ビートルズの旅(インド編)⑫
2024年3月16日(土)「藤本国彦と行くビートルズの旅(インド編)は4日目を迎えた。昨夜から滞在しているホテル「The Lalit」が素晴らしい。超高級ホテルという感じだ。
この日は朝、集合後にオールドデリーに向かった。20世紀になって英国がデリーの南側に新市街を建設し、これがニューデリーだ。それまで存続してきた旧市街がオールドデリーと呼ばれるようになった。
オールドデリーに入ると古い街並みで人がとにかく多い。盗人による市場すらあるといわれる。イスラム教徒が多いエリアでもある。
まずはそのオールでデリーにある、インドを代表するイスラム教モスクのであるジャーマ・マスジットを訪れた。
現地ガイドの説明によると、コロナ禍後、ルールがより厳しくなり、男女とも半袖半ズボン禁止などの措置が取られている。
戒律はさておき、もともとテロなどへの警戒は強い。最近では2006年に爆破事件が起きたことも記憶に新しいところだ。
「ジャーマ・マスジット」は略称で、正式名称に意味は「世界を見渡すことができるモスク」だという。17世紀に6年以上かけて建設された。
イスラム教徒がお祈りする時に向く方向であるメッカは西側なので、そちらに向いて建物や塔が創られている。その前には広々とした中庭が広がる。
イスラム教徒は一日5回メッカに向けてお祈りを捧げなければいけない(金曜日は一日6回のお祈りとなる)。
オールドデリーを歩き、バスまで行き、そのまま次の目的地ラージ・ガートへと移動する。インド独立運動の指導者ガンジーを火葬した場所だ。
ガンジーは念願のインドの英国からの独立を果たした1947年8月15日からわずか5か月後に暗殺されてしまった。
これは対立していたパキスタンに対してガンジーが強い態度をとらなかったことへの反発からだと考えらえている。
そのガンジーが火葬された場所は四方壁に囲まれ、その上を歩くことが出来る。ダリアがその道に沿ってずっと植えられていた。
火が24時間耐えることなく燃やされている。
ラージ・ケートを訪れた後、昼食となった。デリーで一番古く、人気がある「Moti Mahal Restaurant」である。
オールドデリーに位置し、バターチキン発祥の地とされる。
食事の後、向かったのはビートルズにインド楽器シタールなどを売り込み、ジョージがここから買ったという老舗楽器店「Rikhi Ram's Music Hand Crafting Musical Instruments」へと移動した。
(続く)
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