膨大な量の本を積んだり読んだりしている友人がいまして。一緒にポッドキャストをしているかなさんなんですが。
自称「コンテンツジャンキー」だけあって、本に限らず様々なジャンルのコンテンツを愛して日々摂取しているようです。

そんな彼女に「娘ちゃんと楽しんでるコンテンツを教えて」と聞かれたので、まとめてみたいと思います。通常は私たちの交換日記内で回答するのですが、長くなること請け合いなので別で書いてみようと思います。

天下のDisney+

まずは天下のディズニー大先生から。使っているクレジットカードの特典にたまたまDisney+があり、せっかくだし活用するかあ、と見始めたら瞬く間に我が家のメインコンテンツに。

ディズニーと縁遠く育ち、いまだに各プリンセスの名前や作品名が曖昧な私がこんなにディズニー漬けな日々を送っているなんて、想像だにしていませんでした。

色々見てますが、娘がハマって何度も何度も見ているものに絞ってご紹介します。

1. Super Kitties （スーパーキティーズ）

4匹のネコが変身して悪と戦うヒーローもの…なのですが、よくあるヒーローものとはちょっと違います。

戦う相手は悪の組織とか生まれ持っての悪い奴とかではなく、なんかちょっとやり方を間違えちゃった根はいい奴、なんです。

変身して特殊能力で戦うものの、相手を叩きのめしたりせず、追い詰めたら最後の手段は「話し合い」という親世代的にはびっくりの平和的解決法。

「なんでこんなことしたの？」と相手の言い分に耳を傾け、「そうか。それは辛かったね。」と寄り添い、「でもこのやり方は良くなかったね」と諭す。

良いリーダーの見本みたいなネコたちなのです。敵役もなんか憎めないし、親としても安心して見せられます。

まだシーズン1しかないのですが、娘は同じエピソードを何度も見ており、主題歌もバッチリです。1話が15分と短いのもよき。

ただ、大人が一緒に見ても大して面白くないです。笑
とあるエピソードでは、オウムのジャジャが声を消すスプレーでみんなの声を消してしまうんですが「どうやって解決するの…？！」と思っていたら、その場で声を戻すスプレーを作ってみんなにかけてました。そんな簡単に解決？！と思わず笑いました。声を戻すこと自体はストーリーにおいて重要ではないんでしょう。幼児には単純明快でいいのかも。

ちなみにこちら、アメリカでは大人気！とかでもありません。娘の学校でも誰一人知らず、むしろHello Kittyの方が知られてました。やるねキティちゃん。

出てくる動物たちははすこぶるかわいいです。あとこのふわふわな雰囲気のアニメにも関わらず、主題歌が超かっこよくてよき。

2. Bluey （ブルーイ）

6歳の女の子Bluey（ブルーイ）と、4歳の女の子Bingo（ビンゴ）の姉妹を中心とした日常ストーリー。オーストラリアで制作・放送されているアニメですが、Disney+でも配信されています。YouTubeでも一部見れますよ。

登場人物はみんないろんな種類の犬です。

まず私の大好きなエピソード（短いver.）を貼っておきます。公式アカウントにフルバージョンがあったので当初はそのリンクを貼っていたのですが、なんと私がちんたら記事を書いている間に非公開になってしまいました（涙）。

ほんと好きなので、全編見てほしかったーーーー！！ただこの短いver. でも面白さは伝わるかな、と思うのでよかったら見てみてください。

追記）なんと、フルエピソードが公式に復活していたので、貼っておきます！！！いつまた消えるかわからないけど…

Blueyは数々の賞を受賞している大人気のアニメで、大人が見ても楽しめます。私も大好きで、娘が見るときはほぼ必ず一緒に見ます。娘も私がBlueyを大好きと知っているので、「今日はもうテレビはおしまい！」などと私が言うと「じゃあ…Blueyなら？」と交渉してきたりします（見ませんが！笑）。

Blueyの何が面白いって、ストーリーのリアルな感じです。上に貼ったエピソードを見てもらえば伝わると思いますが、親がスマホを持ってゴロゴロしてたり、子どもたちに「ホテルごっこしよ！」と言われて「えーホテルごっこー？」とうなだれたり、夫婦で意見が食い違ってバチバチしたり。親も子も全然「完璧」とは程遠く、人間味のある（犬ですが）一方で、みんな愛すべきいいやつ。見てて嫌な気持ちになることがありません。

ついつい笑っちゃう回あり、ほろりとくる回ありで、何度でも美味しい。

「完璧」とは程遠いと書いたものの、BlueyとBingoの両親は子どもたちを心から愛していて、実直で、ユーモアに溢れていて、私の理想です。だけど「こんな親いるわけないだろ！」とは思わせないところが上手いなあと思います。

