でも追加の案内をもらいました。

今度こそ今度こそ今度こそ今度こそ今度こそ今度こそ・・・

果たして観れるのだろうか?

(すみません。試写会=無料に拘ってるわけではなく、せっかくのご招待なので、公開前に観ておきたいのです)


編集長264名に聞きました

2007年03月15日21:00

『編集会議』4月号の特集記事。

編集長264名に聞きました「私が一番、売った企画」

気になったので買ったのですが、ハズレでした。

月刊誌・週刊誌・ジャンルを問わず264名の編集長が登場し、売れた企画のタイトル・概要を紹介していますが「なるほど」という企画がない。

雑誌不振の要因のひとつがここにあることを認識しました。

もったいないので、この264名を分析。

264誌中、女性編集長は全体の3割いますね。

女性をターゲットにした雑誌が70誌くらいあったけど、70誌のうち女性編集長は7割くらい。

ということは、女性の編集長を登用している女性誌が主流であるのに、それに逆らってる残り3割=男性が編集長をつとめている女性誌を改めて見ると・・・売れていない雑誌のように思える。

今日買った本

2007年03月17日17:36

道尾秀介『片眼の猿』新潮社

青山七恵『窓の灯』河出書房新社

どちらから読もうかな…

ブンキョ

2007年03月18日23:31

浅田次郎の『輪違屋糸里』(文春文庫)の上・下と「半導体」の本を持ったお客様がレジにきた。  


「半導体」の本は、うちのフロアだけど文庫は2階から勝手に持ってきた本だな。

うちの店は基本的に各階精算。(防犯上・・・)

どうしてもまとめて精算したい場合は、店員に言ってくれたら移動させるのに・・・と一瞬思ったが「いらっしゃいませ」

「カバーおかけしますか?」と尋ねると

「ブンキョだけ」と彼女は言った。

一瞬笑いをこらえたが、言った本人が笑っていたので
「かしこまりました」と笑顔でこたえた。

本編はまだ観てないが

2007年03月21日20:57

映画『陽気なギャングが地球を回す』のDVDを部長からお借りしました。

レンタル版にはない特典映像のディスクを本編よりも先に鑑賞。

メイキング映像や舞台挨拶などは後回しにして、やはり一番最初に観たのは、原作者のインタビュー映像。

雑誌のインタビュー記事やWEBなどの対談記事を読むことはあったが、
伊坂幸太郎さんの映像を観たのは、今回がはじめてでした。

映像は人間の内面をも映しだせるもの、写真と違って、誤魔化せないものです。

でも伊坂幸太郎さんの映像を観て「安心した」と言うか「すごくいい人」というのが伝わってきました。

よかった。よかった。

監督の前田哲さんや大沢たかおさんのインタビューもよかったけど伊坂幸太郎さんの映像を観て、とても満足しました。


さて、本編はいつ観ようかな。 


今日の占いでは・・・ 

2007年03月23日23:28

物事が予定通り進みHAPPY
逆転の発想で成功を得られそう。
高い目標を持つと更なる飛躍へ。
ラッキーポイント じゃがいも

朝、めざましTVの「今日のCountDown」では、かに座は1位でした。

いい1日になりそうだと喜んで家をでたが、携帯にメールと電話が・・・

まだ出勤前なのに!

結局、午前中は急な仕事で予定していた仕事は後回しになった。

全然、占いと違うぞ。

でも午後からは、予定通りに仕事も進み、夕方は銀座へ。

念願の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の試写を観に行けた。

松たか子の演技がよかったなぁ。

ということで、

終わりよければ、すべてよしということで「いい1日」でした。

※どの俳優さんも泣くシーンがありますが、松たか子の涙をながしながらの台詞は最高によかった。

Will You Love Me Tomorrow?

2007年03月25日23:50

積読から1冊、バックにいれて出勤。

大崎善生の『タペストリーホワイト』(文藝春秋)

たしか昨年11月頃、買ったのに読まずに積み上げていました。

帯の「Will You Love Me Tomorrow? 明日もあなたは私を愛してくれているのでしょうか?」はキャロル・キングの「Tapestry」というアルバムに収録されている曲らしい。

聴いたことない曲でも、小説の中で「甘く」「せつない」と書かれると、そんな気持ちになったりもするから不思議だ。
(聴いてしまうと、ガッカリすることもあるから聴かないでおこう)

大崎善生は「音楽」を上手く使える作家のひとりだと思うが・・・

久しぶりに読むといいですね。大崎節。

今朝、思い出したよ

2007年03月29日21:35

昨夜は渋谷で同僚の送別会があった。

18:50に店のメインエントランスに集合。

予約してあった店に到着し席についてから気がついた。

男子は僕ひとりだった。
(本当はもうひとり出席予定だったが風邪で休み)

あと6名は全員女子。・・・というか腐女子というべきか!
(最近の書店員は、かなり腐っているのだ)

話題は漫画やアニメのオタ話が中心となり「最近の萌え」などを各々告白。

いろいろ勉強させていただきました。

飲んで食べた後はカラオケに行ってリクエストされていないのに辞めていく○○さんの為と言っては自分の好きな曲を歌った。

結局、終電にて帰路へ。

この時間帯は乗り継ぎが悪い。20分くらい待つので1駅分歩いて帰宅することにした。

途中コンビニにて缶ビールを2缶購入。

夜桜を見ながらゴクゴクとビールを飲んだ。

帰宅した時間は不明だが、朝起きたら頭が痛く、ひどい2日酔い状態。

そして、思い出した。

今日は健康診断だったと・・・

いつのまに

2007年03月31日23:38

値上げしたの…

いきなり1.5倍とは

今までは、ビール1杯200円だったので1,000円で5杯飲めたのに・・・

1杯が300円だと、1,000円で3杯しか飲めないぞ!

それでも立ち呑み屋は満員でした。

天気もよかったので

2007年04月01日20:58

休憩時間、店の向かいにある東急百貨店本店の屋上にのぼった。


本日お買い上げの本を持って!

ユリイカ4月号 特集は米澤穂信。
重松清『小学五年生』

暖かくなったので、屋上で読書もいいですね。

代打といえば

2007年04月02日18:12

僕の中では、あぶさん(現・ソフトバンク)です。

最近はDHでフル出場してますが、最初は代打屋でしたね。

今年はホームラン狙いをすてて夢の4割打者をめざしているようですが…

それは、さておき…

今夜はピンチヒッターでお仕事です。

この時期人の入れ換えで、人手不足なので19時から23時までレジに立ちます。

夕方から雨も降っているので今夜は混まないかな?

今日は定時で帰ります

2007年04月04日17

何故か?

明日は本屋大賞の発表&授賞式だから!

早く帰って授賞式の入場券となるPOPを作らなければなりません。

去年の東京タワーのPOPは明方4時に完成でした。

よし!早く帰って作るぞ!

本屋大賞2007

2007年04月06日02:09

本屋大賞は佐藤多佳子さんの
『一瞬の風になれ』(講談社)に決定!

