久しぶりに、運転してみた。
 
 
出張中の午後に、
空き時間が、
ポッカリ。
 
 
遠出してみたくなった。
 
 
早速、
タイムズカーシェアで、
検索。
 
 
滞在中のホテルの、
すぐそばに、
アクアを発見した。
 
 
予約して、
着替えて、
出かける。
 
 
行き先は、
決まってた。
 
 
 
そこは、
何もない、
と、
聞いていた。
 
 
 
何もないコトはない、
と、
思う。
 
 
ヒトは生きているし、
道路もある。
 
 
ほんとうは、
歩いて行きたい。
 
 
距離を、
身体で感じられるから。
 
 
でも、
８時間は、
流石に歩けない。
 
 
いや、
歩けるけど、
次の日の予定が、
どうしても邪魔する。
 
 
暇ではないのだ。
 
 
 
国道３号線。
 
 
そうか、
３号線は、
ここに通ってる。
 
 
以前、
大阪出張中に、
２号線に出会った。
 
 
１号線は、
たまに、
歩いたり
車で通ったり。
 
 
ちなみに、
４号線は、
小さい頃に、
母親の実家が、
福島にあったので、
なんとなく、
一部を覚えてる。
 
 
さて、
そんな国道３号線を、
ゆっくりと走ると、
目的地が近付いてきた。
 
 
３号線、
さようなら。
 
 
のどかな、
場所。
 
 
のどかな、
は、
長閑な、
と、
書くらしい。
 
 
たしかに、
そんな感じかな。
 
 
懐かしい。
 
 
私は、
田舎の都会で育ったけど、
車で15分も走れば、
田んぼしかない、
そんな環境。
 
 
そば、
が、
美味しい。
 
 
くだもの、
も、
美味しい。
 
 
米、
も、
美味しい。
 
 
 
子供の頃は、
そば、
は、
全く食べなかった。
 
 
もったいない。
 
 
そんなモノだね。
 
 
目的の場所に着いた。
 
 
たしかに、
真新しいモノは、
何もない。
 
 
田んぼ、
と、
道路、
と、
家、
と、
コンビニ、
と、
道路、
と、
緑。
 
 
 
そんな場所から、
始まった。
 
 
私も、
そんな場所で、
育った。
 
 
 
始まりの場所。
 
 
 
そうだ。
 
 
 
始まりは、
何もない。
 
 
何もないところから、
始まる。
 
 
始める。
 
 
３０年前に、
ゼロから始めた、
そんな社長と、
これから、
共に働く。
 
 
その、
始まりの場所に、
行ってきた。
 
 
私には、
大事な儀式のような、
時間。
 
 
帰り道は遠回りしたくなる。
 
 
国道３号線ではなく、
山道を帰る。
 
 
福岡に戻る、
その道は、
多分、
二度と通らない。
 
 
そういえば、
あのヒトから、
連絡が来ていたな。
 
 
コワくて、
心臓が、
バクバクする。
 
 
どうせ、
もう、
二度と会いたくないから、
連絡するな、
もう、
何も関係ないから、
忘れてくれ、
みたいな、
地獄のようなメッセージが、
届くのだろう。
 
 
仕方ない。
 
 
それが、
結論だ。
 
 
 
会いたくないヒトなんて、
私にはいない。
 
私に会いたいヒトなら、
どんなヒトでも、
私は会いたい。
 
 
そして、
聴くんだ。
 
そのヒトの話を。
 
 
でも、
そんなコトは、
他者に望むモノではない。
 
 
会いたいヒトに、
会えないのは、
分かっていても、
やっぱり、
苦しいよ。
 
 
 
夕焼けが、
少しだけ、
キレイに、
映ってた。
 
 
 
気持ちの良い、
ドライブ。
 
 
 
さて、
また明日は、
これからの話を。
 
 
 
ワクワクが止まらない。
 
 
そう、
思う込むコトでしか、
夜は眠れない。
 
 
 
 
それでは。
 
 
 
【いつか、また、あの場所で】