中国 特許開放許諾と契約書上の注意点
中国特許法(専利法)は、2021年6月に改正され、改正の眼目の一つに中国版ライセンス・オブ・ライト(License of Right:LOR)が導入された。日本では開放特許と呼んでいるが、中国では特許開放許諾と呼び、第三者を制限せず通常実施権を供与する用意がある特許権(中国では、発明、実案と意匠が特許のカテゴリーに入る)を保有する権利者は一般にその旨を公示しライセンシーを募集し契約を締結することができる。なお、交換条件としては諸外国と同じように維持年金の割引(改正案では10年