見出し画像

風立ちぬ

宮崎駿の「風立ちぬ」が金曜ロードショーで放送される。

風立ちぬといえば去年の挑戦を思い出すが、もう一年経ったのかと驚く。この挑戦で僕は風立ちぬという作品に強く魅了された。

https://note.com/kyc/n/naebb58b87209

宮崎駿が「自分の作品で初めて泣いた」と言ったその涙の理由を知りたかった。その想いで始めた風立ちぬへの挑戦だったが、あることをきっかけに堀越二郎(風立ちぬの主人公であり、実際にいた人物)とすれ違うことになる。
彼の「美しい飛行機を作る」ことはこの時代において「人を殺す戦闘機を作る」ことだという矛盾。そのような葛藤の中に生きた一人の青年の人生が、僕の人生と繋がりがあると感じてしまったのだ。

今年、初めてジメジメとした夏を感じた瞬間。あの青空と大きな入道雲を見上げた瞬間。その隣には堀越二郎を感じてしまうのだ。生きた時代も違う、一方的な認知に過ぎないが、堀越二郎は僕の旧友になってしまった。この体験はなかなか言葉で説明し難い。

作品によって、彼の人生のストーリーの一部を垣間見ることの喜びを胸に抱いて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?