スパイスを試したかったらまずカップラーメンで試せ(Pさん)

 最近料理を始めたのですが、その動機の一つは、私が好きで摂取しているスパイスというのを、いかに合理的に、「旨く」摂取するべきか、というのを、極めるという目的もあった。
 さる日、スーパーに寄って、自分の好みそうなスパイスを買ってきて、家で確認した。どの料理というのもなく、きのこの炒め物に、いろいろな配合を試した。結果、カルダモンとクミンとナツメグを混ぜたものが、万能でウマいということがわかった。これらは、足して辛くなるわけではなく、味や香りが深まるので、邪魔するところがない。
 それと別で、クローブというのも買っていた。これは、少し選ぶ。このクローブというのが、肉の出汁系と合うので、結果、たとえば、コンビニで牛骨ラーメンというのがあって、それにちょい足しする形で入れると、これがもう劇的に味が変わる。情報通り、牛骨の出汁と混ざることによって、奥行きが生まれる。
 今の例でわかるとおり、僕は、この料理が作りたいのでスパイスを使う、とかではなく、スパイスというものの味が好きなので、いろんなものに使ってみたいというのがあって使っている。
 今日、ジャンキーだが、カップ麺を食うときにそのクローブを足してみたら、やはり、旨みが増した。これだったら、何か料理を作ると意気込んでいなくても、スーパーで買ってくれば、誰でもすぐに試せる。なので、このスパイス使ってみたいと思ったときには、とりあえず、味のバランスが既に取れているカップ麺にぶち込んでみることで、どんな味の変化が訪れるのか、体験するというのもいいのではないかと思った次第である。

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