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[茶道のキモチ]500もある?茶道の流派。

おはようございます。茶道教授&抹茶カフェ店主のそうみです。

茶道に触れてみたい、学んでみたいという方が、時折見学や体験に来られます。私のところでは、茶室での体験と立礼卓(椅子席での正式なお点前座です)での体験が可能。お稽古とまではいかないけれど自分で抹茶を点ててみたいという方は、カフェにて簡単な体験メニューを用意しています。

茶道体験では、私のお点前でお菓子とお茶を差し上げながら、お客様の茶道へのお気持ちやお稽古のあらましをご説明し、その後ご希望があればご自身でもお茶を点てていただきます。

先日お越しになった方はとても前向きにお稽古を始められることを考えておられ、私も、こういう方とお稽古をご一緒できたらうれしいなあと感じました。いろいろお話しするなかで他流の見学にも行かれたとのこと、「流派を選ぶのは自分自身でしょうか?」というおたずねがありました。答えはズバリその通り。

茶道の流派は大小合わせると500もあると言われています。どの流派とご縁ができるかはご自分次第です。通えるところにあるお教室の流派をいろいろ調べてみるのもいいかもしれません。今はどの流派もウェブサイトをお持ちかと思いますし、それぞれでお稽古が可能なお教室の案内もあるかと思います。

福岡でしたら三千家のお教室はたくさんあるでしょうし、私ども遠州流も一般の方にお入りいただけるところがいくつかございます。また黒田藩からの流れを汲む南坊流、松浦藩の鎮信流。宗偏流も福岡市民大茶会でお席を持たれています。久留米の方は江戸千家が多いとも聞きます。

私自身は何にも知らず、目の前のご縁に飛び込んだ結果がたまたま今につながっているので、そういうのも悪くないかなと思っています。実は、どんなに調べたところで入ってみないとわからないことが多いし、入ってしまえば住めば都で、その流派が好きになると思うのです。おなじ茶道であっても流派がちがえば作法も考え方も異なりますし、もっと言えば、同じ流派であっても先生によって考え方のちがいがあり、最後のところはやはりご縁と相性、というところに落ち着きます。

こちらで体験してくださった方がどこの流派を選ばれるのであれ、茶道の世界のお仲間になってくださるといいなと、心から思います。

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