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発想は試行錯誤の上にやっと天から降りてきてくれるもの

メロディーがひらめいた!、突然ひらめいた!って瞬間があります
パッとひらめく、文字通り、「天から降ってきた」と言うやつです

すると、慌てて、スマホを取り出し、鼻歌のごとく「フッフフー」と録音開始
外出時なら、人目を憚って小さい歌声で吹き込み、中には、知らないオバサンが写っていたりはするものの、こっちが変なオジサンと思われない程度に気を付けながら、忘れてしまわないように記録を残すよう留めておきます

そして、家に持ち帰って聴き直してみて、やっぱりこれ「いいね」ってなったら
そのまま楽曲として採用です
その時は、自分でも凄い!って思ってしまいます。 本当。

ただですね、不思議と、そのひらめく時って言うのは、いつも同じなんですよね
朝の散歩の時だったり、スーパーで買い物をしてる時だったり、トイレ中だったり、風呂の中だったり

何故なんだろう? と

思い起こしてみるとですね、実は、そうなる様に、事前準備と言う伏線がちゃんと敷いてあって、たまたま、ふぅっと、息を抜いた瞬間・リラックスした瞬間が、そうだったりするんですよね

どう言うことかというと、私は、作曲をするとは、いろいろお膳立てをして、その環境に自分を追い込んで、創作に正面から向き合って、絞り出すように楽曲を作ってます

あーでもない、こーでもないって頭から湯気を出して、一度作っては自らダメ出しして作り直してみたりして、出来上がるまで何度も何度もそれを繰り返してみたり、要するに、試行錯誤を繰り返して作っています

そうです、お気づきですかね。

この試行錯誤という、がっぷり四つに組む姿勢があってはじめて、その気持ちが作れていると言うか、感性がそっちに向かっていると言うか、心地よく発想ができる場作りができていると言うか、そんな追い込みがちゃんとできているからこそ
ふぅっと気を抜いた瞬間に、降りてくるんですよね
オバサンの画像が
いやいや、ひらめきが

一所懸命に試行錯誤して、そこまで来てるんだけど、あと一歩足りない何か、そんな時、リラックスというキッカケがあって、降りてきてくれる
オバサンが(もうえぇ)
ご褒美と言うひらめきが

ありがたいことですわ。ほんま。

この、ひらめくという行為を大切にして行きたいです
一所懸命に考えた末に、天まで取りに行っても、なかなか見つからないものなんだけど、試行錯誤を重ねた上で、ふとした瞬間に、たまーに、稀に、天から降りてきてくれるものをです


そんな、試行錯誤の上にやっと天から降りてきてくれた作品
「桃山イチ 移り行く全てのこと(アルバム 今日の日になる 内)」
お聴きください


最後まで読んで頂きありがとうございました。
心のありようを大切に。


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