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愛着と言う名の力


きょうだい児は高学歴、ハイクラスの仕事をしている方が多い

親や周りから

『障害のある兄弟姉妹の為にあんたが頑張らなあかんよ!』

と無茶なプレッシャーをかけられる

もれなく私もその1人

高学歴、ハイクラスからは完全に落ちこぼれたが、プレッシャーは酷かった

弟の障害が発覚してからは

『あんたは勉強して〇〇大学(家から五分くらいの公立大学)に入って遺伝子の勉強をして障害者の役に立つ人間になりなさい』

繰り返し言われ続けた

勉強が出来ないと母が諦めてからは

『あんたは気持ちが優しい。そんな人間は福祉に向いている。福祉の仕事をしなさい』

未だに言われるこの言葉にイライラします

きょうだい児は中でも医療、福祉系に携わる人が多く、結局今デイサービスで機能訓練指導員として勤務している自分が、親の言う通りになっている所に毒気を感じずにはいられません

親が進路を決める

他の家庭でもよくあるが、きょうだい児の場合、そのプレッシャーが顕著であり、家のみならず親戚、学校、先生、隣近所、友達の親、会社の上司と迂闊にカミングアウトすら出来ない


『君がお母さんを支えなさい』


何でやねん。親父は何で支えへんねん

小学校から親の愚痴を聞いていた私は、同級生に相談される事はあったが、いつも馬鹿馬鹿しく感じていて、心を許せる人がいなかった

ただただそのくだらない悩みを抱えれる環境にいる友人が羨ましかった

自我を発動させるのは無理で、いつも我慢ばかりしていた

おかげで自己肯定感が低く、ノーを言えない日本人になり、他人からも軽く扱われ

我慢さえすれば、、、

が身に染みている

父も母もその現実から目を背けるばかり

だから自分でやるしかない

変えるしかない

負の力をプラスに持っていくしかない

今生きる原動力はそこだと

ただ1人では難しい

気持ちも続かない

自助グループに本当に助けられているのは、実は自分自身だと言う事を身に染みている毎日です

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