娘が大好きな「Magic Statue」のエピソードもショートver.があったので貼っておきます。これを見て以来、家で幾度となくこのMagic Statueゲームが繰り広げられてきた、娘の心に刺さりまくっている回です。

日本でBlueyのフルエピソードを見るには、Disney+に入るしかないのかな。英語を勉強するのにも使えるし（アメリカ英語ではないけど）、ぜひ広まってほしいアニメです。

3. Tinker Bell （ティンカーベル） シリーズ

ピーターパンに登場するティンカーベル。彼女が主役の映画が複数あります。そのどれも娘は何度も観ているのですが、その中でもとりわけヘビロテしているのがこの『ティンカー・ベルと妖精の家』。やんちゃで好奇心旺盛なティンカーベルが、人間の女の子が作った「妖精の家」を見つけて中に入ったら、人間に捕まってしまったーー！というお話。

人間の女の子を自分と重ね合わせて楽しんでいるのかな？と思いきや、この作品を好きな理由を尋ねると「猫をいじめないから」という答えが返ってきました。え？

この女の子の家には割と強めな猫がいるのですが、ティンカーベルを救出にやってきた妖精の仲間たちが、この猫をやっつけたりせずに手懐ける点がお気に召しているみたいです。ほんまか…？

この映画から、妖精についての知見を増やした娘。妖精には、水の妖精、木の妖精といった種類があること、妖精と人間は会話できない（ティンカーベルの声は、人間にはベルの音に聞こえる）ことなど、知っているとより妖精ごっこが楽しくなりました。

ティンカーベルシリーズは可愛い妖精たちがキャッキャしてるメルヘンなストーリーかと思いきや、人間ドラマがしっかり組み込まれているので大人が見ても割と面白いです（割と…）。

絵本

子どもがハマっているコンテンツの2つ目が「絵本」って早すぎる気もするんですけど、我が家では動画系はDisney+しかないので他にご紹介できなくて。YouTubeを活用されているご家庭が多いと思うのですが、私がほぼYouTubeを見ないため、良いコンテンツを探すスキルが低すぎるんです。おすすめがあったらぜひ教えてください。

と言うことで、娘が激ハマりしている絵本たちをご紹介します。

1. バムとケロシリーズ

お友達から譲り受けて知ったバムとケロシリーズ。一緒に暮らす犬のバムとカエルのケロの一癖ある日常を描いた作品です。

著者の島田ゆかさんがカナダ在住だからか、家の様子などがとても北米っぽい！キャラクターの顔もちょっと癖が強めです。

話が長いだけでなく絵の描き込みも凄まじく、読み応え抜群。メインストーリー以外に小ネタがたくさん仕込まれていて、それを探すのも一興です。ちなみに小ネタはストーリーに一切関係ないので、気づかなくても大丈夫。やんちゃなケロちゃんが子どもを、しっかり者のバムが親を連想させます。

この『バムとケロのにちようび』は、雨の日に家で本を読もうとする、ただそれだけのお話。
でも外で雨の中泥遊びをしたケロちゃんが家の中をめちゃくちゃにしたり、屋根裏に本を取りに行ったら虫だらけでびっくりしたりと、なんてことない日常に起こるハプニングが楽しく描かれています。

ちなみに同じシリーズでも、こっちは打って変わって非日常。おじいちゃんに会うために、飛行機に乗って旅をするお話です。

噴火するとかぼちゃが飛び出す火山があったり、吸血コウモリの巣に飛び込んでしまったり、小さな二人が大冒険。実のところ、ずっと飛行機に乗っているだけではあるんですが…。

非日常的冒険を描くとしても、そんな風にする？！と発想が豊かで楽しいです。娘もとってもお気に入り。

2. どんぐりむらシリーズ

先述の『バムとケロ』シリーズは、私の中では長編小ネタ満載カテゴリなんですが（謎のカテゴリ）、このどんぐりむらシリーズも同じカテゴリです。話自体も長めだし、描き込みの量も多いし、そこに仕込まれた小ネタも大量。

大量のどんぐりが登場するのですが、この本のストーリーに関係ないモブどんぐりも、別の絵本では主要人物として登場したりします。著者さんの中では全どんぐりに名前と設定があるのでは？と勝手に思っています。

シリーズの中でもこの『どんぐりえん』は保育園のお話。子どもたちが何気ない一日を過ごしつつ、お祭りに向けて準備をして、最後はいよいよお祭り当日を迎えます。
絵のそこここで様々などんぐりがそれぞれの日常を展開しているので、娘は隅々までチェックするのに忙しそう。とっても楽しんで読んでいます。

