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ヘアゴム・ヘアピンがもっとエシカルなものを探してKOOSHOOさんのヘアタイとシュシュにたどり着いた話

地球にやさしいせいかつ目指して、自分のペースで移行する日々。

今日は「ヘアアクセ系」です。

シャンプーやリンスは石鹸シャンプーに最近切り替えた自分。

もともと去年2020年はアメリカに行く予定だったのですが、水道料金の節約やシャンプーの使用量を減らしたい、というお金の事情と、暑いからという理由で髪をショートに切っていました。…あと、アメリカの職場でのヘアセットが面倒そうだったから…←

そして、そのままアメリカには行けず、鹿児島へ。結果髪が長かった時より水もシャンプ―の使用量も少ないし節約はできているなとは感じているのですが(笑)、2021年に入ってから気分でまたのばし始めました。すると、久しぶりに必要になってくるヘアゴム。「あ。これって、もっとよいものになったりするのかな?」と、考える癖がついてきました(笑)、考えてみました。


簡単に調べてみると、フェアトレードなもののの装飾がついたヘアゴムとかが見つかります。カラフルな柄のシュシュとかも。

正直、おしゃれでそれはそれでいいのだけれど、自分はもともとの仕事柄(教育業界)シンプルな物を選んでいた結果、単色の物を好むようになっていたので、シンプルでエシカルな物はないのか…と。笑 もう少し頑張って探すことにしました。


ゴム×環境問題について調べました

ゴムってリサイクル出来ないよなー、これって今も変わらずなんだろうか、とまずは素材について気軽に調べ始めたら、衝撃の現状を知りました…

WWFジャパンさんの言葉を借りると、ゴムには「ゴムの木の表面近くを削ると流れ出す白い樹液を凝固、加工してつくられた」「天然ゴム」と「石油を主原料に化学的に生成された」「合成ゴム」の2種類に分けられ、世界での生産割合はおよそ4(天然ゴム):6(合成ゴム)となっているそうです。

ゴムの木は東南アジアで生産されていて、タイ、インドネシア、ベトナム、中国の4カ国で世界の総生産量の約4分の3を占めているそう。大企業によるプランテーションとかではなく、小規模農家によって運営されていることがほとんどのとのこと。

しかし、世界規模で天然ゴムの生産量・消費量は増え、過去40年間で3倍に拡大し、2014年には約1,200万トンに。天然ゴムだけで!(続くHATCHさんの記事では2016年時点で約1,260万トンと出てますね)上記4か国はじめ、東南アジアは絶滅危惧種の動物がいたり、新種の野生生物が発見されたりする地域。色々と理由はありますが、やはり小規模農家さんたちの栽培エリアの拡大で森が減少しているそうです。

また、HATCHさんの記事では、小規模農家さんが貧困から抜け出せないこと、密猟などの不正な野生生物の取引にも繋がっていることを紹介くださっています。そして、ヘアゴムではないですが、ゴムが使われているタイヤごみによる海洋プラスチック汚染についても紹介してくださっています。(タイヤメーカーの取り組みや、タイヤのリサイクルについていろいろとわかりやすく説明しているのでぜひ車ユーザーの方は続きを読んでみてください!)

これは、今使っているヘアゴムはなくさないようにしたいし長く使いたいし、その次は代替品なのか、もっとよいものなのか、変えなくては…!


みつけた

ということでさっそく探すのですがなかなか日本語で検索してもヒットするものが見つからないので、「hairtie ethical」で検索して見ると、見つけたのは、世界最初の分解可能なヘアタイ「KOOSHOO」さん。

Made From Organic Cotton & Fair Trade Natural Rubber
100% Plastic FREE (including the packaging)
Flexible & Soft to Touch
Made to Last & Kind to Your Hair
Hand Dyed With Certified Organic Dyes
Premium Quality & High Performance

オーガニックコットンとフェアトレードの天然ゴム使用、100%脱プラ(包装含む)、そして色を染める塗料?も認証オーガニックのものという、世界初のエシカルなヘアタイです。残念ながら日本はまだ未進出。

ヘアバンドやシュシュなどもあります。色もいろんなカラーがあり、ヘアタイは5本で$10、シュシュは2個で$20~あるようです。可愛い。可愛い!