楽天TVによる生中継など会場は昨年よりも報道陣の数が増え、僕ら書店員は隅っこの方で発表を待っていた。

「取材から4年」という佐藤多佳子さんのコメントにびっくりしたが、力のある作家さんであることを強く認識しました!

会場にいて、もうひとつ驚いたのは、森見登美彦さんの人気の高さ。

この日、会場には佐藤多佳子さん、リリー・フランキーさん、万城目学さん、有川浩さん、そして、森見登美彦さんがいましたが、森見登美彦さん詣での数は半端じゃなく、主役である佐藤多佳子さんよりも行列ができていました。

もし、本屋大賞の投票日がもう少し後ろにずれていたら大賞は、佐藤さんではなく、森見さんが受賞していたかもしれない。時代は今モリミーなんですね。


それにしても、今回も児玉憲宗さんをはじめ日頃お会いできない書店員との再会や新たな出会いがあったことが何よりも嬉しかった。

僕がつくったPOPです。ランナーが動きます。

小説を目当てに漫画誌を買う

2007年04月07日09:39

ひさしぶりに週刊『モーニング』を買った。

お目当ては、漫画ではなく伊坂幸太郎の小説『モダンタイムス』

漫画誌初乱入&週刊連載初挑戦!

これから毎週木曜日が楽しみだ。  


ただし毎週、伊坂幸太郎の作品が読めるのは嬉しいけど、ひとつだけ言いたいことが・・・

挿画がちょっとね。

イメージと違うというか、センス悪いと思う。

編集者の問題かな?

新学期らしくなってきました

2007年04月08日23:34

昨日、今日と店は大忙しでした。

午前中だけで宅急便の荷物は10個。
(うちの店は1万円以上お買上げいただくと無料でお送りするサービスがある)

教科書を買いにくる学生も多かった。
参考書のリストを見せて「この6冊が欲しい」とのリクエスト。
またそのリストの書名が間違っていたりで「どちらの本でしょうか?」と尋ねてもお客様は「???」

先生に言いたい。書名は正確に!できればISBNを付記して欲しいよ。

午後は電話での問い合わせも多かった。
「今から言う5冊在庫ありますか?今日中に欲しいのであれば買いにきます」
「青森県なんですが送ってもらえますか」
「洋書ですが、今から言う書名の本を・・・」

もともと人手不足な上に一人のお客様に時間がかかるためレジには何度も行列が・・・

スタッフもヒートアップしてくる。

それでも売上が好調だと嬉しい。

・・・ということで帰りにコンビニによって新発売のYEBISUビールを6缶購入。

春はビールが美味しいなぁ。  


また本屋が消えた

2007年04月12日18:26

ここ1年で1000坪級の本屋が数店舗出店している日本一激戦区の金沢で、ついに書店の淘汰が始まった。


野々市の王様の本といえば、北陸一の本屋だったのに、時代の流れは恐ろしい。


そんな中、うちの近所の本屋さんも閉店してたよ。
40年間御愛顧頂き…という貼り紙がありました。

あぁ、怖いです…。

午後九時

2007年04月14日10:35

「護国寺」と打とうとしたら「午後九時」になってしまった。

昨夜は、その護国寺にある講談社と打ち合わせだった。

日本一の出版社が、この決算で小学館に抜かれたらしい。

でも今期は『一瞬の風になれ』の本屋大賞受賞で出足は良いはずだが・・・

売上も一瞬の風になったりして。

なぜ本屋にいるとトイレに行きたくなるのか?

2007年04月15日23:16

「トイレはどこですか?」

レジにいると、この質問が1番多い。
(このフロアにトイレがないのも質問される一因と思うが)

1日に何回も同じ質問を聞かれるので、皆判を押したように「2階、4階、5階にございます」と答える。

本当は男性の場合、5階がいちばん広いが、聞いてくる人はわりと切羽つまってる人も多いので、できるだけ簡便に答えている。

それにしても、本屋で本を読んでいるとトイレに行きたくなるのは何故なの?


長年疑問だった。



だが今朝、ひとつの仮説を実行したところ、この説が有力であることを知った。

それは・・・


臭いなのでは?

印刷物の臭いを嗅ぐと脳が刺激されて尿意や便意を催すのでは?

僕は、今朝いつもよりも鼻を近づけて新聞を読んだらトイレに行きたくなりました。

みなさんも是非お試しを!

ちなみに有名な「青木まりこ現象」が『本の雑誌』で紹介されたのは、一九八五年のことです。「なぜ本屋にいると便意をもよおすのか!」を知りたい方は、『別冊本の雑誌17 本屋の雑誌』をお買い上げいただきたい。


言いまつがい 思いつがい

2007年04月16日21:31


「だんこんの世代にも・・・」
今日来た営業の人が(といっても僕のところに来た人ではないが)言っていた。

団塊(だんかい)の「塊」を「魂」と思ったようですね。


間違いといえば、最近、某版元の営業が「この著者は東急の創業者であるゴシマケイタと親交があって・・・」と説明していた。

五島慶太と言えば、競合電鉄会社を次々と買収したことから「強盗慶太」と呼ばれていた実業家。

ゴシマじゃなくてゴトウが正解。


そして間違いやすい日本語と言えば・・・


「思惑」

「しわく」と読む人が多い。
(アナウンサーでも、そう読む人がいる・・・)

しかし「おもわく」が正解です。

「思惑」は、未来のできごとに対する見込みや予想。
「思ふ」の未然形「思は」に「く」が付いた「思はく」の現代語形で、「惑」は当て字。
(明鏡国語辞典の編者 北原保雄監修の『かなり役立つ日本語ドリル』大衆館書店より)

さすがは新潮社

2007年04月24日02:01

新潮社さんの招待で、映画「しゃべれどもしゃべれども」の試写会に行きました。

六本木のオリベホールに約200人の書店員が集結。

新潮社の営業部長が舞台挨拶で「文庫は新潮社を1番に!」と強調。
そして、本屋大賞コーナーと同様に「佐藤多佳子コーナーをつくってください」と新潮文庫になっている佐藤さんの著作を紹介していた。

その後、原作者の佐藤多佳子さんが挨拶。

司会の人は次に「今日は、もう1名。急遽かけつけてくれました」と主演の国分太一を紹介。

国分さんは「司会の人は急遽といいましたが、1週間前からスケジュールにありました」と言って会場を笑わせ、さらに「新潮社の営業部長さんの話を舞台そでで聞いてましたが、大変な謀略に加担させられたようです」と言った。

そして、1時間49分の映画を鑑賞終えると、再び佐藤多佳子さんが舞台にあらわれ書店員の質問に答えてくれた。

この作品をなぜ書いたのかという質問に
佐藤多佳子さんは、森田芳光監督『の・ようなもの』の影響だと言っていました。

なるほど。
『の・ようなもの』は森田芳光のデビュー作で落語家のタマゴがソープ嬢と女子高生に出会う話。

質問タイムが終了すると出口でお土産を受け取った。

お土産の中身は、映画ポスター、映画パンフ、映画店頭プロモ用DVD、そして、注文書が入っていた。

さすが新潮社。

おかげで気分転換できました。  

さよならブックファースト

2007年04月26日12:17

業界紙の速報にも載りましたか・・・

ブックファースト渋谷店の閉店が正式に発表されました。

僕にとっては、第二の書店人生を歩みはじめた大切な場所なので閉店は残念です。

しかも売上不振による閉店ではなく、ビルのオーナーの都合による閉店。

やりきれない。

まじでか。
どうなるのかな、渋谷。
オーナーのくそったれがー!