同じ著者さんの『くれよんのくろくん』シリーズも同じカテゴリ（長編小ネタ満載）。

これは図書館で借りて読んだのですが、娘はどハマりして何度も何度も読みました。

そういえばこの本の内容とそれにまつわる私と娘のエピソードを書いたりもしました。読んでいない時も記憶に残り、日常に溶け込む絵本です。

3. よるです

娘がハマっている絵本を列挙しだすと際限がないと気がつき、娘が好きな本の中でも私が大好きなものを紹介して絵本はおしまいにしたいと思います。

夜中に目が覚め、トイレに行きたいけど怖くて行けないすーちゃん。お父さんもお母さんも起きてくれないどうしよう…と思ったそのとき、毛布がバクになって一緒にトイレへ付いて来てくれることに…？！

トイレまでの道すがら、泥棒や、蜘蛛や、お化けが出てきて大騒ぎ。でも大丈夫、ぜーーんぶバクが食べてくれます。しかも食べた後はお尻からヒュルヒュルヒュル〜〜と出てくる！
怖いはずの夜がとっても楽しくなっちゃうお話です。

お話自体も楽しくて私も娘も好きなのですが、この本は私の中では「絵が綺麗」カテゴリ。とにかくどのページも余すところなく美しい。一ページ一ページが「作品」のように思えます。

著者のザ・キャビンカンパニーさん（出版社名のように思えますが、ご夫婦の絵本作家さんです）が描く世界観のユニークさたるや。

私の周りではあまり知られていないのが悲しくて、友達の出産祝いに贈ったりと地味に布教活動をしています。上の子がいるお家だと、出産祝いと言いつつ上の子が楽しんでくれたらいいなーなんて思ったりして。

おもちゃ、他

ハマったおもちゃなんてそれこそ掃いて捨てるほど存在するし、大きくなるごとに移り変わっていくものなのですが、一つだけずっと遊んでいるものがあるのでご紹介します。

1. MAGNA -TILES （マグナタイル）

その名の通り、マグネットでくっつくタイルのおもちゃです。日本ではボーネルンド大先生が正規輸入総代理店を務める「マグ・フォーマー」がこの手のおもちゃではかなり有名なのですが、アメリカではこのマグナタイルの方が圧倒的によく見かけます。

amazon.com のリンクを貼ったら商品画像が表示されなかったので、仕方なく amazon.co.jp で商品を探したところ、凄まじく高くてびっくりしました。円安と輸入の手数料ゆえですかね。こちらでは $129.99 です。

娘の2歳の誕生日に、私の両親がプレゼントしてくれたもの。「欲しいものを選んで」と言われたので長く使えるものを…と当時ググりまくった結果、7歳の娘さんを持つ在米日本人の方のブログに「もうおもちゃはこれ一つでいい」「生き残ったのはこれだけ」と書かれており、購入を決めました。

その後、2つほどパーツセットを追加し、4歳になった現在も毎日のように遊ぶ一軍おもちゃです。

マグナタイルの良さは汎用性の高さ。これ単品でも遊べるし、ぬいぐるみやフィギュアの家を作っても遊べるし、タイル自体をピザやサンドウィッチに見立てて遊んだりもできます。遊び方が限定されていないおもちゃの方が、長い期間遊べますね。そうわかっていても色々買っちゃうんですが。

さらに買い足して日本に持って帰ろうと思っています。

2. 石

何を言ってんだと思われるかと思うんですが、うちの娘は何故かめちゃくちゃ石が好きなんです。

そうか、石が好きなのか。と石の図鑑を見せてみるも興味なし。でも公園に行けば必ずと言っていいほど石を拾います。「見て！石！」と女の子の友達に見せて「？？？」という反応をされています。笑

国立公園などに旅行すると必ず娘の「石拾い待ち」が発生します。国立公園の石は持って帰ってはいけないので、諦めてもらうのにも一苦労です。

大きい石、小さい石、ツルツルの石、綺麗な色の石。娘のお陰で、アラスカの石やフロリダの浜辺の石などの思い出の品も増えました。

子どもの好きを伸ばすのが大事、などと巷ではよく言われていますが、私はこの石好きをどのように伸ばして良いのかさっぱりわかりません。とりあえず今は見守りに徹しています。どなたか、良いアイディアやアドバイスがあれば教えてください。笑

娘がハマっているコンテンツ、無限にある

娘は心身ともに著しく成長するお年頃。様々なコンテンツに興味を示し、それらの枚挙にはいとまがありません。しかもどんどん移り変わるので、あと数ヶ月もすればここに挙げたものには興味を示さなくなっている可能性もあります。割と娘が長くハマっているものをご紹介しましたが。

娘のお陰で、自分では絶対に触れなかったであろうコンテンツに触れられているのは楽しいですね。今後どのようなものを知ることになるのか楽しみです。

かなさん、ぜひBluey見てくださいね。ぜひ。笑

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