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塀の「ナカ」と「ソト」

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共同通信の記者がこれまでに書いた、非行少年の更生や受刑者の社会復帰に関するnoteを中心にまとめています。
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記事一覧

【密着】知られざる本音に迫る!刑務官の新人研修

こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 僕は2023年9月中旬から11月の約2カ月半、香川…

「少年事件は実名or匿名?」「実名報道が社会的制裁になってませんか?」、大学生が大…

11月上旬のある日、共同通信大阪社会部をたずねてくださったのは、 京都産業大学法学部で犯罪…

国を動かしたのは「報道の影響力」? 受刑者のマイナンバーカード、法務省が取得支援…

こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 2023年10月末、法務省が受刑者のマイナンバーカ…

「教育理念は残したい」来春廃止の少年院で教官に聞きました-松山学園座談会【後編】

非行少年の中には、過去の経験から大人に対する不信感を強く持つ人も多くいます。一番身近な存…

「暗くて怖い?」密着して見えてきた少年院の温かさ-松山学園座談会(前編)

少年の更生を目的として全国に設置されている少年院は、近年廃止が相次いでいます。法務省によ…

「アツい夏を過ごそう」法廷で繰り広げる高校生の闘いを審査する

こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 皆さんは今年の夏、どんな思い出ができましたか? 僕は…

「ずっと一人で生きてきた」元受刑者が学生たちと交流する理由

こんにちは、高松支局の広川隆秀です。 僕は今年1月に、香川大学の学生団体が手がける刑務所出所者との交流事業について取材し、以下のような記事を書きました。 この団体の名称は「さぬき再犯防止プロジェクト」。英語名の Prevent Re-Offense Sanuki の頭文字を取って、PROS(プロス)と呼ばれています。再犯防止を目的に刑務所を出所した人たちの居場所づくりを支援するという、学生の取り組みとしては全国的にもかなり珍しい団体です。 皆さんは「再犯防止」や「加害者

大学受験を巡る親子の愛憎が生んだ事件 教育虐待はなぜ起こるのか 「母という呪縛 …

2018年3月、琵琶湖の南側に位置する野洲川の河川敷で、手足や頭のない、体幹部だけの遺体…