マジですか!
あーなんか切ないね…みんなに会いにどこ行ったらいいの!

マイミクコメント

復帰

2007年04月28日23:08

土曜日曜日はブックファーストの日。


14時に出社すると担当交代の話になった。

現在は語学書だけど、Computer書の担当になるとのこと。

もともと2年前まではCom書を担当してたので交代というよりも復帰と言うべきか…


自分でも好きなジャンルなので今回の交代はとても嬉しい。


渋谷店閉店まで残り5ヶ月ちょっとだけど、Com書の担当者としてガンバロウp(^^)q

夕べは立ち呑み屋で一杯

2007年04月29日23:25

豆腐部の元部長が来店した。

彼は昨年の3月末にフリーター生活に別れを告げて就職。

現在は、写真の仕事をしている。

ブックファーストの閉店を耳にし心配になって来たとのこと。

閉店したら何処に行けばみんなに会えるのかと聞かれ困った。

閉店しても社員だけでなく、アルバイトの雇用も保証してくれるとのこと。

但し、どこの店に行くかは、これから相談。

渋谷店閉店の1年後にできる新宿店(1100坪)に再集結できればいいが、その間、別の店舗で働くか、あるいはこれを機会にブックファーストから卒業する人もいる・・・

みんなどうなるのだろう?

・・・ということで、夕べは元部長と裏の立ち呑み屋に行って、山ごぼうの味噌漬けをツマミに300円の生ビールを飲みました。


バベル

2007年04月30日22:31

世間ではG.Wの3日目であるが、僕にとっては今日が初日で明日明後日は仕事。
(あとは、3日4日だけが休み)


せっかくの休みなので南町田のグランベリーモールに出かけて映画「バベル」を観ました。

監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナルに加え、日本からは役所広司と菊地凛子が参加。

モロッコ・カリフォルニア・メキシコ・日本を舞台に、それぞれのストーリーが展開されるが、ひとつの事件をきっかけに物語は交差していく。

この映画のテーマは「言葉の壁」「伝わらない心」

人類は、かつて同じ言葉で話していたが「バベルの塔」の建設に怒った神により言葉は分かたれたと旧約聖書は説いている。

映画のタイトルにこめられたメッセージはわかるけど、ちょっとストーリーの展開が予測しやすく、結末も思ったとおりでした。

隣の席の人は、菊地凛子(26)の体をみて「女子高生の役は無理があるよね。肌にはりがない」と感想をもらしていた。

女性の目はきびしい。



帰省と言っても読書と昼寝

2007年05月03日22:57

自宅から電車に乗って約2時間。都営新宿線の船堀駅を下車。

母の日の前倒しプレゼントと手土産にワインを持って帰省。

昼間からビールを飲み。自分で持ってきたワインもあけると眠くなってきた。

以前なら自分が使っていた部屋に行って昼寝をしたり、残しておいた漫画を読んだりしていたが、昨年家を建て替えたので、僕の部屋はない。

3階に物置のような部屋があるので、そこに座布団などを持ち込みバックから本をとりだす。

某書店で仕掛け販売していた文庫『父からの手紙』(小杉健治・光文社文庫)


岩波文庫『史記を語る』

2007年05月28日22:14

風蕭々として易水寒し
壮士ひとたび去りて復た還らず


(風はもの寂しく吹いて、易水の水は冷たく流れている
勇士はひとたびこの地を去ったら2度と戻ることはないのだ)

漢詩の素養はないが、この詩が好きです。

この詩を知ったのは、中学生の頃ですが意味は知りませんでした(笑)

司馬遷の「史記」の刺客列伝にこの詩があることを知ったのは、ずっとあとのこと。

秦の圧制に抵抗するため始皇帝暗殺に赴く荊軻が仲間との別れに詠んだ詩。
(この暗殺は未遂に終わりましたが・・・)


今日、ある決断をしました。その時にこの詩を思い出したのです。

別に人を殺そうとか、死のうということではありません(笑)

寂しいけれど、強い意思が自分にあることを確認できたので、ふとこの詩を口ずさみたくなったのです。


今夜は、本棚の奥にある『史記を語る』を読もうかな。


老兵は死なず、ただ消え去るのみ

2007年06月03日23:57

Old soldiers never die; they just fade away.

マッカーサーの退任演説での有名な言葉。


突然ですが、ブックファーストを卒業しました。

しばらく休養します。

2004年の7月から約3年間お世話になりました。

いろいろなことをあらためて学びました。

お世話になったみなさんに感謝!

そして、このブックファーストで出会った友人たちが、僕の大きな財産です。

これからも宜しくお願いいたします。

まじでか。
同窓会やりやしょう☆

まずはゆっくりしてください。
おつかれさまでしたー!

マジでか。
お疲れ様でした!
同窓会しましょう☆

>ハルカさん きゆこさん
同窓会やりましょう。

「インド式」もっと早く出会っていたら

2007年06月27日21:57

インドの子どもたちは、ケタ数の多い掛け算割り算を数秒で暗算してしまう。

日本実業出版社『インド式秒算術』を筆頭に

インド式の計算本が売れてます。

中身を見てなるほどと納得。

もっと早く出会いたかったよ。

2642×50をインド式で解くと
50は100の半分なので
2642×100÷2=2642×50になる。

理論はわかっても計算力は反復練習しないと身につきませんね。

「歴史は繰り返される。この15年後にダイヤモンド社が『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』を出版して、2023年ベストセラー1位となりました。
モノマネ企画恐ろしや

神さま、この話だけは見ないでほしい。

2007年07月03日23:30

恵比寿ガーデンシネマで映画「アヒルと鴨のコインロッカー」を観ました。

原作を読んだ人ならわかると思いますが、この作品は小説ならではの手法で描かれています。故に映像化は難しいと言われていた作品。

小説の中で出てくる数多くの回想シーンを映画ではどのように描くのか興味深かったが「なるほど!これなら無理はない」という内容でした。

原作者の伊坂幸太郎さんも中村義洋監督との対談で
「僕はすごく気に入っているんです、この映画。昨日も観たんですが、もう何回観たかわからないくらい観てる」と語っています。

冒頭で「ディラン?」と言うシーンが、映画の終盤にもう一度繰返されます。
ここを伊坂さんはツボだと言ってましたが、僕も感動しました。

あぁ今すぐ新幹線に乗って仙台まで行きたい。

仙台駅のコインロッカーへ。

神様が閉じ込められているあの場所に・・・

直木賞候補作

2007年07月05日12:47

発表されました。

森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」や

桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」

そして、万城目学さんの「鹿男あをによし」もノミネートされましたが・・・

誰が獲るのかな?

