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石垣島滞在記①

今朝6時、夜明け前のベランダにでると、雨が降っていた。
北風を伴うそれは冷たく、霧雨の覆われる真栄里公園が、昼間よりも小さく見えた。
ここが石垣島であることを想像させるような空気はちょっとも感じさせなかった。
きょうが本土帰還の日であれば、残念な気分にもなったろうけども、それはまだ1か月以上先の話だ。
「たまにはこんな日もあっていいな」と、つぶやいて、さっさと部屋に入った。

***
石垣空港に降りたのは、2月19日。
2年ぶりの来島は、今回も仕事での滞在となる。
毎回のように、「次は旅行で来よう」と思うものだが、なかなかそうはならないのが、悲しいところだ。といいつつ、やはりいつもと違う環境で過ごせることは、わたし自身にとっていい影響があるはずだと、気分も高まるような気がしていた。

現地についてからしばらくの間は、どうしようもないほどに忙しかった。よくここまでたどり着いたものと思う。

そんなこんなを経て、だいぶん落ち着いてきた。おかげできょうの昼は、ヘアサロン・シャウエンにて、ぼさぼさ頭をツーブロックに再インストールしてもらえたし、そのあと石垣港で海上保安庁の船をみながらのんびりする時間もとれた。

そんなこんなの、いいタイミングなので、ちょっとずつ振り返ったり、今後のことを考えたりしようと思う。

***
今回のテーマの一つは、ひととの交流だ。
前回はコロナの影響で、ほとんど引きこもっていたのを思えば、今回はそれなりに楽しめそうだ。
ホテルの管理人さん、島の御大、村田さん、シャウエンのスタイリストさん。まぁ、なんとも楽しい会話があったものだ。

『じぶんを知るには、ひとと話すことだ。』といったのは、誰だったか…。

きっとこれからも、いい出会いがあるはずだ。そういうのを少しの勇気をだしながら、ひろい集めよう。

ココロの静養には、そういうのがいいような気がしている。

まだ、1か月以上ある。

ここを出るときに、どんな気分になるだろう。
早く帰りたいと思うか、
まだ居たいと思うか、

ちょっとでも、気分良く終われればそれでいい。

その瞬間を楽しめれば、
『さあ、帰ろう。』
さっと、次に向かえるはずだ。

ことしは良い一年になる。

ますます、そんな気がする。

***
昼間は天気が持ち直したが、夕方にはまた雨に降られた。
いいときがあれば、悪いときもある。

ぜんぶひっくるめて。

たのしめればいい。
明日が来るのが、たのしみだ。

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