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(書籍紹介)「DeepTech」を読みました~「発明塾」の目指す方向の一つ

こんにちは、楠浦です。

部屋の中で

「山」

になっていた書籍を整理しながら、読んだ本から、一冊紹介します。

リバネスの丸さんが、最近力を入れておられる

ディープテック

に関する、実事例が紹介されている本です。

「ハイテク」

ではなく、

「社会課題」

にフォーカスして、その課題を解決できる技術を、世界中から探して解決していく、というのが

発明塾

の考え方ですが、それに近いものを感じて購入した本です。(しばらく埋もれていましたが・・・)

丸さんは、わかりやすくするために

「シリコンバレーではなく、アジアへ」

と、おっしゃってます。

発明塾で、過去取りあげた課題のいくつかも、やはり、今後

アジアを含む、これから経済が急成長する地域が直面するであろう課題

でした。
リサイクル、偽造薬、低コスト建築、水の浄化や再利用、土壌浄化、など

「ディープテック」

という言葉の中には

大学や研究機関などで、すでに開発されているが、眠っている技術

という意味も込められているようです。

これも、発明塾的にはぴったりです。

特許や論文を徹底的に検索して

「実は、この大学の研究成果が、XXXの課題の解決に使えるのでは?」

という議論を繰り返してきたからです。

企業内の取り組みでは

「自社技術を、(部分的にでも)使わないと、テーマとして認められない」

という場合も多いように感じますが、

解決できる技術を世界中から探し、自分たちのものにして、事業展開する

という発想で取り組んでいただいている例も、

企業内発明塾

では、あります。

個人的には、学生さんや個人が取り組むべき、発明塾らしい活動は、こちらかな、という気もしています。
(上述の通り、企業では、諸事情でなかなか取り組めない、つまり、個人にチャンスが生まれやすい)

「こういう戦略、手法で、発明に取り組まなければならない」

という決まりは、発明塾にはありません。

「勝てる戦略」

自体から考えるのが、発明塾式だからです。

そういう意味で、発明塾に関心ある方は

DeepTech(ディープ・テック)

読んでおいて損はないかと。


楠浦 拝


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