畠中恵さんかなぁ。。。

森見さんは、山本周五郎賞も獲って人気実力とも急上昇中。

個人的には、万城目学さんの作品も好きですが、今回は無理かな?

またまた北村薫さんもノミネートされていますが、北村さんクラスを候補にするなら確実に賞をさしあげるべきと思う。


前回のように「該当作なし」だけは、やめて欲しい。

直木賞のゆくえ

2007年07月11日22:14

文藝春秋のH部長と打ち合わせ。
8月新刊の目玉は宮部みゆきさんの『楽園』上・下で初版は各150,000部。『模倣犯』の前畑滋子が主人公とのこと。
道尾秀介さんの『ソロモンの犬』米澤穂信さんの『インシテミル』も8月新刊。こちらのほうが楽しみ。
毎度のことながら直木賞の話題に。H部長の予想はいつもはずれるが、一応聞いてみる。予想順位・・・森見・万城目・北村
それでも文春の作品が受賞した場合の重版部数と重版出来日は決まっている(紙や印刷所の手配は終わったという意味)
果たしてH部長の予想は当たるか?いよいよ来週火曜日です。

売るための工夫

2007年07月14日22:33

昨夜は、人文書系の某出版社の営業マンと食事をしました。

営業マンの人数は何人いるのかと尋ねると15人いるとのこと。

この人数は大手版元よりも多い。

しかも全員が正社員であり、ひとり200軒以上担当しているので、
全国3000軒以上の書店をカバーしてるとのこと。

最近は、POSデータばかりに頼って実際に店をまわらない出版社が急増している。

この出版社の戦略は、時代の流れと逆行しているように見えるが、実は正解のように思う。

また驚いたことに地方出張の際は、書店だけでなく各地の○○社
にもアポをとって訪問しているとのこと。

さて○○とは、どこか?!

正解は、地方のテレビ局、新聞などマスコミです。

27回死んだ

2007年07月15日22:36

ひさしぶりにやりました。

次のセーブまでと思い何度もCONTINUE

気がついたら午前4時でした。

イトウ
あははは!なぎさん死に過ぎ!!(爆笑)
でも爆笑しているワタシは、このゲームは恐くて出来ません…!
ゲームをプレイしている時って、何故に仕事みたいになっていくのですかねえ…(遠い目)。
お疲れ様です!

露の玉垣

2007年07月17日23:03

第137回直木賞が決まりました。松井今朝子さんの『吉原手引草』
ひさしぶりに時代小説が直木賞を受賞しました。

時代小説の直木賞受賞は乙川優三郎さんの『生きる』以来5年ぶり。
『生きる』は僕の大好きな作品なので、この機に一緒に売ろうかな。

今日は、その乙川優三郎さんの新刊『露の玉垣』(新潮社)を読みました。

6万石の外様大名である新発田藩の家臣たちを描いた作品。

「露」という字は「わずかなこと」「はかないこと」「消えやすいこと」という意味がある。

新発田藩は信濃川・阿賀野川などの下流域で、そのままでは農地に適さない地域だった。
ひとたび川が氾濫すると農作物は壊滅状態となる。
そのため干拓や治水工事に力をそがれ、貧しい藩であった。

まさに「露の玉垣」である。

しかし、この作品に描かれている新発田の家臣たちの人生は、貧しく儚いもののようにも見えるが、それでも力強く明日を生きようという意志が感じられます。

乙川作品は時代小説ではあるが、そこに生きる武士たちの生き様は、生き辛い平成の世に生きる僕らに勇気を与えてくれます。

仙台名物

2007年07月25日11:41

只今、仙台出張中。

仙台名物と言えば…

コインロッカー。

『アヒルと鴨コインロッカー』の聖地巡礼です。
ここには神様が閉じ込められている。

ミスポタ

2007年07月31日23:52

先日、紀尾井町の角川映画の試写室で『ミス・ポター』を観ました。

1億部のベストセラーである「ピーターラビット」の作者であるビアトリクス・ポターのお話。

主演のミス・ポター役は『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニー・ゼルウィガー、恋人役は『スターウォーズ』のユアン・マクレガー。


オッサンがひとりで観に行く映画じゃないよ。これは(汗)マスコミ試写だけど周りは女性ばかり・・・・
ちょっとグッとくるシーンもあった。(お隣の女性は号泣)

でも勉強になりました。
「ピーターラビット」は知っていても作者のことまで知らなかったので・・・

ところで、MISS POTTERの「POTTER」を「ポター」としていますが、HARRY POTTERは何故「ポッター」なの?

多賀城焼けた瓦の謎

2007年08月01日21:03

宮城県の仙台市と塩釜市の間に、多賀城市があります。

多賀城とは、古代律令国家における陸奥国の国府のこと。

城と言っても戦国時代の城郭のようなものではなく、どちらかと言えばお寺のような建造物だった。

その多賀城の址地から焼けた瓦が多く出土されています。

780(宝亀11)年に起こった伊治呰麻呂(これはりのあざまろ)の乱で多賀城は焼けたと「続日本記」に記されていますが、焼けた瓦は、この地で大乱が実際にあったという証拠。


先月、文藝春秋から工藤 雅樹『多賀城焼けた瓦の謎』が発売されました。

志夢ネットには、多賀城市と隣の塩釜市に加盟書店があるので、本書を
100冊仕入れて多賀城の店に70冊、塩釜の店に30冊納品しました。

結果は・・・

なぜか地元の多賀城よりも隣の塩釜市の店で売れてます。

しらっち
今出ている『ダ・カーポ』でリブロの矢部さんが取り上げていて、興味を持ちました。 
『素数ゼミの謎』のイラストの人なんですね。

ハルカ
塩釜でお寿司食べたいなー。

なぎ
>しらっちさん 
『素数ゼミの謎』と同じ石森愛彦さんのイラストがメインですね。 
監修は東北歴史博物館の前館長ですが、文章そのものは文春の編集者が書いた本です。ちょっと間違いもありますが、わかりやすい内容です。 

なぎ家のルーツは東北なので、蝦夷の歴史は興味があります。 

>ハルカさん 
塩釜と言えば、本マグロです。 
僕も食べたい。


残業はするな、「前業」をせよ!

2007年08月07日22:02


最近、朝目覚める時間が早くなりました。

熱帯夜だから?それとも老化のはじまり?

