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僕の喜ばせたい人って誰だっけ

僕と上司の相性は悪い。もうそれは認めざるを得ない。
これまで幾度も合わそうとしてきた。
上司の好きなことを詳しく調べてきて、折に触れて質問して距離を縮めようとしたり、上司が好きな缶コーヒーを帰社するタイミングを見計らって用意していたり、嫌な業務を代わりにしてあげたり。
でも返ってくるのは不満だった。タイミングが違うとかここはもっとこうしなければ俺のやり方にはそぐわっていないとか。そんな話ばかり。
感謝というものはほとんどなかった。

その時ですら自分の感情に蓋をして、改善を図って続けても、都合よく扱ってくるだけで、その後には何も繋がらなかった。その度にガッカリしたのは言うまでも無い。

僕がやってきたことは間違っていないと思う。
僕は相手は何をすることが喜ぶのか、それを想像して具体的に行動していった。

しかしそれでも合わない場合もある、それを今回学んだ。
ここに至るまでにはいろいろ悩んだけどもう吹っ切れた。

人間にはどうしても相性が合わない人はいる。その人と自分の心を押し殺してまで無理して合わせる必要は無い。
相手を認めた上で自分は自分の道を進めば良い。
ただそれだけなんだ。

でもこの行動も無駄ではない。なぜなら自分が喜ばせたい人への行動には活かせるようになったから。
その人がどんなことをすると喜ぶのか、どんなことを求めているのか、なんとなく気付き始めたから。
だから考え方を変えて、今までの行動から自分の喜ばせたい人に全力を注ぐ。

じゃあ僕にとって大切な人や喜ばせたい人って誰だろう。
僕には1人親友がいる。彼を喜ばせたい、彼の喜んでいる姿を見るのが僕は好きだ。その姿を見ているだけで僕は幸せになれる。

だからこれからは彼を喜ばせることに全力を注ぐ。

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