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猫の僕

私の朝は3匹の猫を中心に始まる

お水、ご飯用の器を洗う
お水は飲料可の井戸水
ご飯はカリカリにチュールやパウチのウエットフードを混ぜる

長男はテーブルの上で待ち
次男と末っ子の長女は私の足元にある猫用ランチョンマットの前で待機
末っ子はチョロチョロして落ち着かない
次男にちょっかいを出しては 押さえつけられていつも悲鳴をあげている
それでも果敢に挑む
女は強し

ご飯は長男から順番に
振り向くと真っ直ぐにこちらを見つめているので ちゃんと名前を言って器を置く
置いた途端に一斉に食べ始める猫達
食べる前から 喉をゴロゴロ鳴らすのは末っ子の長女
次男に負けない食いしん坊
3匹目を迎えるなんて考えもしなかったのに運命というか使命というか私の元にやって来たお姫さま

日々の生活の中で必ずどこかで存在する「最高に可愛い」
それが3倍だから心は満たされてしまう
これはこれで男を作らない要因になるので友人には申し訳ないが いつまで経っても心配の種であり続けている

1番最初に食べ終わるのは長男
小食で必ず少し残して立ち去る
時間を置いて食べに戻るが その時には2匹に食べられているのでお皿は空っぽ
兄妹あるある
普通は下の子が食べ損なうのだが うちは逆のようだ
次に長女
まだ子供なので早く遊びたいらしくベランダへ直行
次男は最後まで綺麗にたいらげる
体も大きいので食べる量も倍の倍
9kg近い巨体はゲージも大きく、病院へ行くときは大変
こんな時だけパートナーがいればなぁと都合の良い事を考える
けどもし2人で暮らしてたら犬も飼うだろうな…歯止めが効かなくなるのでやはりこの暮らしで留めておこう

猫達が我が家に再び入って来たのは両親の介護が始まってから
幸い、見守り介護的なものだったので身体より精神的に疲労困憊する事が多くストレスでお互いどうにかなると明らかだったので飼うことに
特に助かったのは父の時
事故の後遺症と後に認知症が始まりかけてた父は感情のコントロールが難しく、人とのコミュニケーションが上手くいかなかった
そこで一番活躍してくれたのが次男坊
狸のように丸々と太った彼はまん丸とした目で寄り添って癒してくれた
見つめる瞳に父の目尻は下がり 膝に乗せて撫でる毛並みは気持ち良く お互いが癒し効果となっていた
父が入院してからも 寝室に入って行く姿を見ると胸が痛んだ
小さな頭でも寂しいとか感じるんだ

この続きはまたいつか

今日もそばで横たわる天使を優しく撫でさせてもらう私は猫のしもべ

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