昨日は、午前5時に起床。眠れないので本を読んで過ごしました。

そして、今朝は午前4時に目覚めてしまった。

・・・ということで「前業」することにした。

その日の午後に使う資料を作成し、会社のサーバの共有フォルダに入れて出勤。

会社ではプリントアウトするだけなので、少し時間的なゆとりができたかと思ったら甘かった。

日本書店大学の会員店で身内の不幸があり、生花や香典の準備など突発的な仕事が入ったので・・・


久恒啓一『残業はするな、「前業」をせよ!』を出版した大和書房さんでは、この本の出版を契機に1時間早く出社するようになったと言っていた。

「じゃあ残業はなくなったの?」と担当の営業さんに尋ねると、

「それが残業は、相変わらずあるんですよ」

どうやら就業時間が延びただけのようだ。

児玉憲宗
我が社では、今月、常務から専務になったOさんが、店長たちに「今より1時間早く出社せよ」と言ってまわっているとか。

なぎ
>児玉さん
Oさんって専務になったんですか!
おめでとうございます。
1時間早出ですか・・・今まで何時出社なのかわかりませんが、大変ですね。

うちのチェーン店の店長も朝5時出社の人が多いです。
5時に来ないと10時開店までに雑誌が間に合わないと言ってます。

みんな「前業」してるんですね。

伊坂幸太郎サイン本

2007年08月08日15:45

今日、来社された版元さんが
「なぎさんって伊坂幸太郎のファンでしたよね」


「ええ、伊坂幸太郎部ですから」と答えると


「このサイン本さしあげます」と言って写真の本をくれました。


おぉ『重力ピエロ』だ。


サインもまだ初々しい。
(最近のサインとかなり違うぞ)


おぉ しかも「このオビ」
(現物はじめて見ました)

どこで買ったんですか?と尋ねると

「船橋のT書房でC店長おすすめということで買いました」

なるほど。

だけど、いんですか。もらって、
この本の価値は高いですよ。このオビも・・・
あとで返してと言っても返さないからね。
かわりに番線押しておこうか。



ということで、ゲットしました。


でも、この本が発売されて4年なんですね。


また文庫と比較しながら読もう。

いけるじゃん
断言しますが、オビは無価値です!

>いけるじゃんさん
こんな熱いメッセージをオビに書く編集者はいませんよ。


0.0001%

2007年08月11日23:59

農薬の残留濃度などを示す数値として「ppm」という単位を耳にするが、
「part per million」の略で100万分の1という意味。

「ppb」は10億分の1 「ppt」は1兆分の1となる。

0.01ppmと10000pptは、同じ単位だけど、10000pptのほうが
残留濃度は高いように聞こえる。

こうしてメディアは人を欺くのか・・・

松永和紀『メディア・バイアス  あやしい健康情報とニセ科学』光文社新書を是非!

ひまわりのかっちゃん

2007年08月12日22:06

先月、仙台に行った時に薦められ買った本。

講談社の話では、北海道や東北の本屋さんで売れているとのこと。


小学2年の時に「ひまわり学級」という特殊学級に入ることになった主人公のかっちゃん

そんなかっちゃんをみんなは「はんかくさい」「みったぐなし」と言って馬鹿にする。

「はんかくさい」とは「生半可」の「半可」に「臭い」がくっついた言葉で「とろい」とか「のろい」とかと似た意味。

「みったぐなし」は「みっともない」という意味。

ところが、小学5年生に進級する春休みに、かっちゃんは森田先生と出会う。

帯には「ボクを変えた奇跡の先生」とあるが、字が読めない、計算ができなかったかっちゃんはまさに「奇跡」の成長をとげる。そして、物語のクライマックスは小学校の卒業式・・・・


今年一番の1冊に出会いました。

今朝の朝日の3面に

2007年08月17日21:50


「出版 断てるか負の連鎖」という見出しがあった。


記事の内容は、町の本屋に新刊がはいらないのは、版元が返品を恐れて大型書店チェーンに配本を集中しているからと説明。

そして、その改革に乗り出したのがトーハンで、300億円を投じて桶川SCMをつくったと報じ、日販も100億円かけて王子を拡張と書かれていた。



日販の肩をもつつもりはないが、流通改革もSCMも日販のほうが先行しているのは事実なのに、この記事を読むとトーハンのほうが先行しているように受け取れる。

もしかして、トーハンの広告記事?


日販もトーハンも「必要冊数を届けたい」=「無駄な配本や返品をなくす」という理念で、SCMを推進しているが結果はどうだろうか?

「SCMに指定された銘柄は、勝手に追加できないので厄介だ」という声が版元・書店双方から聞こえる。

すべて取次のサジ加減で決まるシステムなので、返品というロスは減少できても、売り損じというロスは拡大してるのではないのか!

取次の言う「業界のため」とは、自分たち取次が頂点に立つ業界を前提とした「業界のため」であり=取次のための改革だということを本屋も版元も認識しなければならない。

ハルカ
おぉ!すんごくわかりやすい業界講座!
そうだよねぇ…。小さい本屋好きとしては、全く同感。
でもどうやったら変えられるのかまでは、まだまだ勉強不足で提言できませぬ。
今更ですが、卒論にすればよかったなー。

>ハルカさん
小異を捨てて大同につく

中小書店が生き残るには連合体をつくることです。

TOKKO

2007年08月21日22:28

昨夜は、渋谷の「渋谷シネ・ラ・セット」で映画「TOKKO」を観ました。

日系アメリカ人のリサ・モリモトという女性がつくったドキュメンタリー映画。
彼女の亡き叔父が特攻隊の生き残りであったことが、この映画を製作した動機らしい。

特攻隊員で生き残った人のインタビューや特攻を受けて沈没した米駆逐艦ドレックスラー号の元乗組員の証言は生々しかった。


この映画が日本で上映されることが決まり、ドレックスラー号の元米兵が来日し記者会見の席で元特攻隊員と対面した。
「この対面は、60年後、アルカイダの人間とアメリカの人間が、こうやって会うことに匹敵することだと思います」と監督は語っている。

アメリカ人にとって特攻は自爆テロであり、アルカイダと同じなのか!

匂いをかがれるかぐや姫

2007年08月22日17:35

原倫太郎『匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~』マガジンハウス

日本の昔話を自動英語翻訳し、さらに自動日本語翻訳すると新しい昔話になる。

内容は面白いが発売当初は、立ち読みだけで終わっていた。

ところが浦和のI書店でシュリンクして立ち読みできないようにしたところ1ヶ月で42冊売れました。

全店でやってみようかな。。。


写真集やコミックに限らず、シュリンクすれば売れる本もあるのですね。

贄の夜会

2007年08月27日22:56

降りなければいけない駅を3つ過ぎてしまった。
読んでいた本に夢中になって・・・

先週末、買った本。
香納諒一『贄の夜会』(文藝春秋)

人から薦められ、探していたのですが、見つからなかった。
諦めたところだったが、ジュンク堂の新宿店で発見。
「ずっと版元で品切れでしたが入荷しました」というPOPのとおり、版元も在庫がなかった本。

581Pで、しかも2段組。
猟奇殺人、少年犯罪、殺し屋、そして警察の汚職・・・

読み応えありました。

気がつくと

2007年08月29日22:08

午後は、取次が主催している「出版販売実務セミナー」に参加。

講師は、文藝春秋のN役員。
講演の内容は、日本雑誌協会の「雑誌売り名人発掘プロジェクト」の報告。

さまざまな成功事例は勉強になった。

そして、講演会のあとは懇親会。

立食形式のパーティだが、かなりのハイピッチで飲んでしまった。

そして、気がつくと中締めも終わり、


会場をでたのは、僕が最後のひとりだった。

まるで蛍の光がなっても帰らない客のように・・・ 


決して、酒癖が悪いわけではありません。

ただ一度飲みはじめると、ずっと飲んでいたいだけ…

はっ!
それを酒癖が悪いというのか!


