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No.54 - 【最新版】リモートで働ける会社を見つける方法


こんにちは、安斎響市です。

以前、沖縄ワーケーションの記事の最後に、こんなことを書いていました。

「リモートワークなんて一部の人だけの話でしょ」と斜に構えずに、自分にとって働きやすい環境を追求し続けるのが大事だと思います。

具体的に、フルリモートで働ける会社ってどんなところ? どうすれば見つけられるの? という話は、また今度書きます。


それから、はや約半年が過ぎてしまい、最近、何人かの読者の方から「リモートワークの記事まだ?」という催促までいただいてしまったので、仕方なく、 今日この場で書こうと思います。

やっと、書きます。

リモートで働ける会社って具体的などんな業界・職種か? 狙い目はどこか? どういう探し方をすればいいのか? という話を。


リモートワークは、もはや生活必需品になってしまった


先ほどの沖縄の記事にも書いたんですが、リモートワークって、今や、すっかり生活必需品レベルのものになってしまいました。

リモートだと会社経営にとってデメリットが大きいだとか、在宅だと社員の一体感が薄れるとか、オンライン会議では良いアイディアが生まれないとか、そういう議論じゃないんですよ。

現実として、コロナ禍の数年で多くの会社員がリモートワークを経験し、生活上・精神衛生上の圧倒的メリットを知ってしまった以上、もう「不可逆」なんです。


2023年の民間調査では、リモートワーク ⇒ 出社回帰した企業で働く会社員のうち、約8割が「出社によるストレスを感じている」と回答しています。また、理想の出社頻度を尋ねる質問では、約7割が「週の半分もオフィスに出社したくない」と答えています。

リモートワーク未経験の人は元々実感がないので何とも言えないと思いますが、リモートワークを一度経験した人にとっては、もう、「できる限り出社したくない」というのが本音でしょう。

企業側がオフィス出社を強制すればするほど、社員からの「じゃあ、リモートで働ける会社に転職しますんで。さようなら」という退職願を容認しなければならない、という痛みを伴います。


リモートで働ける会社は、どこにある?


ちなみに私自身は、前職の外資系IT企業時代はフルリモートでした。過去3年半くらいの間、恐らくオフィスに出社した回数は合計10回以下です。
直属の上司とも、チームメンバーとも対面で会ったことはほとんどありませんでした。

会社の経営層からすれば、出社による「組織としての一体感創出」「企業文化の醸成」は重要事項なのだと理解します。
ただ、それって正直、労働者個人からすると、割とどうでもいい話ですよね。別に、今後一生働く会社じゃないですし。


そんなものより、

  • 毎日の「通勤時間」がゼロになる

  • 朝の「始業10分前」まで布団で寝ていられる

  • もう化粧をしたり、ワイシャツを着たり、革靴を履いたりしなくていい

  • 仕事の合間の「空き時間」を、趣味や副業に自由に使える

などの在宅勤務のメリットの方が、遥かに有難いはずです。

これらの数々のメリットの大きさと比較したら、「組織の一体感」なんて、別に要らないですよね。働く側としては。


さて、本題。

リモートで働ける会社は、どこにあるのか?
具体的に、どうやって見つければいいのか?



もしかしたら、読者の皆さんの中には、「リモートワークって、一部の会社だけの話じゃないの? 自分には関係ないよ……」と思う人も、いるかもしれません。

ちょっと待ってください。
あきらめるのは、早いです。

 
ここからは、下記の3点について、順を追って説明していきます。

  • 今後もリモートは不可能と思われる業界/職種

  • リモートが可能な「狙い目」企業群の特徴 ①~③

  • 「狙い目」企業の具体的な見つけ方


今後もリモートは半永久的に「不可能」と思われる業界/職種


最初に、「企業努力の問題じゃなくて、在宅勤務はどう考えても無理だよね」という、リモート不可の業界/職種を挙げておきます。

今後、リモートで働きたいと考えている人は、これらの業界は最初から避けておいた方が良いということです。

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