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「社会保険労務士試験」を科学する(その3)

「社会保険労務士試験」について、独自の分析、雑感を言語化します。
今回は第3弾です。

社労士試験勉強法は4つに分かれる

科目特性に鑑みると4種類あると考える(持説)
⑴労基、労一法規
⑵労災、安衛、徴収
⑶雇用
⑷健保・厚年・国年・社一
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⑴労基・労一法規
条文を基軸にポイントを押さえる。併せて判例も重要用語中心に判例文で押さえていく。

⑵労災・安衛・徴収
条文を基軸に押さえながら、関連規則、通達も網羅的に押さえていく。この3法の勉強は疎かになりがちだが、合否を左右する法律なので、要領よく効率的にインプットしていく。勉強時間を惜しまないこと。

⑶雇用
仕組み理解を基軸に押さえながら、必ず条文での押さえも行うこと。択一は仕組み系を問うものが中心の一方、選択は条文を基軸とした出題。仕組みを動かす行政規則・通達と、条文とは姿・形が劇的に異なるので要注意。

⑷健保・厚年・国年・社一
仕組みを基軸にポイントを網羅的に押さえる。条文押さえは総則・通則・雑則をカバーしておけばOK

心技体が前回と変わらなければ同じ結果に終わる

1点差の僅差不合格だった場合、「運が悪かっただけ」と片付けて心技体を変えず、前年の延長線で勉強する方を見受けます。
厳しい言い方ですが、前回と変わらなければ同じ結果(不合格)に終わります。
将棋では途中までは定跡どおりに進行させ、途中から勝負手を出します(=定跡から外れる)。
最初から最後まで定跡通りに進行すれば間違いなく負けます。
社労士試験も将棋の戦い方に似ていると私は思います。

単に勉強するだけで合格するのは少数派

試験について特に考えず、テキスト・過去問をひたすら行う。
優秀者はその繰り返しで合格する方もいますが、多くの合格者は試験に向き合い、試験戦術を練った上で勉強メニューを考えています。

つまり、試験勉強と同じくらい試験に向き合い、戦略・戦術を練ってください。
戦術の一例を示すと…

  • 選択・択一 解答順序

  • 科目別得点目標

  • 1科目当たりの解答時間

  • 試験までのマイルストン

  • 強化ポイント など

以上

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