また乗り過ごした

2007年08月30日20:11

中央線で立川へ。


午後は、しらっちさんのお店とmisatoさんのお店にお邪魔。

本日、入荷の『サクリファイス』(近藤史恵 /新潮社)と
『インシテミル』(米澤穂信 /文藝春秋)を購入。

京王線で買った本を読み出したら止まらなくなったので、高尾まで行ってきました(笑)

読みくらべ

2007年09月01日23:35

『チルドレン』の単行本と文庫本を比較。



冒頭からかなり違う…

イトウ
文庫本買いましたよ!
でも、内容をうろ覚え…くらいだったので、違いがまったくわかりません(笑)。

びび
私も早速買いに行ってきます!


なぎ
>イトウちん
けっこう細かく変えてます。


「バンク」の書き出し
(単行本)そもそも何がいけなかったのだろう、と鴨居は考えていた。

(文庫本)子供の頃、自分はサッカー選手になるのだ、と鴨居は信じていた。
自分の将来についてさまざまな想像を巡らしたこともあった。けれどもまさか、自分が銀行強盗の人質になる時が来るとは、思ってもいなかった。



(単)陣内はお構いなしだった。「ぎりぎり間に合った」
   「間に合ってないだろうが」と鴨居は苦笑するが

(文)陣内はお構いなしだった。「ぎりぎり間に合った」
   「間に合ってないって」と鴨居の言葉を無視し、



(単)「急用でいらっしゃいますか」眼鏡の行員は、弱々しい口調だった。二十歳にもならない若造である陣内を、邪険にすることもない。
「急用に決まってるって」

(文)「急用でいらっしゃいますか」眼鏡の行員は、弱々しい口調だった。二十歳にもならない若造である陣内を、邪険ににもしない。客商売の鏡だった。
「急用なんだよ」陣内は声を荒げる。

なぎ
>ビビさん
単行本と一緒に読むと面白いよ。


児玉憲宗
へー。
私も読み比べしてみます。

>児玉さん
毎回かなり変えてくるので、チェックするのが楽しみです。
1字1句完璧にチェックしてないので、見落としもあるかも?
面白い発見があったら教えてください。


夏の文庫フェア

2007年09月02日23:07

新潮文庫の100冊」「発見。夏の百冊 角川文庫」
「集英社文庫 ナツイチ」のフェアも終わった。

フェア期間中、フェア商品のベストは以下のとおり。

1位 グラスホッパー(角川文庫)
2位 西の魔女が死んだ(新潮文庫)
3位 くちぶえ番長(新潮文庫)
4位 人間失格(集英社文庫)
5位 肩ごしの恋人(集英社文庫)
6位 無人島に生きる十六人(新潮文庫)
7位 幻夜(集英社文庫)
8位 精霊の守り人(新潮文庫)
9位 博士の愛した数式(新潮文庫)
10位 バッテリー(角川文庫)

伊坂幸太郎の1位がうれしい。

4位の『人間失格』は、デスノートのカバーの効果ですね。


ハルカ
自分の日記にも書いたけれど、
この人間失格のカバーってどうなのかなって思う。
小畑健は好きだけど、内容とはちょっと違うような気がするのね。
こんなにギラギラしてないぞ、と。
編集者はこう読んだのかな。
感じ方っていろいろですね。

タカサッカー
ウチもそろそろ集計しなければと思っていたんですよね。
1位は同じだと思いますが、2位以下は『聞きたい言葉』なんかも入って若干違いそうですよ。
10位に入るかわかりませんが『フェルマーの最終定理』新潮文庫がよく売れた印象があります。

杉江
無人島に生きる十六人(新潮文庫)
うちの編集長(椎名誠)が復刊させた名著。うれしいなぁ。

>ハルカさん
例年ナツイツで1万部程度しか出荷しない本が、今年はカバーをかえただけで9万部出荷とのこと。
商売としては大正解だけど、果たして買った人全員が太宰を読了したかは疑問。
それでも、読んだ人の中には、太宰の他の作品を読むキッカケになった人もいるということでいいと思います。POPや帯同様、カバーの変更だけで本を手にとらせることができたことは評価できると思います。

なぎ 
>タカサッカーさん
なるほど是非集計がでたら教えてください。
サイモン・シンは「暗号解読」も文庫化されたので、「フェルマー」も売れる筈、でも売れてないのは、うちの売り方が悪いのかも?

>杉江さん
「無人島に生きる十六人」はフェアに関係なく仕掛けてる店で売ってます。

新宿ぶらぶら

2007年09月03日23:53

午後は、埼玉の某書店で打ち合わせ。


埼京線で新宿に戻り、紀伊國屋の新宿南店を見学。


近藤史恵『サクリファイス』が目立つ。

米澤穂信『インシテミル』の別バージョンの応援ペーパーもゲット。


そして、「本の雑誌」で提言してる「エンタメ・ノンフ」フェアもチェック。


みんな頑張ってるなぁ。

編集会議

2007年09月04日13:50

昨夜は、神保町にある神保町区民会館(ひまわり館)にて会議。

7月に開催した「本の学校出版産業シンポジウム」の書籍化の話があり、
その打ち合わせ。

出版予定は、来年の3月。

企画の内容、体裁、値段、部数などを話し合う。


近頃の業界本の売行きは、どうだろう?

2001年に出版された小林一博さんの「出版大崩壊」は
8000部売れたらしいが・・・

ジュンク堂の福嶋氏の最近の本は、初版3000部で重版したが、
重版分が残っていると聞く。

田口さんの本って、どのくらい売れたの?


2000から2500部の初版でいいと思うが、まずは中身をしっかり
作ってから最終決定したいと思う。

こじまよしお

2007年09月06日23:22

台風接近中なので、今日は早く帰りたい!
しかし、アポが4件ある。

すると午前中訪問予定の営業さんから電話が入った。キャンセル?と思ったら
「すみません。今日は上着を着ていませんが、いいですか」と言ってきた。

服装に五月蝿いと思われているのかな?

