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デジタルアート? 2020年の振り返り③

 今年ほどデジタルスクリーンを見つめていた年はなかったです。ゲーム画面や連続ドラマにくぎ付けといったことは過去にもありましたが、それは一時の楽しみ。今回は、仕事中心に日常の活動の基本がデジタルスクリーンに移行しちゃったので、好き嫌いの話ではなくなってしまいましたからね。
 アートとの出会いもデジタル(スクリーン)の世界で、ということが定番になりつつあるようです。

 今日はクリスマスイブ。昨年までですとクリスマスデコレーションで賑わう街中に、浮かれ気分で繰り出すところですが、今年はそうもいきません。まぁ、聖なる夜として心静かに過ごすという正しい状態なのかもしれませんが…。
 で、街中のクリスマスデコレーションですが、何か随分とデジタル化してきたような気がします。

クリスマスツリー

 こちら、街中でみかけた”クリスマスツリー”。左から右に行くに従い、デジタル度が増している気がします。大きさはどれも、みかけ7~10mって感じ。
 左(六本木ミッドタウン)はまだツリーの原型を形にして表していますが、中央(東京駅前KITTE)ではツリー自体が光の塊として表現され、右(大手町 スクエアONE)ではとうとうデジタルスクリーンの中のドットに。
 具象から抽象って感じ? なんかアートの流れといえなくもないような…。

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ワタリウム美術館 <生きている東京展>

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東京国立博物館 <なりきり日本美術館>

 今年観た展覧会でもデジタル化の流れを随分と感じました。デジタルで表現される現代アートの作品が増えてきたということにとどまらず、オールドマスターの作品なども、デジタルで堪能するというのが潮流でしょうか。デジタルを通じてモノゴトを感じることが当たり前の人が、来館者の多くを占めるようになってきたせいかもしれません。企画する側の人材も、恐らくそうなのでしょう。
 今後はオンスクリーンで、しかもスマホのような画面サイズで作品を制作するアーティストや、展覧会を開催するようなギャラリストが増えそう。他にも、私が想像もつかない「新種」が、デジタルからでてくるでしょうね。それを楽しめる”デジタル感性”を養っておかないといけないかなぁ……まずはLineスタンプあたりから??(爆)

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