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若手の早期退職が課題視される中、若手が思うこと

noteのなかでいろんな企業や人事の方が、若手の早期退職を問題視しています。
下記noteも共感できることが多く、興味深く読みました。

入社前に「評価制度」を明瞭に伝えてもらう

まさにそうだなぁと。転職時に参考にしたい。


この問題、実際私が所属している会社でもかなりやばい。
直近の入社2~5年目の代は30~40%くらい辞めています。


そういった若手の早期退職に対して、そしてその課題解決のための施策に対して、
いろいろ思うことがあります。

1つ目は「”若手”と一括りにしないでほしいこと」
早期離職に限らず、なんにしてもそうなんですが、
「今時の若い子は〜…」
という枕詞に続くセリフってあんまり良いことないんですよね。
「今時の若い子は転職もあるからね〜」とか
「最近の子達はパソコン関係強いね〜」とか
予防線を引いて安心したいだけだったり、相手のためでなく自分を守るために言う正当化のパターンがすごく多い。
実際この枕詞、社内からも顧客からも週1ペースで言われるけど、
やめてほしい。
一番めんどくさいのは「最近の若い子は根性がない。」
理由は言うまでもないでしょう。
確かに今の20代は早期離職の話が多いかも知れませんが、
それは今の若手ではなく、この時代の価値観。
(1つ目からちょっと話がそれました。)


2つ目は「結局個人の問題」である気がすること。
離職理由は給与が低いとか人間関係とか労働環境とかいろいろあります、
リサーチ会社によって順位が違いますし、いろいろと理論はあるでしょう。
でも、結局もう人それぞれじゃないですか?
それ言うたらおしまいやろって言われそうですが、
「本にはこう書いてあった!」「人事に詳しい人がこう言ってた!」「離職率が低い会社・部署はこうしてた!」
→「だから俺もこれする!」
のリーダーはひどく危うい気がします。
順番が逆なのかな?
せめてそういった理論は「うちの若手はこれにあてはまるのかな?」と
”答え合わせ”として使うべきではないかと思います。
当たり前ですよね。そんなことみなさんわかって読んでいるかもしれませんが、
「若手の早期離職問題にはこうすべき!」と言っている発信物が多すぎて、少し恐いです。


3つ目は「なんだか申し訳ないこと」
かく言う私も転職は考えているのですが、
社内ではやっぱり気を遣われていると思います。
業務量が多くなりすぎないように〜とか、少しでも活躍できるような機会を〜とか。
あいつ転職しそうだよなぁ、と雰囲気出てるのでしょうね。
同時に、各リーダー陣や人事部の人たちの必死さもわかっていて、
私はそれがなんだか申し訳ないです。
そりゃー、情に走るとシンプルに申し訳ないですよね。
今自分が転職を考えていることは、少なくとも今のチームリーダーのせいではないし、人事の仕組みは関わっているけどそれを人事部の方がすぐに改善できないのもわかってる。
結局時代の流れで転職が多いのは当然なので、会社ができる適切な対応はもう「中途採用を増やす」しかないのではないでしょうか?
各現場がどうこうすることではないです。
もう入社時から転職を決めている人も多いし、
転職時期が定まっていなくとも1社で人生を終える気がない人は多いからです。
などなど色々思うことはありますが、とにかく今のリーダーたちには申し訳ないです。
私の会社は、早期離職がチームリーダーのせいになったり評価に響くというのも聞いているので、なおさら。


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