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美食の国イタリアで、特に美味しかった食べ物BEST5

9泊10日でイタリアへ行ってきました。ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィア・ミラノを周る旅。正直バッタバタ。
でも次はいつイタリアに来れるかわからないので、行きたいところは全て詰め込みました。

そんなイタリアでとてつもなく印象的だったのが、食べ物のおいしさ!まず素材が美味しい。一口食べたらそのフレッシュさがわかるモッツァレラチーズ。とんでもなく甘いプチトマト。単体で美味しすぎるオリーブオイル…

美味しかったものの列挙にはいとまがないので、私的BEST5を挙げたのが、このエピソード。聞いてもらえたら嬉しいです。

エピソード内で話したものたちを、ここでは写真付きでご紹介しつつ、こぼれ話もできればと思います。

それではイタリアで美味しかったご飯、BEST5はこちらー!(BEST5なのですが、美味しかった順ではなく、旅程順です)

1. ローマで泊まったホテルの朝ごはん

最初の一盛りを撮ったもの

この写真を撮ったときの私はまだわかっていなかった…
クロワッサンなどは食べず、ハム・モッツァレラ・トマト・ルッコラのサラダに全胃袋を捧げるべきであると…(ちなみにポテトもすんごく美味しかったし、ブドウも凄まじく甘くて美味でした。)

冒頭に書いた素材のおいしさを一番感じたのがこの朝ご飯。新鮮とはこういうことだ、と全力で伝えてきた。残酷なまでに食の格差を突きつけられました。

アメリカでも高いものを買えばあの時の味に近づけるのでは?と思い、帰国してすぐにやや高めのモッツァレラチーズとトマトを購入して食べたものの、足元にも及ばぬ結果に…。イタリアに行かないとだめなの?そうなの?それとももっとお金を出したらいいの?

さて、そんな美味しい朝食だったホテルはこちら⇩

とても素敵なホテルだったけど、正直観光スポットからは少し距離があります。なので効率よく色々周りたい人にはイマイチかも。でもホテル全体も趣があるし、部屋も広くて可愛いし、私たちは大満足でした〜。

屋上からの眺め。ローマの街並み。

このホテルのレストランがルネッサンス期の料理を再現したコースを提供していて、それもとても美味しかったーーー!ワインもペアリングして出してくれて、大満足。

ルネッサンスコースの前菜

特に感動したのは前菜の、セージのフリット。周りはサックサクで中はふわっふわの衣。噛むとセージの香りが広がって食感も味も香りも楽しめる。もちろん他の料理も美味しかったんですけど。

2. フィレンツェのレストランで食べたラビオリ

旅行にあたって色んな旅行記を読みました。noteやブログ、本や雑誌も。

そのどこで紹介されていたのか記憶にないのですが、とても美味しそう!と事前に予約しておいたお店。トリュフカルボナーラがおすすめらしい、とメモしていたにもかかわらず、当日はカルボナーラの気分ではなく、私が頼んだのはトリュフクリームソースのラビオリ。

これがもう美味しいのなんのって。

このクリームソースが甘い。すごい甘い。そして旨い。悪魔的な美味しさでした。あの甘さの正体はなんだったのか。でも甘ったるくて嫌な感じではなく、旨みがギュッとした感じ。メニューにも "Creamy Truffled saucee Ravioli" としか書かれておらず、ラビオリの中身が何なのかもさっぱり。ソースを持って帰りたかった…。但し、やや癖が強い味だったので、人を選ぶかも。ブルーチーズじゃないんだけど、それ系の癖の強さがある気がする。あと濃厚なので一皿でお腹いっぱいになります。前菜盛り合わせも美味しかったな〜。パテ最高でした。

そんなレストランはこちら。Googleレビュー約2万件で★4.5はやばい。


3. フィレンツェのジェラート屋さん

ここも誰かの旅行記で知ってブックマークしていたお店。

Podcastで「世界一美味しいと言われているらしい」と言ったんですが、このnoteを書くために改めてメモを見直したら「ヨーロッパで一番美味しいと言われている」ジェラート屋さんでした。すみません。

私・夫・娘で1種類ずつチョイス

ヨーロッパで一番かは知りませんが、間違いなくマイベストジェラート。舌触りが滑らかで、美味しいところだけを凝縮したかのような味。それでいて自然な甘さなのです。

イタリアと言えば、ピザ、パスタ、ジェラート!という感じですが、寒くてジェラートを食べる気にはあまりならず。それでもここは行きたい!と思ってわざわざ行って本当に良かった!!!絶対また行きたい。

私はリコッタチーズ・いちじく、夫は洋梨、娘はヨーグルトをチョイス。全く映えない色のジェラートたち。たくさん美味しそうな味があって、もっと食べたかったし、食べれば良かった…。

写真撮っていい?と聞いてメニューを撮らせてもらいました。メニューの文字と絵も可愛い。

私が頼んだリコッタチーズといちじくは右上のやつ。
夫が頼んだ洋梨は右上。柿も絶対美味しいよね…
ザクロ味も気になる…

どこかで誰かが書いてたんです。「本当に美味しいジェラート屋さんは、ジェラートの容器に蓋をしてる」って。その方が鮮度を保てるから。

その情報が頭の片隅にあった私は、ジェラート屋を見かけるたびに蓋のことが気になってしょうがない。でも蓋を閉めてるところなんて一つもなかった、このお店に来るまでは!!(探せば他にもあるんだろうけど)