ここでも紹介されています。あまり海外でもヘアアクセ分野においては展開しているお店・ブランドは少ないのかも?


そして、個人商店なのか?「ECO HAIR PLACE」さんも発見。Etsyで売ってます。

こちらも生分解性のあるヘアゴムGOTS認証の布を使い、オーガニックコットンと天然ゴムを使用しているそうです。スイスにお住まいの方のよう。


KOOSHOOさんもECO HAIR PLACEさんも、両方とも天然ゴムを使うことは変わりはないけれど、ヘアゴムへの製造過程と使い終わった後の廃棄のところを環境に配慮しているところが他のヘアゴムよりもベターなところだし、その過程がわかるということそのものも◎だなあと思いました。


ヨーロッパではこちらがフェアトレードとオーガニックの認証マークがついているので良いのかもしれない。


他には、ゴムについての記載はないですが、フランス、ドイツ、カナダ、オーストリアの、オーガニックコットンや麻やリネン、竹など天然素材で作られているものや、売上金をすべての女の子の教育のために寄付する取り組みをしているブランドなどが以下で紹介されてます。うーん。KOOSHOOさんたちくらいのところはまだまだないのかもなー。



KOOSHOOが日本で買える

ということで自分は是非ともKOOSHOOさんを試したいのですが、日本未上陸、アメリカとカナダのみ発送可能とのことなので、いつかまたアメリカに行けたときに!と希望を持ち、今あるヘアゴムを長く大切に使うことを決意…していたのですが。

Instagramのストーリーで「日本で買えるようになってほしいなあ~」とつぶやいてみると、本家から直接DMをいただき、なんとminimal living tokyo.で販売しているよ、と以下リンク先を教えていただきました!!!

値段はやはり現地よりも高め。でも選ぶならここだろう!と思っていたところ。なんと、彼氏がアメリカ留学から戻る直前、お願いをしてみたら、買ってきてくれました!

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ふぉおお…✨シュシュまで…!(英語でシュシュはscrunchiesと言います)

触り心地も使い心地も、普通のヘアゴムと変わりません。フェアトレードのラベルも写真の通りついていますね。包装も紙でプラスチックフリーで素敵だと思いました。

せっかくなので髪をとめて写真を上げてみたいと思ったのですが、未だ髪が短すぎてちょんまげ?パイナップル?になってしまうので、もう少し長くなったら、追加しようかな…笑

完全に今は室内用ですが←、もう少し髪が伸びてきておしゃれで髪を結う日を楽しみにしようと思います!


ちなみに、ヘアピン。

バレエをやっていた小さいころから高校のダンス部で大会に行っていた時まで、それはそれはお世話になったヘアピン。最近は結婚式とかに行くときにヘアセットで美容師さんが沢山ピンをつけてくださるので、普段そんなに使わなくても家に溜まっていきます。なので、自分ではまず、買わない、ということ意識しています…。

こちらのもう終了しているREADYFORのクラファンのページによると、ヘアピンの年間の世界消費量は4,000t=エッフェル塔と同じ重量のヘアピンが毎年ゴミになっているそうです。動物たちが誤って食べてしまう現実も。それに課題意識を感じた方が、代替品としてヘアピン要らずのヘアケアグッズのクラファンに挑戦したようですが、達成しなかったみたい…残念。

おしゃれ用としては、フェアトレードのデザインの物や、100%再利用のプラスチックのもの、竹や木でつくられたヘアクリップなどがあるようです。

Etsyでは手作りのマイクロプラスチック(海で拾ったものだそうです)を使ったヘアクリップを販売している方もいます。可愛い。そしてすごい。

ただ、自分が使うシンプルな黒のクリップやピンに関してはベターなものがなかなか見つからないので、現状維持か…?とりあえず、新しいものをもらわないように気を付けて、今自分が持っているものを大事に使います。そして、間違えても海で捨てたりしない。動物が誤って食べてしまわないように、廃棄するときは正しく廃棄します。燃えないゴミです。



これからも少しずつ、一歩ずつ進んでいきます。


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