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桜満開の高校入学式 #020

月曜日は長女の高校の入学式でした。
受験についてはこちらにも少し書きましたが、私立受験後、本命の公立高校受験に向けて猛勉強の日々を乗り切った娘。
無事、第一志望の高校に合格することができました。

受験前、家族の中では落ち着いているように思っていたのですが、部屋で1人泣いてたことも多々あったよう。
そんな中で、最後の学年末テストでは過去最高の順位をとることができ、塾にも行かず、最後まで独学で頑張った娘を心からたたえたいと思います。

桜が満開。何とか雨も降らず写真撮影できました。
懐かしい校舎。昔のままです。

そう。
娘が入学した高校は、私の母校なのです。
自分が通った高校に、まさか我が子が通うことになるとは。
校舎も制服も昔から全く変わっておらず、セーラー服姿の娘と通学路を行き来するのは、感慨深いものがありました。

私が育った場所は、小中学校の9年間、ほぼメンバーが変わらない地域です(小学校のメンバーがそのまま中学校に入学)。
幼い頃、病弱で運動音痴、おとなしくて、何をするのも人より時間のかかる鈍臭〜い子供だった私は、今で言う"陰キャ"まっしぐら。そのレッテルに抗う術もなく、9年間を耐え忍んで過ごしたのでした。

中学までの暗黒期を振り払いたい。

新しい自分になりたい。なるんだ。
そんな思いで飛び込んだ高校生活。

そこで出会ったのは、
人に臆病だった私をそのまんま受け止めてくれて、一緒に笑い合える子達ばかりでした。
部活動に学校行事に受験勉強に、大変だったのは間違いないけれど、充実した青春を存分に味わった3年間。
自己と他者の違いを認め、応援し合える空気感が、最高に居心地がよかった。
人は、人との出会いで変わることができると実感できた高校生活でした。
人格形成の最終段階をこの高校で過ごせたことは、間違いなく私の財産となっています。

その場所に、今週から通い始めた長女。
電車に乗って通学すること、
スマホが高校生活で当たり前に活用されていること、
ピアスやカラーなど自由な校風、
委員や係決めがモメることなく立候補でサクサク決まること、
習い始めの校歌を全員が大きな声で歌うこと、、、
今までの中学校生活とはガラリと違っていて毎日
が新鮮な様子。

どんな出会いが待っているのか
どんな扉を開けていくのか

これから始まる娘の青春に、私まで楽しみになっています。

桜満開の校舎を見つめ、
"我が子もどうぞよろしくお願いします。"
と願いを込めた入学式となりました。

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