Complex コンプレックスの話

最近のわたしの周りがバタバタとしているから、心配した友だちが慰めようとしてごはんに誘ってくれた。


話しているうちに、彼女自身の話に移行して、最後は

慰めるつもりだったのに、わたしが慰められたぁ〜と泣きながら言われた。


誰しも、きっと、持っているもの。

コンプレックスって、その日にポンと生まれるものではなくて、ずっとその人の根っこにあるような、氷山の奥底にあるような、そんなような気がする。


少し、溶けたみたいで、これでわたしも、少し安心して遠くに行けるかな、なんて思った。



はじめての感覚だった。掘り起こすような、その人の中の人を触ってみるような、痛みに触れるような感覚。本人の方がきっと辛くて、泣き出してしまう。わたしはそばにいることしかできなかったけれど、彼女は彼女の力で今度はそれを乗り越えて行くんだと思う。


過去の自分を許すこと。

それは、過去の自分が間違っていたと思うことではなくて、よくがんばったなぁ、と認めてあげること。過去は変えられないものと思われがちだけれど、過去ほど今の気持ちを映し出して、変わってくれるものもないんじゃないかなぁと思う。


一人で戦ってきた、一人で全てこなしてきた、一人で、耐えた。その忍耐力は、辛い経験をした人しか味わえない。それは、あなたの財産だよ。今度は、その蕾を温めて、綺麗な花を咲かせようね🌸


最近、樹木希林さんの本を読んでいる。読めば読むほど、あぁ、本当に稀有な人格者である方だったんだなぁと学びがとてもたくさんある。言葉の端々が、誰でも口にできるようなものではないのだ。

その樹木希林さんが、全てを燃やして、責任を伴って、そして成長するものだと話されていた(こんな簡単な言葉ではまとめられないのだけど、わたしの文章力のなさです、失礼しました)なんでもかんでもホイホイも簡単かもしれないけれど、誰かの世界とつながること、そうやって、人生の生き様が豊かに色濃くなると。


誰かとは、愛する人でもいいし、友だちでもいいんだと思う。わたしは、その話を、わたしが遠くに行く前に、その子とできて、よかったなぁと思った。その子が悩んでいたことが、はじけて、外に出る時だったんだね。タイミングよく、一緒にいられて、わたしも貴重な経験をさせてもらった。


そういえば、カナダに来てから、よく、慰めるつもりだったのに励まされてると言われるようになったなぁ

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