「踊れない」ダンサーと「できない」子供たち パート9(最終回) ~コンテンポラリーダンスと発達障がいの狭間で~

<「踊れない」ダンサーと「できない」子供たち>

今まで私は「踊れない」ダンサーでありながら、ダンスで、振り付けで、人々の想像力を掻き立てる仕事をしてきた。
それはいつも“目に見えないもの”を扱う仕事だった。
どうしてそれが10年も続けられてきたのか?
それはいつも私が様々なモノやヒトの間にある“目に見えないもの”と戦ってきたからだ。 

コンテンポラリーダンスと「普通」のダンスの狭間で苦しみ、「普通」と「発達障がい」の間でもがき、ダンサーという「普通じゃない」職業に就きながら、「普通」に悩まされ続け、更に日本と海外の間で揉まれてきた。

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