見出し画像

#23 親が「これ」をするだけで子どもの学力は上がる!を読んだはなし

夏休み中に読んだ本のはなし。

榎本博明先生の『親が「これ」をするだけで、子どもの学力は上がる!』を読みました。「これ」ってなに!?!?ってタイトルだけ見るとすごい気になるけど、すごくシンプルに「これ」って言うのは「読書」でした。

まぁ、読書する子は賢くなるって言うのはいろんな人がいろんなところで言ってるしね。うん、知ってたといえば知っていた。笑

まぁ、その総括というか、いろんな研究結果を出して読書の良さや素晴らしさメリット、どうしたら子どもが読書するようになるかについて書かれてる。全国学力学習調査の結果、学校読書調査の結果、心理メカニズム、モデリング効果、なんとか現象、なんたらかんたらの研究、、、いろんな側面から学力と読書の関係について書かれていて、もう読書すげぇぇぇぇぇって言う他ない。この本を読んだら、あー、やっぱり読書って大事!我が子にはとりあえず読書させなきゃ!!って思う。


でも、この本を読みながら終始思っていたのが、本当にこの本を読むべきタイプの親は本を読まないのよ!!!ということ。

読書の素晴らしさを本に書いても、それを読むのは、本の素晴らしさを知ってる層なんよ。本を読むことのメリットを伝えるべき層は、本なんか読まんのよ。。(こういうことろが、親の知的好奇心とか学歴に子どもの学力が比例すると言われてしまう所以なんだと思うんですよね)


そういうわけで、周知の事実だけど「読書って大事ですよ」って話でした。あと、スマホとかゲームとの兼ね合いも大事らしいよ。

子どもの頃から読書経験の積み重ねの有無で、大人になってからの読解力にものすごい差がつく。無意識のうちに、頭の中で言葉を連ねている
それが「考える」ということ。ゆえに読書によって言葉を豊かに取り込んでいるほど、そしてさまざまな著者や登場人物の視点に触れているほど、ものごとをいろんな角度から深く考えることができる。当然のことながらそれは学力につながっていく。

スマホの使用時間が長いほど成績が悪いと言う研究結果がある。1日2時間以上勉強しても、スマホ使用が4時間以上になるとスマホを使わないけれども勉強時間が30分未満の子より成績が悪かった。つまり、いくら勉強しても、スマホをしょっちゅういじっていると、それが帳消しになってしまう。うちの子はしっかり勉強しているから大丈夫と安心し、スマホ使用を容認していると取り返しのつかないことになる。

ゲームで長時間遊んだあとに30分〜1時間ほどは前頭前野が十分に働かない状態にあり、その状態で本を読んでも理解力が低下してしまう。ゲーム中には物事を考えたり、自分の行動をコントロールしたりするのに重要な役割をになう前頭前野の血流量が少なくなり、機能が低下してしまうのだろうとのこと。読書によって語彙力や読解力が高まり知的発達が促進されるということや、読書することによって神経繊維の発達や言語性知能の向上がみられることが実証されているが、ゲームを長時間してしまうと、その後に読書しても、その効果が低下してしまう。



個人的には、榎本先生の本で一押しなのは「伸びる子どもは○○がすごい!」なんです。この本は新しい発見がいっぱいあって面白かった。ぜひ読んでみてください。



フォローしてくれたら喜びます❤︎サポートしてくれたらもっと喜びます❤︎❤︎