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スタートアップにおいて、課題にフォーカスしないということ

課題というバイアス

「課題解決には価値がある。」
「スタートアップはまだ言語化されていない課題を解決する。」
ここに疑いはあまりないように一見みえる。
リーンキャンバスの左上にも課題の文字が鎮座する。

しかし、ここであえて`課題`について考えてみると、
課題という概念そのものが持つバイアスが見えてくる。


あなたにとっては課題だけど

課題を考えると「Aにとっては課題でも、Bにとっては課題ではない」ということがまま起こる。多くの場合、ペルソナを設定し「Aというペルソナにとっては課題だよね」と絞り込むが、誤って特殊な人の特殊な課題にフォーカスしすぎてしまうこともある。

課題ではなく、事実に目を向ける。
理由ではなく、前提(バイアス)に注意を向ける。

これは「飲み会の後家までとおくて大変」よりも「同じ家に毎回変えることを当たり前と考えている」に目を向けるということ。

課題は、事実に対するペルソナのフィルターの結果でしかない。


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