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東野圭吾『希望の糸』【お休みの日はまったり読書】

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わたしの大好きな作家さんの一人、東野圭吾さんの『希望の糸』

こちらはこれまた大好きな、刑事・加賀恭一郎の出てくるシリーズものです。(こちらだけでも楽しめる内容です)

加賀恭一郎という刑事が出てくる作品としては、「新参者」という作品がドラマ化されてご存知の方も多いかと思います。

主人公の加賀恭一郎を阿部寛さんが演じています。これがハマり役で、東野圭吾さんは阿部寛さんをモデルに書いたんじゃないかとおもうくらい、まんまなんですよね…!

こちらの「希望の糸」はその加賀恭一郎も出てくるのですが、主人公はその従兄弟・松宮修平です。

映画化された同シリーズ「麒麟の翼」では松宮修平を溝端淳平さんが演じられています。

加賀恭一郎という刑事の魅力は、その鋭い人間観察眼、たとえ相手が犯人でも敬意を持って接する姿勢、出てくる人物の一人一人の人生を見つめることで事件を解き明かすスタイルではないでしょうか。

起きた事実から「この人はどうしてこういうことをしたのかな」と加賀刑事がひとつひとつ謎を紐解いていくと、その人物の行動にこんな意味があったんだと、思わず胸が熱くなるシーンが多いのが、このシリーズの魅力だと思います。

そんな加賀刑事の魂を受け継いだ松宮修平、時折「恭さんならどうするだろう?」なんて考えながら事件を考える姿が愛おしいです。

「希望の糸」は「家族とは?親子とは?」といったテーマの作品で、色々考えさせられました。ネタバレになっちゃうんで、ここまで。


加賀恭一郎シリーズで、わたしの個人的なオススメは「悪意」という作品です。

読んだ後ぞくっとしたのを覚えています。「えっ?えっ?」と思ってもう一度読みました。

この作品で東野圭吾さんにどっぷりつかりました。

そんなに目立った作品ではないかもしれませんが、わたしのイチオシです。

加賀恭一郎シリーズ、まだ読んだことない方は「新参者」から入るのがオススメです! 心があたたかくなる作品です。


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