夏だし、ノーネクタイでも、

例え海パン1枚で来ても

「そんなの関係ねえ」と言って迎えるのに・・・

あと1ヶ月 

2007年09月07日23:32

頼まれた本を買いに渋谷で下車。

1階の検索機で売場を確認。

3階か・・・

同じ本を2冊探していたのだが、棚には1冊しかない。

勝手にストックを見るわけにもいかないので、レジで在庫を確認。

よかった!ストックに在庫があった。

本を買ってから売場をウロウロ。

バイトの子としばし雑談。

来月の閉店が信じられない。

新渋谷店に異動する人もいれば、銀座店に異動する人もいる。

まだ行き先が決まってない人や閉店と同時に辞める人もいる。

どこかの店に行けば、また会えるのではなく、もう会えない人も・・・


さみしい秋ですな。

ハルカ
きっと卒業した小学校が廃校になるのと
おんなじ気持ちなんだと思う。
さみしいな。
同窓会しようね。

ビートルズ

2007年09月08日22:48


はじめて「ビートルズ」を聴いたのは、中学1年生のときでした。

当時はCDもなければ、TSUTAYAもない時代。

友達の兄さんのLPレコードを借りて、カセットテープに録音して聴いていました。

パソコンもない時代なので、歌詞をノートに書き写したりしてた。


今日、TSUTAYAに行って「ビートルズ」のCDを借りました。

「ビートルズ」が最後に録音したアルバム『アビイ・ロード』

あることが理由で、聴きたかった曲があったから・・・

メドレーの中の1曲なので、いきなり曲が終わってる。

これって子守唄?

パソコンで歌詞を書き写しておこう。

いけるじゃん
お、アレですね。
もともとは、マザーグースの子守り歌なんですよ。

なぎ
>いけるじゃんさん
そうです。
僕が今一番読みたい…です。

なかなかいい詩ですよね。
と言っても英語だけだとよくわかりませんが(笑)  

朝の読書

2007年09月23日10:49

最近、夜遊びが減ったせいか?夜遅くまで起きていられない。

本を読んでいても、いつのまにか寝ている。

その代わり、朝早く目覚めるようになった。

今朝は、5時。老化現象のはじまりか?


・・・ということで「朝読」をはじめることにした。

今朝の1冊は『耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前』(風野真知雄)

だいわ文庫の時代小説シリーズ。

根岸肥前守鎮衛は、江戸の奇談・怪談・異聞・逸話などを記した有名な
「耳袋(耳嚢)」の著者である。

また62歳という高齢でありながら南町奉行に就任し、以後18年間死ぬまで南町奉行を務め、大岡越前以上の「名奉行」と呼ばれている。
(根岸鎮衛は、1798年に勘定奉行から南町奉行となり従五位下肥前守叙任)

時代は鬼平(長谷川平蔵)の少しあとの時代。
(鬼平が火付盗賊改方になったのは、1787年~1795年)

『耳袋秘帖』シリーズは、根岸鎮衛の南町奉行就任からはじまる物語。

1頁36文字×16行なので、通常の文庫本より少し文字が大きく、読みやすい。(老眼にやさしい)

シリーズは、5巻まで発売中で10巻まで刊行予定がある。

このまま「朝読」で読み続けようかな。

お宝発見!

2007年09月24日22:14

先日、実家の押入れから大量のガンプラが発見された。

ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク、GMなど連邦のモビルスーツは勿論、
量産型ザク、グフ、リックドム、ズゴックなどジオンのモビルスーツもある。

おそらく20年以上前、僕が買ったものに間違いはないが・・・

こんなに買い込んでいたとは!


「認めたくないものだな……自分自身の、若さ故の過ちというものを」


とりあえず、実家からお持ち帰りすることにしたが、作ってる暇もないので
また押入れに寝かせることにした。


次に会うのは、何十年後?

老後の楽しみということで・・・


鯖サバさば

2007年09月29日12:47

鯖の塩焼きを食べたら、骨が喉に刺さった。


ご飯を丸呑みすればとれると思い、試したみたが効果がない。


だんだん痛みも激しくなってきたので近くの病院で診察したら、喉仏の裏側にボールペンの芯ぐらいの太さの骨が刺さっていると医者は言う。


しかも、手術しなければとれないと言う。


ところが、この病院では内視鏡を使った手術ができないので、大学病院への紹介状を書いてもらった。




だから明日は手術なんです。

・・・と某版元のO氏は昨夜居酒屋で語っていた。


酒なんか飲まずに早く帰ったほうがいいよと皆が言うのにO氏は

アルコール消毒と言って、終電まで飲んでいた。

今日、ちゃんと病院に行けたかな?

ハルカ
あはははは!
散々だけどいいネタだねー。
手術ってどうやるんだろう。

なぎ
>ハルカさん
手術は鼻から管をいれるそうです。痛そうだね。

ちなみに就業時間中におきたことなので労災がおりるそうです。

ハルカ
労災…!
会社で相当ネタになってるだろうなぁ。
聞けば聞くほど愉快で苦笑いです。

イトウ
ひゃー!こんな事本当にあるのですな!
気をつけよう…ぶるぶる。
なぎ
魚はよく噛んで食べたほうがいいですね。

神在月

2007年10月07日22:25

10月は「神無月(かんなづき)」と言いますが、字のとおり「神がいない月」
全国の八百万の神々が出雲に集まると言われています。
だから出雲では10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでいます。

古代出雲王朝は、現在の島根県出雲市から鳥取県の米子市・大山町におよぶ広域を統べていました。
そういえば「千と千尋の神隠し」のモデルとなった湯屋「油屋」は、米子市と隣接する島根県安来市にあった油屋宗右衛門の屋敷らしい。


イザナミとイザナギ、アマテラスとスサノオ、ヤマタノオロチ、因幡の白ウサギなど日本の神話のほとんどが出雲から生まれています。
この地は確かに、この国の中心だったのです。


今年も2日間でしたが米子に滞在し「本の学校」で勉強しました。
神々の霊気にあてられたのか、体は疲れても精神は満ち足りた時間を過ごすことができました。
そこで出会った書店人や業界人、久しぶりに再会した人たちと酒を酌み交わし、貴重な時間を共有できました。

「参加してよかった。みなさん志が高い」
今回この勉強会にお誘いした人から感謝のメールが今日届いた。
「来年もまたお会いしたい・・・神々が集まる出雲で」

有楽町まるい

2007年10月12日22:12

本日OPENの有楽町の丸井に行きました。

8階にTSUTAYAがBOOKだけの店を出店。


金曜の夜。

それにしてもすごい人だ


その日のまえに


2007年10月13日20:03



ブックファースト渋谷店

いよいよ明日が閉店です。

昨夜、ひさしぶりにブックファーストの人たちと飲みに行きました。

この店で約3年働いたことは、僕にとって貴重な経験であり、ここで出会った人たちとは、これからも友人として、つきあっていきたい。

昨日、飲んだ2人は閉店を機にブックファーストを辞めるという・・・
お疲れさまでした。


閉店の告知をしてからは、ずいぶんと客が減ってしまったらしいが、この週末は賑わうかな?


僕も明日来店します。

棚にお別れを言いに・・・

きゆこ
昨日、ハルちゃんに会ってその日が今日だと知りました。
わたしは行けないんだけど、わたしの分も棚にお別れしてきてください。あと、ストッカーにもいつも蹴ってごめんなさいと…。
また、みんなで集まりたいね。
お疲れ様でした!

