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ドキドキさせるなんてズルイ!

大学生になって初めての夏、
サークルのメンバーでいった遊園地。

もう、ほとんど記憶からこぼれ落ちて
おぼろげだけれど

気になっていた彼と距離が近くなって
ドキドキしたことだけは覚えている。


苦手なお化け屋敷に無理やり連れていかれて
もう入ってすぐに動けなくなった私を

彼はずっと手を繋いでくれて
進んでくれた。



最後に一緒に乗れたコーヒーカップ。

けれど、
彼が思いっきり回しちゃって
私は気持ち悪くなっちゃって

そのまま、帰りのバスの時間

彼が隣に座って、
膝枕をしてくれた。


明るくて、人懐っこくて、
・・・誰にでも優しい人。



これは、もしかして?
ちょっと期待して
勇気を出して告白したら

「ごめん。友達にしか思えない。」

なんて、
あぁ、私の勘違い。

思わせぶりなんてズルイ!
そう思ったけれど、
それが彼の魅力だった。

熱を残した夕暮れに
泡になって消えた片思い。

ちょっとほろにが、夏の記憶。


☆彡



こちらの企画に参加させていただきたく!
エッセイ・・・になりきれてないような気もしますが💦「夏」「青春」で思い出すエピソード書かせていただきました。

 あの時のドキドキの気持ちを
思いださせていただき、
 ありがとうございました!

数ある記事の中から読んでくださってありがとうございます♪ なにかお届けすることができたのなら、とっても嬉しいです!