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父のこれからの準備。

昨日は父の病院の付き添いをしました。


父へ転居を伝える

付き添いの前日、父へ介護施設の転居を伝えました。
私にはちょっと気が重くて勇気のいる話。
父はとても驚いていました。
大阪へ引っ越すというのは父にとっては喜びと思っていたけれど
話してみて思い出したのは
父がのんびり過ごしたい人だという事や
物事をゆっくり考えて決めたい人だったという事。

今の父を見ていると
せっかく慣れた所を移動するのは不安が大きいだろうなという事。

家族がまた会えるのは嬉しいかと思っていたけれど
何故家族がバラバラになったのか覚えていないという様子でした。

母と姉の所へ行くという話をしたら
表情がキリっとなった。

それが印象的でした。


ちょっと寂しくなったのは私。


翌日は病院の付き添いでした。

先週の採血の結果は異状なし。
通院は終わりです。

父と病院へ来るのも、昨日で終わりかぁ

と一つずつ終わっていく気持ち。
「病院楽しかったな☆また一緒に行こうな!」
と言いました。

母に伝える

母に病院の検査結果を話しました。
その後は、これからの郵便物の話や
色々な話。

「京子、まだ子供も小さいんやし、時間を自分のために使いなさい。」
と母は言ってくれる。

ママ、ありがとう。


姉と進める

夜は姉と、今後のスケジュールの話をしていました。
書類が揃うと次はいつ入居するか、希望日を教えて欲しいとの事。

早い。早すぎてビックリ。

ちょっとテンパって姉に電話をしたら
「今からお風呂に入ろうと思ってるんやけど」

「え、っとじゃぁ単身引っ越しセンターの日にちを決めたり
お姉ちゃんが迎えに来る日を決めたりせんとあかんのかな」

と話していたら

「すっぽんぽんやねんけど」

「あらあら」


言いながら
2分話を進めて
電話を切りました。

「じゃぁ」
「おっつー」


今日になって

この1年、その前の1年、その更に前の1年。
結構色々あったなぁ。
とネコの立体を作りながらフと思い
noteを書きに来ました。

絶対会いたくなかった厳格な父に6年ぶりに会ったら翌月に倒れた。
一時は持ち直したと思ったら数か月後にまた倒れた。
忙しくてなかなか会いに行けなかったら
私が死んだと思って泣いた。
厳格な父は消えた。

昨日の父は、介護施設の入り口にある水槽をナースさんに腕を組まれて
ほ~~~ほ~~~
と見ていた。
とっても平和な空気が流れていた。

私が小さい頃一緒に金魚を育てていた。
その時の父と変わらなかった。

人生は長いと思う。

優しい人だったり
最低な人だったり
鬼のような人だったり
寂しそうな背中だったり
色んな時がある。

父を見て、思う。
私にもある。
誰にでもある。

みな終わるまでわからないなぁ
と思う。

今の父、とっても素敵。

どうか大阪でも穏やかに過ごせますように。
毎日が素敵でありますように。


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