なぎ
>きゆこさん
きゆこさんの分もお別れしてきました。
いつもは重たかったストッカーもカラでした(笑)
閉店作業は、今月下旬まで続くので来月あたりでもみんなで会いたいね


その日


2007年10月14日22:46

「閉店日は来店されますかな?ワタシは徹夜班なのでお会い出来ませんが来店されるようならCOM書の棚でも見てあげてください・・・スカスカでホロリときます(笑)」

渋谷店スタッフからのメール。


仕事を早めにかたづけて、半蔵門線で渋谷へ向かった。

どんよりした曇り空。

ブックファースト渋谷店が閉店する。

ついに「その日」がきた。

向かい側の東急本店でお菓子を買い、3階のレジに向かった。

夕方近く、レジも少し混みあっている。

数ヶ月前までは、僕もあのレジの向こう側で接客をしていたんだよね。

社員さんと目があい挨拶。お菓子を手渡した。


23時閉店後、徹夜で商品の抜き出しを行い、新渋谷店(渋谷文化村通店)の準備に入る。

3階からも新渋谷店へ2名異動するらしい。

青葉台店や銀座店に異動する人もいれば、この機にブックファーストを辞める人もいる。

「また会いましょう」

再会を約束してレジを離れる。


しばらく、各フロアを徘徊。

そして、また3階の棚を見て廻る。

毎週作成していたTOEICやTOEFLのベストの表。

僕が作った看板やPOPがまだ店頭にある。

そして、コンピュータ書の棚。

僕がさした本がまだ棚にあった。スリップの位置でわかる。

僕のお気に入りの棚。

このまま閉店までいたい気分だったが・・・思い切って店の外に出た。

外は雨が降っている。

別れを惜しむかのように・・・


ハルカ
泣いちゃいそうなので、行くのをやめた。
弱虫だとおもう。
でも、多分、絶対に泣くから。

なぎ
>ハルカさん
僕はハルカさんが担当の洋書売場も好きでした。


この店が僕の中の「基準」になっていました。
大切な巻尺がなくなってしまったよ。


その日のあとで


2007年10月15日23:17

ブックファースト渋谷文化村通り店が10月18日にOPEN

渋谷文化村通り店

あとがき

渋谷の書店事情

三省堂、大盛堂、旭屋が閉店

 1998年、阪急ブックファースト渋谷店が開店したことで、渋谷の書店事情は、大きく変わって行きました。

まず、はじめに1956年(昭和31年)に開設した渋谷東急文化会館が2003年6月30日に閉館。同館の三省堂書店渋谷店も閉店しました。

次に大盛堂書店が2005年6月30日渋谷本店を閉店。入居している損保ジャパン渋谷ビルの老朽化による建替えに伴う撤退であり、43年の長きに渡って親しまれてきました。同店は総売場面積・約500坪。90年代には年商約20億円を計上していましたが、その後は、急速に売上が減少。最盛期の半分くらいに落ち込んでいたとのこと。スクランブル交差点にある店は、2001年12月に文庫・新書の専門店「TOKYO文庫TOWER」としてオープン。現在も渋谷の看板を背負っている書店です。

続いて、2005年8月31日、旭屋書店渋谷店が閉店。同店は、渋谷に開店して30年の老舗書店で、ジャンルを問わず幅広いセレクトによる書店として知られていました。 

街の文化は?

 そして、渋谷を席巻し、競合店が次々と倒れる中、売上を伸ばしていた阪急ブックファースト渋谷店も、ビルの建て替えに伴い2007年10月14日に閉店しました。

阪急ブックファースト渋谷店は、渋谷という街の文化に大きな影を落としたのです。

まだまだ続く閉店と開店


その後の渋谷の書店事情ですが、阪急ブックファースト渋谷店閉店の4日後の10月18日、近隣の渋谷第一勧銀ビル(かつて旭屋書店があった)地下1階と2階にブックファースト渋谷文化村通り店をオープンさせました。しかし、この店舗は、2017年6月4日に閉店しています。

また2010年7月MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店が東急本店に開店しましたが、こちらは東急本店の閉店に伴い2023年1月31日をもちまして営業を終了いたしました。

宮益坂下交差点近くの渋谷全線座ビル1 階 ~ 2 階にあった、文教堂書店 渋谷店は2014 年に閉店。このビルは現在、「ビックカメラ渋谷東口店 別館」になっています。

2015年3月22日に東急プラザ閉館。紀伊國屋書店渋谷店は、49年の歴史に幕を閉じました。

渋谷パルコパート1地下1階の書店「リブロ渋谷店」と洋書店「ロゴス渋谷店」が2012年8月23日、パルコブックセンター渋谷店としてリ・オープンしましたが、渋谷パルコが建て替えのため2016年8月7日に閉店しました。

2024年4月現在 

渋谷で書店と言えば、
渋谷マークシティEASTMALL地下1階にある啓文堂書店渋谷店。(2002年3月26日オープン)

2015年11月19日にオープンしたHMV&BOOKS SHIBUYA

2019年11月1日にオープンしたTSUTAYA渋谷スクランブルスクエア

2021年3月、西武渋谷 パーキング館1階からA館7階へ移転し、リニューアルオープンした紀伊國屋書店 西武渋谷店が営業しています。

そして、2024年、夏にシェアラウンジ180坪、書店215坪のTSUTAYA BOOKSTORE 渋谷サクラステージがオープンします。

どこも阪急ブックファースト渋谷店を凌ぐような大型書店では、ありません。

100年に一度の渋谷の再開発


2012年4月26日、「ヒカリエ」の開業を皮切りに、2013年3月16日、東急東横線の渋谷駅が地下化され、東京メトロ副都心線との直通運転を開始。2018年には「渋谷ストリーム」2019年11月1日の「渋谷スクランブルスクエア」同年、12月5日の新生「東急プラザ渋谷」が開業。2023年11月30日に竣工した渋谷サクラステージ。

2023年1月31日をもって55年の歴史に幕を閉じた東急百貨店本店の跡地には、東急が建設するビルに入居するのは外資系のラグジュアリー(高級)ホテル。 インバウンド(訪日外国人)や富裕層を意識した街づくりが本格化する。竣工は2027年とのこと。

しかし、これほどまでに変貌する渋谷という街に、新たに人は集まってきているのだろうか?

気になるJRの乗車数の推移

JR渋谷駅の乗車数であるが、ヒカリエが開業後、翌年の東急東横線の渋谷駅が地下化されて以降は右肩下がり、2016年〜2019年は、品川駅の乗車数を下回って、JR東日本の乗車数ランキング6位に転落しました。
しかし、コロナ禍の2020年を底に右肩上がりで推移しています。

JR東日本のランキング上位6駅をグラフ

しかし、コロナ前の水準には戻っていません。

最後に

僕は、20歳の時に紀伊國屋書店渋谷店で働き、40歳の時に阪急ブックファースト渋谷店で働きました。
では、まもなく60歳になるので、渋谷のどこかの書店で仕事を、しようかな?!


オファーお待ちしてます。

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