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属人化と言う言葉を探る

属人化。その作業がその人しかできないことですよね。

その作業が一人の担当者しか把握ができていない、周りもその人が何しているかわからない。

そこで引き起こす問題は 、お客様からの問合せに、その人しか答えられないとか、成果物が人によってまちまちになったりだとか、他の人が代わりをやる場合にも、いちいち最初の第一歩からやらないといけなかったり。

だから、一所懸命、標準化する。特定の人に依存することなく、誰でも作業ができるようにする。すると、成果物の品質の担保や生産性の向上、誰でも同じ答えができるようになる。

いいですね。会社の安定運用に貢献するビジネスマンなら、当たり前のようにやることですよね。


属人化。その作業はその人だから出来る。 と考えてみるのはどうか。

その作業がどんなプロセスでどんな手段でやっているのかは誰もわからない、当人しかわからないけど、発想豊かな確かな創造物が出来上がる。

芸術家、建築家、作曲家、作詞家、アーティストなどは、こっちですよね。

作曲と言う作業ひとつとっても、「あなたならどう作る?」と問われて問われ続けて、めっこり「属人化」しろ!って投げつけられて、そして作品が出来上がる。

作曲の作業を標準化したらどうなるんだろう? と言うビジネスマン根性が頭をよぎる中、「でも出来たらオモロイかもぉ」なんて邪な気持ちを抱えつつも、あえて属人化に取り組む。

属人化に取り組むポイントは、蓄えてきた知識をベースに、技術を使って、ひとつの形にすることでしょうか。

身体ごとのめり込んで夢中になって、その時の自分が持っているチカラを発揮する。思いを込めてものつくりをやる。どっかの映画監督さんが言う「あのワンシーンを撮りたいがためにこの映画を作った」のようにです。

ビジネスマンとしてやってはいけないこと 属人化
アーティストがやらないと生きていけないこと 属人化

まぁそうは言っても、二足の草鞋・二刀流の人、結構いると思います。ビジネスマンでもアイデア出しとか、企画を検討するとか、新規事業を考え出すときなんかは、ある意味「属人化」しないと、いいものが出来上がらないですよね。使い分けるんでしょうね

そんな属人化にどっぷりハマって思いを込めて作った楽曲でがこれです。
それでは聴いてください。 
桃山イチで「夢を背中の箱に載せて(アルバム 今日の日になる 内)」


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