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君のお陰で君を超えれた。 (随筆)

桜散り、花びらの絨毯の上を歩いた。 新学期が始まる。 新学期初日、ドキドキしながら登校した。「一緒のクラスだ!!やったね!」「あー違うクラスになっちゃった…。でも、これからも仲良くしようね!!」玄関に貼られたクラス名簿の周りで皆が盛り上がっている。 人混みをかき分け、クラスを確認し、教室へ向かった。私はクラスがわかった瞬間より、教室へ入るときのほうが緊張する。 小さな声で「おはようございます。」といい、まっすぐ自分の席に座る。静かに教室を見渡した。 一人の男の子に、目が釘付

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