まあいつの情報か定かじゃないし、今は蓋を閉めなくても鮮度は保てるのかもしれない。技術はいつも私たちの想像の上をいくし。でも私たちが見た中では唯一蓋をしてて、そしてとんでもなく美味しかったもんだから、私はジェラート蓋アリ教に入信しようと思います。

激うまジェラート屋さんはこちら。


4. ヴェネツィアのレストランで食べたイカ墨スパゲッティ

これ、本当に忘れられない。めちゃくちゃ濃厚で本当に美味しかった!!写真見てください。ロクに具ないでしょ。イカはありましたけど。ほぼパスタとソースだけなのにこんなに美味しいのずるい。

思い出すだけでよだれが…

夫が頼んだ海鮮パスタも、魚介の旨みがギュッと詰まってて美味しかった。ヴェネツィアは海の街だから魚介が美味しいとは聞いてたけど、私だって海の街で生まれ育ったのよ、半端なもんじゃ満足しませんからね、なんて思ってたのに、それはもう美味しくて。

もうヴェネツィア滞在中はずっとここのレストランに来たいと思ったほどでした。

マルゲリータもほんっと美味しかった。見た目はただのチーズまみれピザ??アメリカでよくあるやつ??と思うんだけど、全然違う。チーズと生地が軽くていくらでも食べられる。アメリカのチーズピザは食べたあとウッとなるんだけど、イタリアは全くならない。小麦とチーズの種類が違うのかな。

イタリアでは一人一枚ピザを頼むっていうけど、それも納得。余裕で食べられる。

あとイタリアのピザ、めちゃくちゃ薄い。ようあんなのヘラに乗せて回したいするわ…。破れないんだろうか。ちょうど私たちの席からピザを焼くおじさんが見えたのでパシャリ。

次々をピザを焼き上げるおじさん

店内は満席で、ひっきりなしに持ち帰りのお客さんも来てました。人気店だなあ!ここは泊まったホテルのオーナーさんのおすすめでした。

美味しいお店は事前に調べとかなきゃ…!と思ってたけど、現地で聞くの、良きです。


5. ミラノのレストランで食べた仔牛の頬肉とミラノ風カツレツ

これまた滞在したホテル(というかAirbnbって感じだったけど、一応名前はホテルだった)のオーナーさんのおすすめレストラン。

びっくりしたのが、21時頃からレストランがさらに混み出したこと。19時半開店のレストランがとても多くて、イタリア人って晩御飯食べるの遅いんだなーと思ってたけど、まさか21時過ぎても新規の客がどんどん来るなんて驚き。イタリアにはアペロの文化があるから、どこかでまず飲んでからやってくるのかな。

手前が仔牛の頬肉ポルチーニ茸ソース、奥に見えるのがミラノ風カツレツ。

私が頼んだ仔牛の頬肉ポルチーニ茸ソースはほっろほろ、夫が頼んだミラノ風カツレツはサックサク。どちらもスーパー美味でした。このポルチーニ茸ソースも本当に美味しかった!別のレストランでポルチーニ茸を食べたら、私が唯一苦手な椎茸を彷彿とさせてる味に仕上がってて、、まさかの苦手なキノコが増えてしまった…他のキノコ類は大好きなのに…と思ってたけど、そんなことなかった!ポルチーニ茸、美味しかった!嬉しい。

娘用に頼んだトマトパスタ、そしてデザート二品も言わずもがな美味でした。美味しいレストランって何食べても美味しいな。「美味しい」しか語彙がないのが悔しい。


特に4と5のレストランは私の中で突き抜けて美味しかったです。BEST5を選ぶのにはほんと苦心したけど、BEST2なら即答できる。でもここに載せてないレストランも美味しかったんだよ〜〜。

味以外にもイタリアのレストランで心地よかったのが、「シェア」の文化があること。アメリカでは基本的に各々が自分の食べるものを注文する。でも量が多くて食べきれないので、私たちは家族三人で二品だけ頼んだりする。そうするとたいてい「え、これだけ?」という雰囲気が漂う。「前菜は?」「別のメインは?」「キッズメニューは?」とほぼ必ず聞かれます。
別に非難されているわけでもないのに、「ケチってるわけでもなんでもなく、これがちょうど良い量なんですよ…」と説明したい気持ちに駆られる。
アメリカ人は躊躇なく残すし、残りを持って帰ることもできるから「食べ切れる量を頼む」みたいな雰囲気がない。これは大きな文化の違いだな、と思う。

その点でイタリアでは同じような頼み方をしても「これだけ?」と言う空気が1mmもなかった。どの店でも。何なら「シェアするよね?」と聞いてくれる。

前述の通り、別にアメリカでも何も言われない。私が勝手に気まずくなっているだけ。でも相手のちょっとした「え?」という空気感を察知してしまうタイプなので、イタリアではそれを感じずに済んでよかった。アペロとして利用する人はあまり頼まないとか、観光客慣れしているとか、他の要因も色々とあるかもしれない。


もちろん期待外れだったところもありました。だけどそれは全体のほんの一部にすぎず、トータルで見ると「イタリア、ご飯、うまい」に尽きる。

これから行かれる方はぜひ楽しんでくださいね!


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