見出し画像

童貞を貫いていては、結婚できないのか

先日、ある方から、
このようなコメントを頂戴しました。

20歳学生です。

『男性は最初の男になりたがり、女性は最後の女になりたがる』と言われますが、私自身は『最初から最後までその人の男になりたい』と思っています。

ですが、経験豊富な男性や、何度かはお付き合いをしている男性の方が好まれるという意見を聞きます。

周りからも1度でも彼女を作ったり経験を持った方が良いと言われるのですが、私は、本当にお互い信頼できる人と結ばれるときにしたいと思っています。しかし、結婚適齢期になったときには自分のこの考え方というのは周りから理解されず、忌避されるのでしょうか。

この方は、私のほかの記事についても
コメントを寄せてくださり、

ありがたいことに、ご自身の悩みについても
吐露してくださいました。

このような切実なお話を聞くたびに、

童貞を取り巻く環境が
どれほど過酷なものであるのか、

それを私は認識していたようで、
まだほとんど認識に至っていないということが、
胸に重くのしかかりました。

とにかくお返事をしようと
ただひたすらに文章を書いていたら、
うっかり二千字を超えてしまい、

流石に長すぎるということで、
掲載のお許しをいただいて、
こちらにお返事しようとしている次第です。


まずは、ご相談いただき、
誠にありがとうございます。

大事なお話をぶつける相手として、私を
選んでくださったこと、とても光栄に思います。

私もまだまだ若輩者ですので、
的を射た意見ではないかもしれませんが、

お話を受けて考えましたことを、
ここに書こうと思います。

>経験豊富な男性や、何度かはお付き合いを
している男性の方が好まれる

これは、実際のところ、「何度もお付き合いを
しているからその男性が好まれる」
のか、

「女性に好まれているから経験豊富になって
いく」
のか、どちらが先はわかりません
(多分、どちらのパターンもあるでしょう)が、

無理にでも経験を積むことで、
「モテるサイクル」に乗れる可能性はあります。

このサイクルは、大まかにこのような順で
巡っている気がします。

女性と交際し、関係を持つことで、女性の望む
振る舞いができるようになる(気遣いなど)

→多くの女性にとって好ましい存在になる

→自然と女性からのアプローチが増え、結果としてお付き合いの数が増える・経験豊富になる

→さらに、女性の扱いが上手くなる
(女性にビビらなくなり、アプローチも容易に)

必ずしも、このような好循環に
乗れるわけではないと思いますが、

周囲の人から見て、あなたが女性に対して
怖気づいている感じがするならば、

一度勉強してみたら?という意味で、女性との
交際や経験を勧めているのかもしれません。

そのような体験によって、女性について
さまざまな発見が得られることは確かですから。


ところで、文章から、周りから理解されないこと
を恐れている
という印象を受けたのですが、

なぜ、周りからの理解が必要なのでしょうか。

周りに不審がられないように
生きたい
のでしょうか。

マッチングアプリが台頭し、
恋愛の軽薄化がますます進行する中で、

あなたの考えはほかの人にとって物珍しく、
好奇の目で見られるかもしれませんし、

経験がないと聞いて、勝手に人生の先輩として
アドバイスをしようとする人もいるでしょう
(恋愛してるやつのほうが偉い、
なんてことは絶対にないんですけどね!!!)。


