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9月10日 車整備と中古車、市場規模が大きいのはどっち?

普段の仕事を離れた、翌日にちなんだ過去の出来事をネタに「頭の体操」。
そこから問いや興味を広げたり、抽象度を上げて他への応用を考えてみたり…
さまざまな「頭の体操」に活用ください!
体操のための質問例はこちら。

→最近は車の電子化やEV化が進みディーラーでないと整備が難しい場合もあるようで街の整備工場の売り上げは減少している。ディーラー側もメンテナンスパックとして新車販売時に提供したり、定期点検などのタイミングをコンタクト機会として力を入れている。売り切りでなくメンテナンスで儲ける、というのはどの業界でも見られるが、今後、ディーラーの立場、整備工場の立場で、それぞれ成長を狙うとしたら、どのようなマーケティングが考えられるだろうか?


兵庫県自動車整備振興会が制定した「車点検の日」だそうです。
「く(9)るまてん(10)けん」の語呂合わせ。

そもそもどれくらいの市場規模があるのか。
一般社団法人日本自動車整備振興の「令和3年度 自動車特定整備業実態調査結果の概要について」によると、令和3年度(2021年)の自動車整備産業の市場規模は5兆5,510億円となっています。

日本には8,200万台の車があり、9万1,000の整備工場54万人の従事者がいるそうです(令和3年度末)。

ちなみに、中古車市場が1兆9,800億円、カー用品市場が1兆7,000億円(いずれも2018年)ですから、かなり大きな市場であることが分かります。

内訳としては、
☑️ ディーラーが2.6兆円
☑️ 街の整備工場が2.0兆円
☑️ ガソリンスタンド等の兼業が0.7兆円
☑️ 自家(タクシー会社など)が0.2兆円
となっています。


また、業務の内訳では、
☑️ 車検関連が2.2兆円
☑️ 事故整備関連が0.9兆円
☑️ 法定点検関連が0.4兆円
☑️ その他1.9兆円
となっています。

1事業所あたりの売り上げで見てみると、
☑️ 専業:3,592万円
☑️ 兼業:4,263万円
☑️ ディーラー:1億6,203万円
とディーラーが圧倒的なことが分かります。

これは、整備士の平均給与にも影響しています。
☑️ 専業:3,624千円
☑️ 兼業:3,840千円
☑️ ディーラー:4,685千円



過去の「頭の体操ネタ」は以下のマガジンにまとめています。


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