また、あなたが危惧しているように、
「この年齢まで交際経験がないなんて、
なにか人間的に問題があるのではないだろうか」

と勘繰り、忌避する人もいるかもしれません。

私はあなたの考えに大いに賛成ですが、
それはいばらの道と言わざるを得ません。

「変なやつと思われない無難な生き方」を
なによりも求めているならば、周囲の勧める通り
に行動するのがよいと思います。


自分の好きになった人に、この考えを受け入れて
もらえない
ことが恐ろしいのでしょうか。

確かに、その可能性は大いにあります。

私の場合は、信条として「一切婚前交渉しない」
と心に決めています。

推している童貞が、
「付き合ったらするもんじゃないの」とか
言ったとしても、自分の考えは曲げませんし、

私の考えに賛同してくれる人、私が自身の貞操を
重んじていることを喜んでくれる人
以外に、
処女を明け渡す気はありません。

私はなによりも自分の考えを優先させるので、
迷いはありませんが、

あなたのどうしても手に入れたい人が、
あなたの信条と合わない場合、

あなたの考えによっては、この二つを
天秤にかける必要が出てくるでしょう。


この考えによって、将来結婚できないかも
しれない
と憂いているためでしょうか。

あなたの考えを「よくぞ言った」と褒めたたえる
人は必ず存在しますが(少なくともここに
一人)、その数は残念ながら多くありません。

また、「とりあえず付き合う」ということが
あまりできない訳ですから、

出会った相手と段階を踏んでいくのに、
抵抗があるというか、スピードがかなり落ちて
しまうのは明らかです。

数が打てないので出会う総数が少なくなり、
それが結婚適齢期に相手を見つけられない一因に
なる可能性は、十分あります。


そしてここで、「結婚適齢期になったとき、自分の考え方は周りから理解されず、忌避されるか」
という疑問について、答えを考えたのですが、

理解してくれる人がいない、ということはないと
思いますが、忌避したりからかったりする人も、
必ずいるとは思います。

というような、要領の得ない回答しか
導き出せませんでした。面目ない。

あなたのお考えは、私からすれば貴いもの
なのですが、あなたの周囲に、理解のある方が
現れるかは、本当に時の運なんですよね…。


長々と述べてしまいましたが、肝要なのは、
あなたがなにを一番望まれるかです。

「周囲にからかわれない」、
「自分が好きになった人を手に入れる」、
「パートナーを得る」、
そして「自分の信条を貫く」。


さらに、あなたの望むものがあるならば、
それらすべてを天秤にかけ、優先順位をつけて
みてください。

残念ながら、あなたの望まれるすべてを得られる
可能性は、決して高くはありません。

「信じて待っていれば、きっと貴方の信条に
賛同し、貴方の貞淑さを喜んでくれる人が
現れますよ」と言うのは、無責任な話でしょう。

自分の信条を貫くならば、「信条に合う人が
いないなら、結婚しない」覚悟が必要です。

どうしても結婚したいならば、信条を妥協する
覚悟が必要です(妥協したとして、それでも結婚
できない可能性もあるのですが・・・)。

なにかを得たいとき、なにかを諦めなければ
ならない場面があるかもしれません。

そのとき、悲しいことですが、
童貞を諦めることも一つの選択肢です。

時期を決めてもいいかもしれません。

信条といえども、必ずしも一生続けなければ
ならないものでもありませんから、

~歳まではこれを優先、その後はこっちに
変える、でもよいのです。

一番大切なのは、あなた自身が、
責任を持って選択をする
ことです。

どなたががこのようにおっしゃっていました。

どちらにしようか悩んでいるときは、
どちらを選んでも後悔する。

であるならば、
自分らしいほう、好きなほうを選んでしまえば、

後悔したとしても、「これは自分で決めた」
という経験ができます。

そうした経験の積み重ねが、きっと、人生を
より豊かなものにする
のではないでしょうか。


この度は記事にコメントを寄せてくださり、
ありがとうございました。

私自身、童貞について考えるうえで非常に
刺激を受け、思いを深めることができました。

このような経験を積ませていただき、
誠にありがとうございました。

僭越ながら、DMにもメッセージをお送りした
ので、パラパラと見てくだされば嬉しいです。

私の考えが一つの参考になれば幸いです。

「いや、それが聞きたかったんじゃない」とか、
さらに突き詰めて聞きたいことがありましたら、
遠慮なくコメント欄などにお願い申し上げます。


ここ最近、TwitterのDMなどで、
いくつかご相談を戴いているのですが、

文章を拝見する度に、
自分のことのように凹みますね〜〜…。

ペーペーの女子大生が、相手の痛みを理解して、
それに対して完璧に正しいアプローチが
できるとは思っていないけれど、

それにしたって、自分は無力だし、
今日も世界のどこかで、私のどちゃどちゃ好みの
童貞が沈んでいる
と思うと、悲しすぎる。

ほんと一言だけ言わせてほしい。

童貞ってだけで、なんでそんな
苦しまなあかんの??????


前から思ってるんですけど、「元カノ死ね」的な
歌が流行ってるじゃないですか、

だったら元カノのいない、交際経験ゼロの男性は
神のように崇め奉られるべきじゃないですか??
シンプルに考えて。

なんでそうならないのか、
よくわからないんですよねー。

元カノ死ねと言いながら、結局、
元カノのいる人を恋人に選ぶ。

元カノの有無より、顔とか性格のほうが、
普通は優先される
ということなんですよね、
多分。いや、なんで?不思議だなぁ!


今日はここまで。

最近、春期休業に突入して、代わり映えのしない
日々を過ごしていたのですが、

先日、が降りまして!地元では雪が降らない
ので、めちゃくちゃテンションが上がりました。

ただ、雪は原付でアルバイト先に行っている時に
降ったので、服がグショグショに…

防水性の高い服を買わなければなりませんね。


どうかお風邪など引かれませんように、
このご時世ですから、できればご自宅で
ゆっくりとお過ごしください。

それではまた。

わらさだくりや

もしこの記事を気に入って頂けたら、「スキ!」や「シェア」をして貰えると大変励みになります。共感して下さった方々の記事は、必ず拝見します。